こんにちは!
なろう系小説大好きサラリーマンのヘーボンです!
皆さんは「バリバリ働いて、出世したい派」ですか?
それとも「責任の小さい、平社員でいたい派」ですか?
僕は断然「無責任派」です!!笑
正直会社で忙しく働いて出世するより、空いた時間でこうして好きな作品の紹介記事でも書いていた方が性に合っています。
しかし組織に属している以上、本心の望む望まないに関わらず、上に立たなければならないこともありますよね。
本日お勧めするなろう系小説はそんな望まない出世をしてしまった主人公のお話です。
↓その作品がこれ↓
「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」(森田季節)
「どっかで聞いたようなタイトルだな」と思った人。
良いカンしてます。
この小説は先日紹介した「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」の、ベルゼブブを主役にしたスピンオフ作品なんです。
ベルゼブブがアズサと出会う以前のお話で、突然出世することになったベルゼブブが苦労しながらも成長していく物語。
「スライム倒して300年」を読んで面白かった人は、こちらも是非読んでみてください。
序盤のネタバレありで解説していきますので、全くネタバレしたくないよという方は、ここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」あらすじ(序盤ネタバレあり)

農業政策機構で働くベルゼブブは、名前こそ偉大な魔族と同じですが、「ダラダラと目立たず静かに働く」を信条に働くヒラの役人。
勤続年数も勤務態度も申し分ないにも拘らず昇進を断り続け、1500年ものあいだ地味~に生きてきました。

魔王が代替わりすると聞いたときも「自分のような下っ端には関係ない」とさして気にしていなかったベルゼブブ。

しかし魔王即位式でまさかの事態に陥ります!

新魔王ぺコラの挨拶が終わり、新しい人事が発表される中で農相として名前が挙がったのがベルゼブブだったのです!
まさかの大抜擢に驚いたベルゼブブは「自分には相応しくない」と断ろうとします。
しかしぺコラはそんなベルゼブブの反応を予期していたのか、理路整然と抜擢理由を説明してきました。

それでも断る口実を探すベルゼブブ。
「私は平民です。大臣となる資格がありません」
「では今貴族に任命します」

あっさりと返してきたぺコラの答えに、もはや断れないと悟ったベルゼブブはしぶしぶ農相の任を引き受けます。
一気に大臣までジャンプ昇進することになったベルゼブブですが、今までひたすら目立たないことを信条にしてきたためにそのファッションは全体的に地味でした。

しかしこれからは大臣の一人として、人の上に立たなければならない身です。
しかも部下となるのは由緒正しき上位貴族の出身者たち・・・平民出身のベルゼブブが冴えない姿を見せれば間違いなく舐められてしまうでしょう。
ベルゼブブはこれを機会に大きくイメージチェンジを図ることにしました。
これまでは絶対に着なかった派手な服装を揃え、口調や態度はあえて尊大に!!
あっという間に由緒正しき上位貴族のベルゼブブの誕生です!

突然生き方を変えることになったベルゼブブの奮闘記!
「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」主な登場人物
ベルゼブブ

突然大臣に抜擢された元ヒラ役人。
「ダラダラと目立たず静かに働く」を信条としていましたが、大臣としてそれではまずいと考えなおし、いきなり尊大キャラへとイメージチェンジをしました。
この時はまだ戦闘能力も低く、部下のファートラやヴァーニアの方が強い有様。
頼れる上司になるべく日々奮闘中です!
「スライム倒して300年」の後に読むと、「キャラ作ってたのか…」と衝撃を受けます。
プロヴァト・ぺコラ・アリエーズ(魔王)

前魔王の娘で、魔王に就任早々にベルゼブブを農相に抜擢します。
自由気ままな様に見えて、その裏に深い考えがありそうで、やっぱり自由気ままな人。
自分より強い人を「お姉さま」と呼びたい願望があり、ベルゼブブの成長を促すのもそのためかもしれません。
ファートラ

ベルゼブブの秘書官を務めるリヴァイアサン。
突然大臣になったベルゼブブを当初は警戒していましたが、その仕事ぶりを見ている内に信頼を置くようになります。
クールなしっかり者で、言いづらいこともズバッという性格。
一見冷たい印象を受けますが、手のかかるヴァーニアと一緒に居たせいか、非常にサポート上手な女性です。
ヴァーニア

秘書官補佐を務めるリヴァイアサン。
ファートラの妹ですが、性格は正反対で元気一杯なおっちょこちょい。
割と深刻なレベルのミスを連発し、その度にベルゼブブに助けられています。
実は料理師学校を出ており、料理の腕前はプロ顔負け。
「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」感想
ベルゼブブは「スライム倒して300年」においてもやや苦労人感が出ていましたが、今作ではそれがさらに掘り下げられています。
ベルゼブブといえば「尊大な態度と見た目だけど実はいい人」という印象だったので、そもそもその態度と見た目がキャラ作りだったと知った時はビックリしました。
しかし考えてみればその理由には納得できます。
謙虚な人間が常に好まれるとは限りません。
人の上に立つ人間は、自身に溢れた姿をみせておかないと、部下の信頼を得られないのです。
仕事の内容も、監査に出かけた先で接待を受け買収されそうになったり、ファンタジー世界なのに妙に現実的で笑ってしまいます。
似たような仕事をしている方は共感できる部分も多いのではないでしょうか。

・「スライム倒して300年」のスピンオフ作品
・ベルゼブブを始めとした魔族キャラが深堀されている
・仕事内容がリアルで面白い
「スライム倒して300年」を知らない人がいきなりこっちを読んでも面白いですよ。
※本を読むなら、スマホ一つで読めてかさばらない電子書籍がお勧めです。
下記のリンクから電子書籍サイトに飛べます。
↓「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」を小説で読むならこちら↓
↓「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました…」を漫画で読むならこちら↓
↓森田季節先生の他作品はこちら↓
コメント