こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
みなさんキグナス氷河を知っていますか?
聖闘士星矢に登場するメインキャラクターの一人で、そのクールな性格とカッコいい外見が人気です!
最下級の青銅聖闘士でありながら、序盤から上位の白銀聖闘士を一蹴できる実力を持っており、対戦相手を派手に瞬殺してみせるシーンも多数あります。
氷河は強くてクールでカッコいい!
多くのファンがそういう印象を持っているのです!
中には「メインキャラ5人(星矢、紫龍、瞬、氷河、一輝)の中で氷河が最強だ」というファンも居るほどです。
…しかし、僕はその話を聞くたびずっと思っていました。
「いやいや、氷河ってバトルの勝率めっちゃ低いじゃん!!」
聖闘士星矢は一つ一つの戦いを見ていくと、主人公側が負けてしまうこともあるのですが、氷河はその頻度が断トツで高いのです!
ここまで聞いても「え?そんなに何度も負けてたっけ?」という人も多いと思います。
そこで今回は氷河の負け戦を一つ一つ紹介していきたいと思います。
「氷河の悪口は聞きたくない!」という氷河ファンの方は、ここで引き返してください。
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キグナス氷河とは
白鳥座の青銅聖闘士で、氷の闘気の使い手です。
黄金聖闘士のカミュを師匠に持ち、常にクールで居ることを教えられました。
母親を海難事故で亡くしており、死んだ母親(マーマ)が忘れられずに毎日のように海に潜ってマーマの死体に会いに行くというクレイジーなマザコンです。
まあ幼くして母親を亡くしているので多少マザコンなのは仕方ないのかもしれませんが、聖闘士星矢のメインキャラは全員孤児なので、氷河一人が特別可哀そうというわけではありません。
そのマザコンぶりと変な被り物から一部のファンからは「おまる」と呼ばれることもありました。
そんな氷河ですが、実は最初は敵として登場します。
銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)という大会に参加する星矢達を、聖闘士の力を私闘に利用したとして処罰するように聖域(サンクチュアリ)から指示を受けたのです。
氷河はその指示の通りに星矢達の前に現れ、「お前達を殺しに来た」と言い放った後、なぜか銀河戦争に参戦します。
その方が一人ずつ始末できるからと理由を述べていますが、銀河戦争に参加した罪で星矢達を抹殺するのに、自分も銀河戦争に参加するのは全く意味が分かりません。
ともあれそのまま氷河vs星矢達の闘いになるのかと思いきや、すぐにフェニックス一輝率いる暗黒聖闘士が乱入してきます。
一輝はクールな態度とは裏腹に胸の内は憎悪に燃えている男で、過去の出来事から星矢達を恨み、全員を皆殺しにしようとします。
…どこかで聞いた展開ですね…。
そう、ハッキリ言って一輝は氷河の上位互換です。
あっという間に星矢達 VS 暗黒聖闘士の図式が出来上がってしまい、一輝にお株を奪われた氷河は成り行き上星矢達の味方をすることになります。
そうこうしている内に聖域から星矢達の仲間になったと見做され、抹殺対象に加えられてしまうという、いつの間にか仲間になってた男。それが氷河です。
氷河が負けた相手(こんなに居る!!)
VS フェニックス一輝
暗黒聖闘士との闘いでは、氷河がいち早く一輝のところに辿り着き戦いを始めます。
意気揚々と戦い始める氷河ですが、一輝の必殺技 鳳凰幻魔拳を受けて『母親の死体が腐っていく幻覚』を見せられます。
しかし氷河は精神を破壊されるどころか「よくもマーマを!!」「この氷河の大切なものを傷付けた」と、ますます燃え上がります!
このまま怒りでパワーアップ…するかと思いきや、一輝から「母親を失ったのはお前だけじゃない」ともっともな事を言われ、胸を拳で貫かれ敗北します。
VS ペルセウスのアルゴル
ペルセウス座のアルゴルとの闘いで、アルゴルは見たものを石にするメデューサの盾を使用し、まずは瞬を石化してしまいます。
メデューサの盾は初見殺しのアイテムなので、瞬が負けたのは仕方ないかもしれません。
ですが氷河は、盾の能力に気が付いた紫龍が「あの盾を見るな!」と忠告したにも拘わらず全く生かせず石になってしまいました。
ちなみに瞬は石になる前に敵を一人倒していますが、氷河は何もしていません。
この後紫龍がアルゴルを倒したため、氷河も石化から戻ることが出来ました。
VS タウラスのアルデバラン
教皇を倒すため、黄金聖闘士の守る十二宮を抜けることになった氷河たち。
二つ目の宮 金牛宮で、氷河にとっては初めての黄金聖闘士との闘いが行われます。
一撃で吹っ飛ばされて気絶しました。瞬殺です。
VS ジェミニの幻影
三つ目の宮 双児宮では氷河と瞬の二人がかりでジェミニの黄金聖闘士と戦います。
が、ここでの氷河は足を引っ張る事しかしていません。
実はここで登場するジェミニは幻影であり、攻撃してもすべて跳ね返してしまいます。
瞬はそのことに気付いて氷河に忠告するのですが、「何言ってるんだ!敵は目の前に居るじゃないか!」とまるで耳を貸しません。
それどころか、一度技を跳ね返されたにも拘わらず、次はもっと強力な技を繰り出すという愚行に走り、案の定跳ね返されます。
瞬はその巻き添えを食ったばかりか、その後自らの技で気絶した氷河を守りながら戦う事を強いられてしまいます。
とはいえ黄金聖闘士は氷河というお荷物を抱えたまま勝てる相手ではありません。
氷河はあえなく異次元に飛ばされてしまうのでした。
ちなみにお荷物が居なくなった瞬は、ジェミニの幻影を打ち破る事に成功します。
VS アクエリアスのカミュ(1戦目)
瞬がジェミニの幻影を打ち破ったおかげで異次元から脱出できた氷河は、7つめの宮天秤宮まで移動していました。
氷河の師であるアクエリアスのカミュが、氷河に忠告をするために天秤宮までワープさせたのです。
「氷河の実力では黄金聖闘士に勝てないから、すぐに引き返すように」と的を得た忠告をするカミュですが、氷河はそれを固辞します。
さりとて「師匠であるカミュとも戦えない」と言い出す氷河。
しかしカミュが「お前の甘さを断ち切るため、母親をもっと海深くに沈めてやった」というと「よくもマーマを!!」といつものマザコンを発揮した挙句、あっさり前言撤回して攻撃を仕掛けます。
そして徹底的に実力の違いを思い知らされた後、全身氷付けにされてしまいました。完全敗北です。
この後は仲間が助けに来てくれるまでずっと眠っているため、氷河の活躍はありません。
というより十二宮編ではここまで全く活躍していません。
ちなみにカミュとは後に再戦し、作中でも屈指の名勝負を繰り広げますが、結果は相打ちとなり勝利には至りませんでした。
VS スコーピオンのミロ
氷漬けから救助された氷河がようやくまともに戦った相手がスコーピオンのミロです。
ようやく氷河の活躍が始まるのかと思いきやあえなく敗北。
「いやいや!ミロには勝っただろ!?」という人も居るかもしれませんが、勝ってません。
ミロが氷河の心意気を認め、宮を通してくれただけです。
確かにミロは「黄金聖衣を纏っていなかったら敗北していたのは俺の方だった」と認めていますが、逆に言えば氷河は黄金聖衣を打ち破る事が出来ていないので、ミロはピンピンしています。
流石にこれは氷河の勝利とは言えないでしょう。
…ちなみにアルゴルとの闘いから数えて、この戦いで氷河は5連敗です!
VS リュムナデスのカーサ
場面変わってポセイドン編です。
アテナを救うために、海将軍が守る7本の柱を破壊することになった氷河たち。
星矢・紫龍・瞬が苦戦しながらも柱を壊していく中、氷河だけが柱に辿り着くことすら出来ていませんでした。
ようやく柱に辿りついたと思ったら、その柱を守るリュムナデスのカーサの術中にまんまとハマり敗北!カーサは駆けつけてきた一輝が倒します。
その後、一輝は倒れている氷河を一瞥もせずに次の戦いに行ってしまいます。
その理由は、氷河の負けっぷりがあまりにも情けなかったので、優しい一輝はその姿を見ないように立ち去ってくれたのでした。
ちなみにこの後氷河は「次の戦いこそクールに徹する」と誓いますが、次の対戦相手が知り合いだったため動揺しまくります。三歩歩けば誓いを忘れる氷河です。
VS アリエスのシオン
再び場面が変わって冥王ハーデス編。
はっきりいってハーデス編の氷河は空気です。
今まで死んだキャラがハーデスの手下として蘇り攻めてくるのを、黄金聖闘士が迎え撃つという激熱展開となります。
前半は黄金聖闘士の活躍が多いため、メインキャラの出番が少なくなってしまったのは仕方ないのですが、星矢・紫龍・瞬にはそれなりの見せ場があったにも拘わらず、氷河だけ特になし。
途中から戦いに合流し、シオンを敵だと勘違いして挑みかかったあと「うろたえるな小僧ども!!」という言葉と共に吹っ飛ばされます。
VS バレンタイン、シルフィード、ゴードン、クィーン
ハーデス城に乗り込んだは良いものの、ラダマンティスの配下である4人の一斉攻撃で瞬殺されます。
VS リュカオンのフレギアス
冥界を進む中、リュカオンのフレギアスに紫龍と二人がかりで挑みますが、一撃で敗北します。
中々の強さのフレギアスですが、その後カノンによって逆に瞬殺されます。
…氷河は完全にかませ犬です。
VS タナトス
仲間たちと共に死の神タナトスと戦いますが、圧倒的な神の力の前に手も足も出ませんでした。
氷河が勝った相手(あれ?これだけ?)
今まで氷河が負けた相手を紹介してきましたが、これで終わってしまうと「たまたま情けないシーンだけを切り取って紹介しているんじゃ?」と思われてしまうので、逆に氷河が勝利した相手を探してみました。
ただし引き分けや、他の仲間と協力して倒した相手は除外してます。
・海ヘビ座の市
・ブラックフェニックス
・ブラックスワン(2回戦っているが、1度は決着が付かず)
・ケンタウルスのバベル
・クラーケンのアイザック
・フログのゼーロス
・トロルのイワン
以上7名に勝利しています。
このラインナップを見たら、星矢ファンなら気付いて頂けると思います。
そう!アイザック以外、全員モブor雑魚キャラなんです!
「ミーノスにも勝ったじゃないか」という人も居るかもしれませんが、ミーノスは氷河が倒したというより『神の道』に踏み込んだせいで消滅したため、事故のようなものだったと考えています。
冒頭で言った通り、氷河には「強くてクールでカッコいい」というイメージがあるのですが、そのイメージは雑魚を瞬殺することで出来上がったイメージだったのです!
氷河が強いんじゃなかった!相手が弱かったんだ!!
最後に
というわけで、氷河の戦績は7勝11敗1引き分けでした。(番外編やアニメオリジナル、続編は除く)
メインキャラの戦績としては負けすぎですね。
氷河の強いイメージは、ただの張りぼてだったことがお判りいただけたと思います。
まとめると
・マーマ大好き
・いつの間にか仲間になってた
・「クールに徹する」が口癖だが出来てない
・他人の忠告は基本的に聞かない
・前半あんまり活躍しない
・最終章であるハーデス編は空気
・雑魚は瞬殺
ここまで散々こけ下しましたが、僕は氷河のこと好きですよ。
ネタキャラとしては…ね。
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