こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
ダイの大冒険には、脇役だと思っていたキャラが思わぬ名言を言ったり、意外な活躍を見せる展開が数多くあります。
そういう良い意味で意外性を発揮したキャラは例外なく、名脇役としてファンから愛される存在となりました。
しかし中には逆に、最初は「この人重要キャラっぽいな…」と思わせておきながら、蓋を開ければ全然活躍しなかった…というキャラも存在するのです。
今回はそんないまいち存在感を示せなかった不憫なキャラを、ランキング形式で紹介していきます。
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ。
重要キャラと思いきや活躍しなかったキャラクターベスト5【ダイの大冒険】
5位 カナル
テラン国王の近衛兵。
レオナがバランに対抗するためにテラン国王を頼った際、国王から名指しで「協力してあげなさい」と指示を受けた兵士です。
名前付きのキャラであるうえ、どことなくドラクエ4のクリフトを髣髴とさせる凛々しい顔つき。
当時はバランに対抗する戦力が全く足りていない状況だったので、力を貸してくれるというカナルが頼もしく見えたものです。
「一緒に戦ってくれるのか?」と考えた読者も少なくないのではないでしょうか。
しかし蓋を開ければ、ダイを匿う為に地下牢を貸してくれただけ…兵士としての活躍を見せる事はありませんでした。
「ダイを匿いたい」というレオナの要求には応えているので、充分義理は果たしていると言えるのですが、バランへの対抗策を期待していた読者からすれば拍子抜けです。
その後もテラン王と共に何度か登場しますが、最後までモブキャラの域を超える事はありませんでした。
4位 モルグ
不死騎団長だった頃のヒュンケルに使えていた、執事のような存在。
ヒュンケルからの指示で、捕虜となったマァムを牢に運んだり、クロコダインの治療をしたりしました。
くさった死体系統の魔物のようですが、スーツに蝶ネクタイでお洒落をしており、態度もどこか紳士的と、かなりキャラが立っています。
そんな個性的であるにも拘わらず、ダイとヒュンケルの戦いには関わることなく、最後は地底魔城とともに溶岩に沈んでいきました。
個人的にはヒュンケルの過去はモルグの口から語らせるなど、もっと役割があってもよかったのでは…と思います。
3位 ナバラ
孫のメルルと共に旅をしていた占い師。
ダイたちがベンガーナのデパートで買い物していた時に出会い、他の客への対抗心からドラゴンキラーを購入しようとしていたレオナに忠告をしました。
意味深な忠告と共に現れる老婆…しかも占い師とくれば、ただ者ではない予感がひしひしと感じ取れます。
見た目も本家ドラクエに登場する「占いババ」に酷似していますし、ドラクエファンは尚更ナバラに特別感を感じた事でしょう。
しかし実際ナバラがやった事と言えば、竜騎衆が襲来してきた時にその姿を水晶玉に映したくらいです。
一応ダイに竜の騎士について教えるという役割もあるのですが、ナバラ自身も詳細な情報は知らず、具体的な説明はバランの口から語られました。
魔王軍との戦いでは「占い師に出来る事はない」とか「竜の騎士に滅ぼされるなら仕方ない」というばかり。
悪い意味で達観しており、二言目には諦めの言葉が出てきてしまいます。
占い師としての活躍も殆どなく、むしろメルルの才能に驚かされてばかりいる印象です。
後に再登場した際には完全にメルルの裏方になっており、最後までメルルの引き立て役という印象を破る事はありませんでした。
2位 フローラ
カール王国の女王。
黒の核晶により死の大地が消滅する直前にレオナたちに合流し、危機を知らせました。
その後最終作戦を立案、自らも人間軍の総指揮官として戦場に赴きます。
「充分活躍してるじゃん…」という声が聞こえて来そうですが、期待外れだったのは戦闘面での活躍です。
というのもフローラには元々、強キャラフラグがいくつも立っていたのです。
以前よりレオナよりも勇猛果敢な女性として名前が挙がっており、ポップなどは「そりゃダイよりも強いんじゃねえの?」と驚いていました。
まあそれはポップの冗談ですが、レオナはフレイザードやバランといった恐ろしい敵が相手でも怯まない少女ですし、ベホマやザオラルなど戦闘面で非常に重宝する呪文を習得しています。
「そんなレオナの上位互換のような女性がいる」と聞けば、その強さに期待するなという方が無理でしょう。
他にもアバンのかつての主君であり、最強のカール騎士団を自ら率いているなど、強そうな要素がてんこ盛り。
さらに最終作戦前には、破邪の洞窟にフローラ・レオナ・マァム・メルルの四人で挑戦しました。
しかもメルルとマァムが同行を申し出なければ、フローラはレオナと二人で行くつもりだったようです。
目的地の地下25階は、かつて勇者アバンですら到達できなかった階層…そこに女性二人で到達するつもりだったという事は、フローラ自身がかなり戦えると考えるのが妥当でしょう。
しかし蓋を開けてみると…フローラの戦闘での活躍はまったくと言っていいほどありませんでした。
戦闘シーンと言えば、スライムを鞭で追い払った程度。洞窟深部の強い魔物の相手は完全にマァムに任せてしまっていたのです。
マァムを信頼していた…と言えば聞こえはいいですが、その時のマァムは息を切らせ、かなり疲労している様子が見て取れます。
呪文の契約で忙しいレオナや、非戦闘員であるメルルはともかく、フローラは一緒に戦ってもいいのではないでしょうか。
それがマァムの心配をしているメルルとは裏腹に、レオナの契約を見守っているだけで、魔物には完全に背を向けいました。
一応アニメでは後方から呪文を放つシーンが追加されましたが、それでも期待に応える活躍をしたとは言い難いでしょう。
その後の最終作戦でも、特筆すべき活躍は無し…
もちろん、女王であるフローラが戦闘で活躍する必要は無いのですが、下手に戦えそうな雰囲気を出してしまったために、期待外れな印象が残ってしまったといえます。
1位 竜水晶
竜水晶…といって「ああ、あいつね」とすぐに思い出せる人は、かなりコアなファンといえるでしょう。
ダイは「自分が竜の騎士なのか」を確かめるため、テラン王国にある竜の神殿を訪ねました。
その神殿に祭られていた喋る水晶が竜水晶です。
それまでずっと謎だった”紋章の力”の秘密がついに明かされるとあって、読者の期待は否応なく高まっていました。
ところが、いざ竜水晶が何か語りだそうとした直後、竜の神殿にバランが乱入。
「竜水晶に代わって私が教えてやる」と、竜の騎士についての説明を始めてしまったのです。
竜水晶は竜水晶で、竜の騎士が二人居る事を知らなかったらしく、バランの登場に激しく狼狽。
さらにバランが力を解放すると、そのエネルギーに耐え切れず、あっさりバラバラになってしまいました。
おそらく竜の神に連なる存在と思われますが、具体的な事は全て不明…
同じく神に関係するマザードラゴンは、瀕死のダイを蘇生させるという役目がありましたが、竜水晶は何もしていません。
謎多き存在として登場したにも拘わらず、自らの存在意義すら明かさないまま退場…
そのあまりに酷い扱いから、本ランキングのNo.1とさせて頂きました。
活躍の機会に恵まれなかったキャラクター達
以上、重要キャラと思いきや活躍しなかったキャラクターベスト5いかがでしょうか。
今回は登場時の期待度と実際の活躍の落差で選出しているため、最初から最後まで地味だった…というキャラは除いています。
かつてアバンの仲間だったレイラやロカも入れようかと考えましたが、彼らは外伝の「勇者アバンと獄炎の魔王」で活躍しているため、今回は対象外とさせて頂きました。
みなさんは他に「もっと活躍すると思ってた」というキャラクターはいますか?
もし居たら、コメント欄やTwitterで教えて頂けると嬉しいです。
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コメント
敵方になるがマキシマム…
明晰な頭脳とオリハルコン軍団を手足のように使い相手を追い詰めていくというチェスを体現したキャラなのに、ヒュンケル無双とラーハルトの乱入で引き立て役に終わるという体たらく…
少年漫画の展開としてああいう役回りになるのは仕方ないがもっと活躍できたいたんじゃ…
劇場版ですが妖魔将軍メネロ。ハドラーの影武者の豪魔軍師ガルヴァスの片腕でありザボエラの影でありながら妖艶な美女。マァムを倒したりガルヴァスに「女は怖い」と言われるなど存在感を示しますが、あっけない最期でした。