こんにちは!
ライトノベル大好きサラリーマンのヘーボンです!
皆さんはマンガやライトノベルに登場するキャラクターの中で、どんなキャラが好きですか?
やはり強くてカッコいい主人公でしょうか。
僕はどちらかというと、主人公よりも脇役に感情移入しちゃうタイプです。
『ドラゴンボール』の「ピッコロ」や「クリリン」。
『ワンピース』でいう「ウソップ」や「チョッパー」。
主人公ほど強いわけじゃないけど、自分なりの持ち味を生かして、しっかり主人公を支えているようなキャラが大好きです!
そんな訳で今回おすすめするライトノベルは、自分が脇役である事に命を懸けた奴のお話です。
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「友人キャラは大変ですか?」
この作品の主人公は、自分の生きる世界に対してメタ的な考え方をしており、自分が引き立て役になることで物語を盛り上げようと画策します。
ちょっと他では見られない、独特なノリが面白い作品です!
序盤ネタバレを含んで内容を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。
「友人キャラは大変ですか?」あらすじ(序盤ネタバレ)
小林一郎は「主人公」を引き立てる「友人キャラ」であることを生き甲斐とする男でした。
クラスにサッカーを流行らせ、内気なサッカー少年石田くんをヒーローにしたり
不良の渡辺くんを、学園のボスにした上で更生させたり
生徒会長の関口くんに勉強を教え、学園トップにしたり
自分以外の誰かをプロデュースすることを生き甲斐に、今まで生きてきました。
そんなある日、一郎は出会ってしまうのです。
圧倒的主人公気質を持つ火乃森龍牙に!
特徴的な名前もさることながら、圧倒的なスター性を持ち、いつも美少女に囲まれていて、たまに身体からオーラが出ている。
極めつけは人知れず「奈落の使徒」と呼ばれる化け物と闘っているらしい。
「間違いねえ!リューガこそ俺がずっと求めていた真の主人公だ!」
そう確信した一郎は、リューガの親友となり、彼の秘密に気付いていない振りをしながら活躍を見守ることにしました。
アホな間抜けキャラを演じながら、リューガの引き立て役を演じることに喜びを感じていた一郎ですが、ある日リューガと奈落の使徒との闘いを覗いていたところを当のリューガに見つかってしまいます。
もはや知らない振りを続けることができなくなった一郎は、リューガから彼の秘密を公式に教えられてしまい、それどころかリューガから彼の戦いに助力することを頼まれてしまいました。
(待ってくれ…俺はあくまで友人キャラでいたいんだ。ストーリーの本筋にガチで関わるつもりはないんだ!)
そんな一郎の思いとは裏腹に、リューガからは更なる秘密を明かされて、リューガの周りのヒロインズともフラグが立ち、何故か奈落の使徒とも繋がりが出来てしまいます。
果たして一郎がただの友人キャラに戻れる日は来るのか?
「友人キャラは大変ですか?」主な登場人物
小林一郎
他人の引き立て役になることを、何よりの喜びとする自称「助演のプロ」。
リューガのことを「真の主人公」と見立てて、彼をどう活躍させるか画策します。
自身はマンガにおける「メインストーリーに関わらない、日常パートのみに登場するキャラ」である事を望んでいて、自分自身が重要な役割を担うことはダブーと考えているようです。。
クールなリューガの友人として「スケベな悪友キャラ」で接すると決めており、リューガにエロ話を振ったり、ヒロインズと一緒に居る姿に嫉妬したりしてみせます。
しかし有人キャラを演じるのは基本的にリューガの前だけ。
第三者視点だと、リューガが来た途端に急に態度が変わるので、完全に危ない人です。
他人に一目置かれることを良しとせず、ぞんざいに扱われると喜ぶ変態です。
火乃森龍牙
「龍神の継承者」であり、奈落の使徒との闘いを宿命付けられた人物。
一郎曰く「圧倒的主人公気質の持ち主」。
自分の使命の為か当初は親しい友人を作ろうとしませんでしたが、一郎にしつこく付きまとわれる内に心を許し、いつしか親友になります。
宿命をやや重荷に感じている様子もあり、普段ふざけた態度ばかりの一郎が、実はかなりの身体能力を持っていることを見抜いていて、一緒に戦ってくれることを密かに期待していました。
戦闘においては、近接・中距離戦闘をこなし回復も出来る万能型。
雪宮汐里
リューガと共に奈落の使徒と闘う、「宿命の巫女」と呼ばれるサポート役の少女。
良家のお嬢様で、一郎曰くリューガのヒロインズの一人。
料理が好きで、隙あらば手料理を振る舞おうとしますが、その味は幹部クラスの使徒が卒倒するほど…いわゆるメシマズキャラです。
闘いにおける自分のポジションについて悩んでいましたが、一郎に相談することで前向きに考えられるようになり、一郎を自分の「専属アドバイザー」として扱うようになります。
貧乳であることを気にしており、敵の中でも巨乳である呪理に強い敵愾心を持っているようです。
蒼ヶ崎怜
リューガと共に奈落の使徒と闘う、「斬舞の剣士」と呼ばれる剣道少女。
クールビューティーなお姉さまで、一郎曰くリューガのヒロインズの一人。
闘いにおいては前衛を担い、単純な戦闘能力ならリューガに次ぐ2番手の実力者です。
実はファッションに強い興味を持っていますが、自分のキャラに合わないと周囲には秘密にしていました。
しかし一郎と思いがけず意気投合したことで、彼を「専属コーディネーター」に指名します。
使徒である魅怨とは度々交戦する機会があり、お互いにライバル意識を持っているようです。
エルミーラ=マッカートニー
リューガと共に奈落の使徒と闘う、「常闇の血族」と呼ばれる赤髪の少女。
授業中はいつも寝ているマイペースな性格で、一郎曰くリューガのヒロインズの一人。
闘いにおいては自分の血液を炎に変換して相手にぶつけるサブアタッカーを担います。
実は吸血鬼ですが、本人は隠すつもりはさらさらない様子。
他の人間を襲わないことを条件に、リューガから血を貰っていました。
しかし緊急避難的に一郎の血を吸ったところ、彼の血の味を気に入ってしまい、彼を「専属ドナー」として、定期的に血を吸わせることを要求します。
BL好きでもあり、リューガと一郎が仲良くしている姿を見て妄想を膨らませているようです。
魅怨
シラサギ型の奈落の使徒で、「奈落の三姫」と呼ばれる幹部の一人。
その実力は怜とほぼ互角で、彼女に対してはライバル意識を持っています。
人間形態はサイドテールの可愛らしい姿で、家事全般が得意なツンデレ少女。
呪理
「奈落の三姫」の一人。キングコブラ型の使徒。
人間形態は金髪のお色気お姉さんで、自称「エロ担当」だそうです。
おちゃらけた態度を見せますが、実は人一倍使命感が強い女性でもあります。
忌綺
「奈落の三姫」の一人。エゾオオカミ型の使徒。
人間形態は、幼いおかっぱの少女で、態度も子どもそのものです。
特撮ヒーローに出てくる怪獣が大好きで、ソフビ人形を集めるのが趣味という可愛らし女の子。
「友人キャラは大変ですか?」感想
一郎のストーリープランナーとしての拘りが凄まじいです。
普通の物語なら、苦労して敵を倒してハッピーエンドの流れでいいはずです。
しかし一郎はリューガ達が強すぎて盛り上がりに欠けるとみると、こっそり敵のアシストしたり、自分が敵に操られているフリをして、話を盛り上げようとします。
正直「何がおまえをそこまでさせるんだ…」とツッコミを入れたくなる作品です。
一郎以外のキャラクターも個性的な人ばかりで、キャラクター同士の掛け合いが面白い。
最初から最後まで大いに笑わせてもらった作品です。
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