【序盤ネタバレレビュー】「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」あらすじ&感想

記事内で説明している作品ライトノベル(なろう以外)
出典:わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 小説1巻
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こんにちは!
ライトノベル大好きサラリーマンのヘーボンです!

みなさん妄想してますか?

いえ、恥ずかしがることはありません!
人間たるものある程度の妄想はして当然!

キャワイイ女の子やスマートなイケメンとイチャコラしたいと考えることは、ごく自然なことなのです。

とはいえ多くの人は、自分の妄想の中身を他人に教えたりはしないですよね。
赤裸々な妄想は胸の内に隠し、理性という名の仮面をかぶって他人と接するものです。

しかし、もしも他人の妄想を見ることが出来て、しかもコミュニケーションが取れるとしたらどうでしょう?

その人の好みや、隠している秘密まであっさり分かってしまうかもしれません。

今回紹介するラノベは、そんな妄想が見えてしまうお話です。

↓そのラノベがこちら↓

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「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」(やのゆい)

男子の妄想が生み出した「妄想少女」を見ることが出来るようになった主人公が、自分の恋を叶えようとして七転八倒するラブコメディーです!

その気になれば簡単に他人の弱みを握れる能力ですが、主人公はアホの子なのでそんな事考えもしません。笑

ハイテンションな主人公と男子たちの妄想少女が織り成す非日常系中学コメディーです!!

序盤のみネタバレありで内容を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。

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「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」あらすじ(序盤ネタバレ)

ある日、峰倉あすみは登校途中に怪しげな虚無僧に声を掛けられます。

「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」あらすじ(序盤ネタバレ)
出典:わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 小説1巻

あすみに悪霊が取り憑いていると言い出す虚無僧。

最初は相手にしないあすみですが、このままでは想い人である高柳君にまで禍が降りかかると聞いては黙っていられません。

そして悪霊を払うために虚無僧が渡してきたものは、なんとコンタクトレンズでした。

「コンタクト?もっと霊験あらたかな壺とかお札とか売ってくださいよ!」

「拙僧、無用のものは渡さぬ」

そう言って去っていく虚無僧。

あすみは一先ず登校した後、そのコンタクトを付けてみる事にします。
すると…

「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」あらすじ(序盤ネタバレ)
出典:わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 小説1巻

「うおぉぉぉぉぉ!! なんじゃこりゃーー!?」

教室内に水着や下着姿、あられもない姿をした美少女たちが現れました!

驚くあすみにリサと名乗る美少女が話しかけます。

「驚かせてごめんなさい。私たちは男子の妄想から生まれた《妄想少女》なの」

リサが言うには、彼女たちは男子の妄想が具現化した存在で、あすみはコンタクトを付けた事によって彼女たちの姿が見えるようになったらしいのです。

驚きつつも一先ず妄想少女たちの存在を受け入れるあすみ。

しかしあすみの想い人である高柳君の傍には妄想少女が居ないことに気が付きます。

リサの説明によると、現実に理想の女の子が居る場合、妄想少女が生まれない場合もあるのだとか。

「ちょっとまって…!それってつまり、高柳君にはもう彼女が居るってこと…!?」

いきなり突き付けられた事実に絶望するあすみ。
そんな彼女にリサが優しく語り掛けます。

「落ち着いてあすみ。私はあなたの味方よ。助けてあげる」

「一緒に死んでくれるの?」

「違うわ。高柳君の彼女が誰か見つけるのよ」

「どういうこと?今、彼女を見たら殺してしまうわ」

「彼女を見れば、高柳君の好みがわかる。そしてあすみが彼女を超えることが出来ればどうなる?」

「どうなるんだよぅ、リサ」

「略奪できる」

「よっしゃー!」

こうしてあすみは妄想少女を味方につけ、高柳君の彼女の存在を探り始めるのでした…。

「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」主な登場人物

「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」主な登場人物
出典:わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 小説4巻

峰倉 あすみ (みねくら あすみ)

高柳のことが大好きな中学生。好物は笹かま。
虚無僧から受け取ったコンタクトを付けることで妄想少女が見えるようになりました。

物事を深く考えないあほの子で、周囲から呆れられる事も多いですが、それゆえに他人と偏見無く感じたままに接することが出来ます。

普段は高柳くん最優先の言動が目立ちますが、いざとなれば傷付いたクラスメイトを励ますために高柳との約束をあっさり放り出そうとしたり、根っこが真っすぐで善良な子です。

高柳 尚人 (たかやなぎ なおと)

あすみの幼馴染で想い人
野球部のレギュラーで、生徒会役員もやっているハイスペック男子。

性格もサバサバしていて女子からかなりモテます

妄想少女を宿していないので、現実に理想の相手が居ると思われるが…?

佐島 洋平 (さじま ようへい)

高柳の親友で、同じく野球部で生徒会役員。
知的で面倒見の良い性格なので、周囲からも頼りにされる存在です。

隣のクラスの河内理沙に片思いしており、理沙をモデルにした妄想少女、リサを宿しています

あすみのことは女子の中で一番仲の良い相手だと思っていますが、あすみにとっては高柳の友人という印象しかありませんでした。笑

しかしリサの親友となりその優しさに触れることで、あすみはリサの宿主である彼の事を見直していきます。

河内 利沙 (こうち りさ)

学園一の美少女で、成績優秀、スポーツ万能のお嬢様
クールでとっつきにくい性格なので、男子からは人気ですが女子からは嫌われています

高柳に恋をしており、当初は高柳君の幼馴染であるあすみを敵視していました。

リサ

佐島が片思い相手である河内利沙をモデルに生み出した妄想少女
姿は河内利沙にそっくりですが、性格は佐島の影響を強く受けており、包容力のある心優しい存在です。

妄想少女の存在に戸惑うあすみを気遣い声を掛けたことがキッカケで、あすみの親友となりました。

「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」感想

元気一杯のあほの子主人公のおかげで終始楽しく読めました!

恋愛モノに恋敵の嫉妬はつきものですが、実は僕はドロドロした展開が苦手で、そういった面をあまり強調されると疲れてしまうことがあります。

このラノベにも恋敵は登場するのですが、主人公のあすみが全く嫌みの無い性格で相手が呆れてしまうほどなので、ストレスなく読み進めることが出来ました。

またラブコメあるあるで、主人公が異性にモテる割に同性の友達があまり登場しなかったりするんですが、あすみはむしろ同性にこそ慕われるタイプで、そういう意味でも好印象な主人公でした!

まとめると

・男子の妄想が生み出した妄想少女の物語
・主人公はあほの子
・同性に好かれるタイプの主人公
・感動の展開もあり

こういう同性に好かれる(百合的な意味でなく)タイプのラブコメ主人公、好きです。

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