こんにちは!
ライトノベル大好きサラリーマンのヘーボンです!
突然ですが、皆さんは本当に人間ですか?
…唐突な人でなし呼ばわりに気を悪くしたら申し訳ございません。
ですが、自分が人間である事を証明することって意外と難しいものです。
自分は地球人だと思ってたら実はサイヤ人だったり、知らないうちに巨人化能力を身に付けていたりする可能性だってゼロではないのです!
今回紹介するラノベはそんな、人間だと思ってたけどそんな事はなかった男の子の話です。
↓そのラノベがこちら↓
「やむなく覚醒!!邪神大沼(邪神大沼シリーズ)」
主人公の大沼貴幸は、自分をごく普通の高校生と思っていましたが、ある日実は邪神だったことが発覚します。
本人の意思に拘わらず、邪神らしい振る舞いを求められる大沼と、その周囲のドタバタギャグコメディー!
ちなみに2巻のタイトルは「うかつに復活!!邪神大沼」、3巻は「ながれで侵攻!!邪神大沼」と毎回タイトルが微妙に違うので、総じて「邪神大沼シリーズ」とか呼んだりします。
序盤のネタバレ込みで内容を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は下のリンクから飛んでください。
「やむなく覚醒!!邪神大沼」あらすじ
ある日大沼貴幸が学校から帰ると、部屋のこたつの上に見知らぬ本が置かれていました。
『初心者らくらく邪神マニュアル+スターターキット』
それが本のタイトルらしいです。
一先ずその不審物をゴミ箱に捨て、普段の生活に戻る大沼。
しかしその『邪神マニュアル』は、捨てても捨てても何故か戻ってきてしまいます。
根負けした大沼は、一先ず中身を確認することにしました。
中を確認しても全く意味不明でしたが、その本によると大沼は邪神らしいです。
しかも付属されていたスターターキットとやらを調べると…
突然部屋の中が赤黒い光に包まれて、魔法陣の中から女の子が出てきました!
「私は全邪教より派遣されたスターターキットです。これから我が主の手足となって覇道のお手伝いをされていただきます」
スターターキットである「ナナ」に背中を押され、一流の邪神を目指すことになってしまった大沼。
はたして大沼は、立派な邪神として世界を恐怖のどん底につき落とすことが出来るのか!?
主な登場人物
大沼 貴幸(おおぬま たかゆき)
どうやら邪神だったらしい少年。
別に立派な邪神になりたい訳ではありませんが、ナナや全邪教の職員に言われて世界の覇権を目指すことになります。
邪神である事が判明して以来、クラスメイトから雨ごいをお願いされたり、近所のお婆さんに崇められたり、勇者に決闘を申し込まれたり大忙しです。
周囲からは「死んだ犬のような眼をしている」「思ったよりは良い奴。思ったよりは」「見た目のワリには頼りになる奴。見た目のワリには」となかなかの評判。
ぶっちゃけあんまり主体性の無い主人公です。
ナナ
全邪教から派遣されたスターターキット。
ソロモン七十二柱の悪魔ゴモリーをかたどったスターターキットらしく、いつもラクダに乗っている女性。
邪神である大沼に仕え、その覇道をサポートすることを使命としています。
大沼が学校に行っている間は、近隣住民への布教を行っているらしく、主に老人ホームのお婆さんたちを傘下に収めることに成功していいるようです。
邪神をサポートするという立場上、攻撃的な発言が目立ちますが、基本的には世話焼きな女性。
グールA
大沼によって召喚された、大沼四天王の一人。
腐敗した身体にぼろ布のような衣服をまとい、目は濁り精気の無い虚ろな表情をしています。
挨拶されても返事をしないなど、やや根暗な性格。
グールB
大沼によって召喚された、大沼四天王の一人。
腐敗した身体にぼろ布のような衣服をまとい、目は濁り精気の無い虚ろな表情をしています。
初対面の人にもしっかりとあいさつをする、社交的なグール。
グールC
大沼によって召喚された、大沼四天王の一人。
腐敗した身体にぼろ布のような衣服をまとい、目は濁り精気の無い虚ろな表情をしています。
類まれなるカリスマ性を持ったグール。
かえで
大沼によって召喚された天狗の女の子で、大沼四天王の一人。
見た目も内面も完全に幼い子供で、空気の読めない発言が目立ちますが、作中屈指のパワーをもっており、戦闘では割と役に立ちます。
田中 露都(たなか ろと)
代々勇者業をしている「勇者処たなか」の十六代目。
邪神である大沼と戦うために、同じクラスに転校してきた少女です。
不正な手段で入学したことを堂々と公表したりと、かなりあけすけな性格。
好きなものは近接格闘。
嫌いなものは遠くへ行けば行くほど値段の上がる宿屋。
父親の名前は尾留手画(おるてが)で、必殺技は「なんとかストラッシュ」だそうです。
どう考えても、某国民的RPGを意識しているとしか思えないキャラクター。
田中 ああああ(たなか ああああ)
露都の弟。
素直で純真な少年です。
好きなものはハンバーグ。
嫌いなものは「賢さの種」「力の種」「素早さの種」「幸運の種」。
家族から愛されているのか心配になる名前ですが、少なくとも露都とは仲が良いようです。
「やむなく覚醒!!邪神大沼」感想
地の文からして終始ふざけっぱなしの作品。
大沼はある日突然、全邪教から邪神である事を知らされる訳ですが、
「邪神ってどういう存在なの?」
「そもそも全邪教って何?」
といった読者の疑問を完全放置のまま話が進んでいきます。
また大沼が邪神だと知ったクラスメイト達は、その事実を意外なほどあっさり受け入れてくれます。
良い奴らなのかと思いきや、邪神を病気か何かのように考え励ましてきたり、邪神の力でマラソン大会を中止されてくれと願ってきたり、登場人物の全員がどこかズレていて、終始笑わせてくれる作品です。
かなり昔のラノベなのですが、随分笑わせて貰いました。笑
笑いのツボって人によって違うと思いますが、僕にとっては正にドツボに嵌ったラノベです!
思いっきり笑ってみたいって人、騙されたと思って邪神大沼を読んでみてください!
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