決して出会わないラブコメ「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」あらすじ&感想【序盤ネタバレレビュー】

記事内で説明している作品ライトノベル(なろう以外)
出典:版元ドットコム
スポンサーリンク

※当サイトでは記事本文中にアフェリエイト広告を含みます。

こんにちは!
ライトノベル大好きサラリーマンのヘーボンです!

みなさんラブコメ好きですか?

僕はもちろん大好きです!

主人公とヒロインが衝撃的な出会いを果たして、時に助け合い時に喧嘩したりしながら仲を深めていく…というのが定番の流れですよね!

しかしみなさん、主人公とヒロインが出会わないラブコメがある事をご存じですか?
今回紹介するのはそんな一風変わった小説です!

↓そのライトノベルがこちら↓

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(藤まる)

なんとも不思議なタイトルですよね。
この話は主人公の身体にヒロインの意識が乗り移ってしまい、一日ごとに入れ替わるというお話です。

物語は主人公視点で進むので、基本的にヒロインと対面することはなく、彼女の行動は交換日記や他の人の証言から推測するしかありません

つまり主人公や読者にとって、ヒロインは日記の中にしか存在しないわけです。

「それってラブコメとして成立するの?」という気がしますが、そこが非常に良く出来ているところで、直接登場しないにも拘わらずヒロインがめちゃくちゃ魅力的なキャラクターとして描かれているんです!

主人公の身体で好き勝手動くヒロインには笑ってしまいますし、時にはしっかり感動させてくれる。
他の作品には無い魅力の詰まった小説です!

序盤のみネタバレありで内容を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。

DMMブックスで試し読み

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」あらすじ(序盤ネタバレ)

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」あらすじ(序盤ネタバレ)
出典:明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 文庫本1巻

ーその日、俺の目の前で少女は死んだー

見知らぬ少女が車に轢かれる現場に偶然居合わせた坂本秋月は、あまりの光景に立ち尽くしながら、何者かの声を聞きました。

「お前の寿命の半分で、彼女を助けてやろうか」

突然究極の選択を迫られた秋月は、自分の寿命と引き換えに少女の命を救った…はずでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日以来、秋月の生活は一変します。

朝目を覚ますと、秋月はなぜかスイカ畑に居たのです。
しかも日曜の夜に眠りに付いたはずなのに、なんとその日は既に火曜日。
つまり月曜日の記憶が完全に抜け落ちているのです。

まさかの記憶喪失か!?はたまた多重人格かと秋月は混乱しますが、次に目覚めたのもやはり一日飛んで木曜日。

勿論、丸一日眠っていたわけではありません。
家族が言うには月曜日も水曜日も秋月は起きていて、会話を交わしたというのです。

やはり自分にはもう一つの人格が存在すると考えた秋月は、翌日の自分にメッセージを残すことにしました。

「俺の身体で過ごす月曜と水曜はどうだった?」

そして、その二日後に「昨日の自分」から返事がありました。

「あなたがもうひとりのわたしなの?」

なんと「昨日の自分」の正体はあの日死んだ少女 夢前光であり、その後なぜか秋月の身体に宿り、一日おきに人格が交代しているというのです。

「寿命の半分ってそういう意味かよ…」と驚きつつも納得する秋月。

その日以来、秋月と光の奇妙な共同生活が始まります。

交換日記によって、お互いの情報交換をすることにした秋月と光。
しかし男の身体になって戸惑っていると思われた光は、どうやら秋月の身体で好き放題やっているようで…。
そのせいで秋月は身に覚えのないことで逮捕されたり、「昨日の仕返しだ」と不良が喧嘩を売りに来たり、いつの間にか女の子に惚れられていたりと訳の分からない騒動に次々と巻き込まれています。

しかし光のユニークな振る舞いは、周りの人間から好かれ、今まで孤立気味だった秋月の周りにも徐々に人が集まってくるようになりました。

そしていつしか秋月自身もそんな光に惹かれている自分に気が付いて…。

誰よりも近いのに、誰よりも遠い二人のラブコメディー

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」主な登場人物

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」主な登場人物
出典:明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 文庫本1巻

坂本 秋月(さかもと あきつき)

本作の主人公で、一日おきに夢前光と人格が入れ替わるようになった高校生

生まれついての悪人ズラのせいで不良のレッテルを貼られていましたが、実際はわりとヘタレ。
とはいえ困っている人が居ればヘタレながらも助けようとする勇気を持っています。

光の自由奔放な行動に振り回されながらも、その裏にある哀しい気持ちに気が付いており、光の心を救っていやりたいと考えている優しい少年です。

夢前 光(ゆめさき ひかり)

秋月と一日おきに人格が交代することになった少女。故人。

物語は秋月視点で進むため、基本的に直接登場することはありません。
光の行動や心情は、交換日記や他人からの証言で推測することになりますが、その行動は正に自由奔放な上に、肝心な部分を日記に書かないので、毎回秋月を困惑させます
どうやらヒーローに憧れているらしく、秋月の身体で人助けをしたり、女の子を口説いたりしているようです。

真田 霞(さなだ かすみ)

秋月の同級生の女の子

不良に絡まれているところを、入れ替わり時の光に助けられ、秋月に恋心を抱くようになります。

普段は大人しいですが、恋をした相手にはグイグイくるタイプの女の子です。

坂元 雪瑚(さかもと ゆきこ)

秋月の妹

普段は秋月に冷たい態度を取りますが、本性はツンデレブラコンストーカーです。

中学生でありながら既に小説家としてデビューしており、けっこうな額を稼いでいるとか。
小説の詳細は秋月にも秘密にしていますが、なんでも秋月をモデルにしたキャラが美男子とくんずほぐれつする人気作の様です。
いったい何L本なんだ…?笑

風城 隆行(かぜしろ たかゆき)

夢前光の生前の同級生

以前は光のヒーローごっこに付き合わされて、一緒に人助けをしていました。
光の死について、何か思うところがあるようで…?

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」感想

まさか主人公とヒロインが出会わないという設定で、こんなに面白いラブコメが出来るとは!

光は秋月以外の人物とは一日おきに交流していますが、物語は秋月視点なので、読者は光の姿を直接見ることは出来ません。

ある意味ヒロインが登場しない作品ともいえます。

なので、ヒロインの姿は日記や人からの伝聞で想像するしかないのですが、その内容の奇想天外さに想像力が掻き立てられて面白い!

物語は基本的にコミカルなノリですが、やはりヒロインの死から始まるだけあってシリアスな部分もあり、要所要所でしっかり感動させてくれます

「ボクは死ぬ。キミは生き返る。」感想
出典:明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 文庫本1巻
まとめると

・主人公とヒロインが出会わないラブコメ
・ヒロインの行動が奇想天外で面白い
・ヒロインが直接登場しないからこそ、想像力を掻き立てられる
・要所要所で感動できる。

日記を読む限りだと光はどこまでも明るい少女ですが、当然ながら現状に戸惑っており、一見意味不明に見える行動の真意に気付いたときは、思わず目頭が熱くなりました。

↓「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」読むならこちら↓

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

DMMブックスで試し読み

紙書籍の購入はこちら

↓藤まる先生の他作品はこちら↓

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

↓次のおすすめ作品を見る

【序盤ネタバレレビュー】「やむなく覚醒!!邪神大沼(邪神大沼シリーズ)」あらすじ&感想

トップページへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました