こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」通称はめふら。
このサイトでも紹介したことがある悪役令嬢物の代表作です。
【序盤ネタバレ】「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」あらすじ&感想
しかしこのはめふらに、原作とは違うIFストーリーが存在するのをご存知でしょうか?
↓その漫画がこちら↓
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・絶体絶命!破滅寸前編」(nishi)
はめふらのスピンオフ作品という位置付けですが、主人公は変わらずカタリナ。
違う点は、原作のカタリナが8歳で前世の記憶を取り戻し一から人間関係を作っていくのに対し、本作で記憶が戻るのは15歳。既に周囲の人間から嫌われている、マイナスからのスタートなのです。
よりHARDモードになったスピンオフ。
序盤ネタバレありであらすじを解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・絶体絶命!破滅寸前編」あらすじ(序盤ネタバレ)
公爵令嬢カタリナ・クラエスは権力を笠に着てやりたい放題の我儘令嬢でした。
平民でありながら貴重な光の魔力を持っているというマリア・キャンベルを妬んだカタリナは、マリアに対し日常的に嫌がらせをするようになります。
その日もカタリナは、取り巻きと共にマリアを取り囲み難癖を付けていました。
マリアの手作りだというマフィンを容赦なく踏みつけるカタリナ。しかしその拍子に足を滑らせ、頭を強く打ってしまいます!
その瞬間、カタリナの脳内に前世の記憶が蘇ってくるのでした!
カタリナの前世は日本の女子高生でした。そしてその記憶は17歳の時にトラックに轢かれた事を最後に途切れています。
(てことは私、あのまま死んじゃったのか…やりかけのゲーム最後までやりたかったな…ってあれ?そういえば今何してるんだっけ?)
朦朧としていたカタリナは気を取り直して周囲を見渡します。
すると目の前には不安げな表情の美少女…そして足元には踏み潰されたマフィンが…
(やっちまった!!)
善良な女子高生だった時の記憶を取り戻したカタリナは、今の今まで自分がとんでもない虐めをしていたことを理解します。
いたたまれなくなり、その場で土下座をするカタリナ。
突然の豹変にマリアも取り巻き達も唖然としていますが、カタリナの内心はそれどころではありません。
今までの自分の行動を思い返し、その悪行の数々に真っ青になっていたのでした。
「い、いくら甘やかされて育ったとはいえ…私ってばなんであんな事をしちゃったんだろう…」
良心の呵責に苦しむカタリナですが、ふと”カタリナ・クラエス”という名前を前世から知っていた事を思い出します!!
「あれ?ここって前世でプレイしていた乙女ゲームの世界じゃない?
しかもカタリナってヒロインを虐めて破滅する悪役令嬢じゃん!?」
このままゲームシナリオ通りに進めば、カタリナはヒロインを虐めた罪で追放されるか、最悪の場合は死んでしまうのです!
「一先ずヒロインであるマリアを虐めなければ大丈夫かな…ってもうやっちゃってたーーー!!」
今まで我儘放題していたカタリナは他のゲームキャラたちとの関係も最悪…
しかも破滅イベントまであと一年もない!!
「あれ?私既に詰んでない?」
カタリナの破滅フラグ回避ストーリー。
マイナスからのスタートです。
主な登場人物
カタリナ・クラエス
甘やかされて育ったため我儘放題の令嬢でしたが、前世の記憶を取り戻りたことによって悔い改めます。
記憶を取り戻す前に既に色々とやらかしているため、一部の人からかなり嫌われてます。
とはいえ性格は原作と同じで見ていて笑える主人公です。
カタリナ脳内会議も健在!(笑)
メアリ・ハント
光の魔力を持つ平民。
今までカタリナに虐められていたのに、謝ればあっさり許してくれる天使。
メアリも原作とほぼ同じ性格です。
ジオルド・スティアート
カタリナの婚約者。
ゲームの設定どおり、馴れ馴れしいカタリナを疎ましく思いながらも、他の令嬢からのアプローチを躱すための盾として利用していました。
カタリナの性格が突然豹変したことに戸惑いながらも、やはり興味を持つようになります。
シエナ・ネルソン
カタリナの取り巻きの一人。
原作には登場しないオリジナルキャラクターです。
我儘令嬢時代からのカタリナの取り巻きという、原作では見られなかった立ち位置の人物。
わずかな魔力しか持たないことに劣等感を持っていましたが、自分よりも魔力が無いにも関わらず堂々としていたカタリナを尊敬?して取り巻きとなります。
悪役令嬢時代のカタリナにも慕う人が居たっていうのは新鮮な驚きでした!
平民でありながら強力な魔力を持っているマリアに嫉妬し、カタリナと同様に虐めていました。
改心したカタリナがマリアに謝りたいと言った際にも当初は反発しますが、後にマリア自身も努力していることを知り考えを改めます。
キース・クラエス
カタリナの義理の弟。
孤独な期間が長かったためかゲームの設定どおりのナンパ男に育ちます。
クラエス家の人間を自分の家族とは認識していないため、改心したカタリナが仲直りをしようとした際も強く反発します。
原作小説と一番性格が違うキャラクターかもしれません。
メアリ・ハント
アランの婚約者。
「緑の手」のくだりはカタリナではなく、アランに先に言われた為、ゲーム通りアランに恋をしていると思われます。
カタリナとは園芸を通じて仲良くなりますが、(多分)原作小説のような百合ではありません。
カタリナと恋愛抜きで友達やってるメアリって逆に新鮮ですね。(笑)
カイ・ゲラン
魔法薬学の特別教師で、普段は魔法省に勤めています。
オリジナルキャラクターの一人です。
騎士志望の学生相手に剣術も教えており、カタリナから剣術の指導を依頼されます。
当初は令嬢に教えるものではないと断りますが、カタリナがマリアと親しいと知ったとたん考えを改めるなど、ちょっと裏がありそうです。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・絶体絶命!破滅寸前編」(はめふらスピンオフ)感想
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」のIFストーリー。
破滅フラグを回避しようとする流れは原作と同じですが、人間関係を一から築いていく原作に対して、本作ではすでに我儘令嬢として周囲から嫌われてしまっているためマイナスからのスタートです。
メインキャラクターの大半が幼少期にカタリナと出会い、カタリナへの好感度が序盤でMAXになっているはめふら原作。それとはまた違った人間関係を築いていく過程が面白く、本作の魅力です。
原作と性格が違うキャラクターも多数いますが、理由付けがしっかりしているので違和感なく読めるスピンオフ作品だと思います。
↓はめふらスピンオフ読むならこちら↓
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