こんにちは!
マンガ大好きサラリーマンのヘーボンです!
進撃の巨人は非日常的な戦いの世界を描いているように見えて、実のところ現実の歴史をモデルにしているかのようなリアルな世界観をしており、教訓や名言に溢れています。
中でもヒロインであるミカサ・アッカーマンは常にエレンを第一に考えるキャラクターで、エレンの身を守るためならば相手が巨人であっても上司であっても構わず立ち向かいます。
混沌とした状況が続く進撃の巨人の物語の中で、自分の中の優先順位を貫き通す姿はカッコよく、その愛情深さと迷いのなさがミカサの魅力と言えるでしょう。
今回はそんなミカサの迷いない名言をランキング形式で紹介していきます!
物語のネタバレを含みますので、気にする方はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
奇行種キモイ走り方ランキングベスト10!【進撃の巨人】(GIF動画あり)
迷いない愛情!ミカサの名言ランキングベスト10【進撃の巨人】
10位 死体がどうやって喋るの?
人が人のために死ぬのが当然だと思っているのなら…
出典;進撃の巨人 2巻
きっと理解してもらえるだろう
あなたという一人の尊い命が多くの命を救うことがあることも
?
死体がどうやって喋るの?
トロスト区が巨人に襲撃された際、リーブス商会の会長が私財を運ぶために住人の避難を遅らせていました。
「住人を守るために兵士が死ぬのは当然」と言い放ったリーブスにミカサが言い返した言葉がこちら。
避難が完了しない理由がリーブスにあると悟ったミカサは、瞬時にリーブスの排除に動きました。リーブスが権力者であることなど気にも留めません。
また、ミカサはエレン第一ではありますが、実は他の仲間たちに対しても仲間意識は強いです。仲間が死ぬ原因を作っておきながら、悪びれもなく侮辱するような事を言われては心中穏やかではないでしょう。
ミカサが本気だと悟ったリーブスは、しぶしぶながら私財を諦めるのでした。
9位 そうだ……この世界は…残酷なんだ
その時…思い出した
出典;進撃の巨人 2巻
…この光景は今までに…
何度も…何度も見てきた…
そうだ……
この世界は…
残酷なんだ
今…生きていることが奇跡のように感じた…その瞬間
体の震えが止まった
その時から私は自分を完璧に支配できた
何でもできると思った
ミカサの幼い日の回想。
誘拐されたミカサを助けようとしたエレンは、誘拐犯の一人に殺されそうになりますが、その際に近くで見ていたミカサに「戦え」と訴えかけます。
最初は人を殺すことを躊躇していたミカサですが、その時”殺す”という行為が決して非日常的なものではないことに気が付きました。
今までの人生で、ミカサ自身も他の生命を食べて生きてきたことを思い出したのです。
世界の残酷さを理解したミカサは、誘拐犯をナイフで殺し、自分とエレンの身を守ることに成功するのでした。
後にわかることですが、これがミカサが”アッカーマンの力”に目覚めた瞬間です。
8位 私が尊重できる命には限りがある そして…その相手は6年前から決まっている
私が尊重できる命には限りがある
出典;進撃の巨人 12巻
そして…
その相手は6年前から決まっている
ので
私に情けを求めるのは間違っている
なぜなら今は
心の 余裕と 時間がない
エレンがライナーとベルトルトに連れ去られた際、ライナーたちに協力しようとしたユミルをミカサは殺そうとします。
その際に「ユミルを殺さないで」とクリスタは訴えますが、それにミカサが言い返したセリフがこちら。
前述したようにミカサの仲間に対する情は決して薄くありません。
しかしミカサの行動基準はあくまでエレン第一であり、エレンに害を与えると判断すれば仲間であっても刃を向けます。
ミカサの優先順位が良く表れた名言と言えるでしょう。
7位 私たちは巨人から逃げるのも街から逃げるのも何一つ自分でやっていない
アルミンが弱虫ならエレンと私も同じ
出典:進撃の巨人 TVアニメ 2話
私たちは巨人から逃げるのも街から逃げるのも何一つ自分でやっていない
今日食べるのもさえ助けてもらった
そんな力の無い人間が
あの巨人を一匹だって倒せるわけない
大切なのは生き延びること
おばさんが言ってたとおり
食べて
ちゃんと生き残るの
エレンを飢え死になんかさせない
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
アニメ限定の名言。
巨人に制圧されたシガンシナから逃げてきたエレン、ミカサ、アルミンの三人ですが、避難所で兵士が「避難民に食料を分けなきゃいけないなんて迷惑だ」と話しているのを聞いてエレンは腹を立てます。
その怒りを配給を貰ってきたアルミンにぶつけ「弱虫」呼ばわりしたエレンを、ミカサは殴りつけ上記のセリフで叱ります。
ミカサは自分たちがハンネスやアルミンの助けがあって生き延びていることを理解していました。
しかしエレンは自分の感情を爆発させるばかりで、配給を持ってきてくれたアルミンに暴言を吐いたばかりか、それを投げ捨て自分の命すら蔑ろにしようとしました。ミカサはそれを怒ったのです。
エレンの失言を叱りつつもその身を案じる、ミカサの母親のような愛情を感じさせるセリフです。。
6位 勝てば生きる…戦わなければ勝てない…
私は…強い…あなた達より強い…
出典;進撃の巨人 2巻
すごく強い!
…ので私は…
あそこの巨人共を蹴散らすことができる…
例えば…一人でも
……
あなた達は…腕が立たないばかりか…
臆病で腰抜けだ…
とても…残念だ
ここで…指をくわえたりしてればいい…
くわえて見てろ
……
できなければ……死ぬだけ
でも…
勝てば生きる…
戦わなければ勝てない…
トロスト区での戦いで、補給が断たれて逃げ場を失った訓練兵たちにミカサが檄を飛ばします。
「このまま絶望していても巨人に食われて死ぬだけ。ならば一か八か戦って生き残る可能性にかけた方が良い」
正論ではありますが、普通はそこまでの覚悟を簡単に決められるものではありません。ましてミカサは一番大事な人であるエレンの死を聞いた直後だったのです。
そんな失意に沈んでもおかしくない状況でも、ミカサは”今やるべきこと”を見失わずに行動に移しました。
それは動揺を行動で消すためでもありましたが、失意の中でも行動できることは間違いなくミカサの強さでしょう。
5位 この世界は残酷だ…そして…とても美しい
まただ…
出典;進撃の巨人 2巻
また これだ…
また家族を失った
また この痛みを思い出して
…また…ここから始めなければいけないのか…
この世界は残酷だ…
そして…とても美しい
いい人生だった…
トロスト区本部を巨人から奪還しようとしたミカサですが、立体機動装置のガスが切れて戦えなくなったことで、エレンの死を実感します。
ミカサは実の両親とカルラ(この時点では分かっていないがグリシャも)、2度も家族を失った上に、最後に残されたエレンまでも死んでしまいました。
エレンを失ったことを嘆きつつも、エレンと出会った事自体は後悔していない…そんなミカサの健気な気持ちが伝わる名言です。
4位 死んでしまったらもう……あなたのことを思い出すことさえできない
ごめんなさいエレン…
出典;進撃の巨人 2巻
私はもう…諦めない
死んでしまったらもう……
あなたのことを
思い出すことさえできない
だからー
何としてでも
勝つ!
何としてでも生きる!!
エレンの死を知ったミカサは一度は死を受け入れますが、いよいよ巨人が迫ってくると再び立ち上がります。
それはかつてエレンがミカサに言った「戦え」という言葉を思い出したからでした。
このまま自分まで死んでしまったら、エレンを思い出すこともできなくなる…ひいてはエレンが生きていた証拠がなくなってしまうことになります。
エレンを大切に思うからこそ、エレンがいなくなった世界でも生き続けなければいけない。そんなミカサの決意がこもった名言です。
最終回を読んだうえでこのセリフを見ると、改めて納得できるかもしれません。
3位 私にマフラーを巻いてくれてありがとう…
エレン
出典;進撃の巨人 12巻
そんなことないよ
エレン聞いて
伝えたいことがある
私と…一緒にいてくれてありがとう
私に…生き方を教えてくれてありがとう
……私に
マフラーを巻いてくれて
ありがとう…
調査兵団はライナーとベルトルトからエレンを奪還することに成功しますが、ライナーの妨害に遭いエレンとミカサが負傷した状態で落馬してしまいます。
さらにその場にかつて母親を食べた巨人が現れ、エレン達を助けようとしたハンネスまでも殺されました。
その姿を見て「自分は何もできないままだった」と打ちひしがれるエレンに、ミカサが上記のセリフで優しく声を懸けます。
「何もできないなんてことはない。エレンは自分を救ってくれた」
死を覚悟したミカサは、今までの感謝の気持ちを素直に伝えることで、エレンの人生を肯定したのでした。
2位 あなたに生み出された命があるから私がいる
あなただったのね…
出典;進撃の巨人 34巻
ずっと私の頭の中を覗いていたのは…
あなたの愛は長い悪夢だったと思う
もう…奪われた命は帰ってこない…
…それでも
あなたに生み出された命があるから
私がいる
おやすみなさい
…ユミル
愛するエレンを自らの手で打ち取ったミカサは、ずっと始祖ユミルが自分の頭の中を覗いていたことに気が付きます。
明言されていませんが、それがミカサの頭痛の正体だったのでしょう。
始祖ユミルは最初に巨人の能力を得た人間ですが、ユミルの死後も巨人の能力が消えることなく継承されていったのは、初代フリッツ王がそれを望んだからでした。
フリッツ王を愛していたユミルは、彼に愛されたいがために、死んだ後までその望みを叶え続けていたのです。
しかしそれはユミルがずっと、王家の奴隷であったということでもあります。
愛を捨てられなかったせいで苦しんできたユミルは、ミカサがエレンを打ち取る姿を目の当たりにすることで、フリッツ王への想いを断ち切ることができました。
「あなたの愛は悪夢だった」というセリフからは、ミカサ自身はエレンを好きになったことを後悔していない事が伺えます。
ミカサにとって残酷な結末と言えますが、それでもミカサは自分やエレンを生み出してくれたことをユミルに感謝するのでした。
1位 いってらっしゃいエレン
いってらっしゃい
出典;進撃の巨人 34巻
エレン
世界を救うためにエレンを打ち取ったミカサが、その首に口付けながら言ったセリフ。
エレンを打ち取る直前、ミカサはエレンと一緒に暮らしている白昼夢を見ました。
その世界でエレンから「オレが死んだらオレのことは忘れてくれ」と言われますが、それに対してミカサは「できない」と返答し、エレンを打ち取る覚悟を決めます。
「いってらっしゃい」という言葉からは、エレンに対する決別…しかし永遠の別れではないという意味を感じさせます。
おそらくエレンの死後も、変わらずエレンを想い続けるというミカサの想いが「いってらっしゃい」という言葉にこもっているのでしょう。
またこのセリフは進撃の巨人1話にも登場しています。
少年時代のエレンが”道”を通じてこのシーンを見たということだと思いますが、それが何を意味するのかはファンの間で様々な議論を生んでいます。
気になる方は考察サイトを見てみると面白いですよ。
最後に
以上、ミカサの名言ランキングベスト10如何でしたでしょうか。
アッカーマンの血を引いているミカサは、兵士として非常に優秀で格好良い女性です。
また優先順位がハッキリしているので行動に迷いがなく、見ていて気持ちいいキャラクターと言えるでしょう。
またエレン第一ではありますが、決してイエスマンではなく、エレンが暴走した際は自らの手で止める強さも持っています。
その強さが最終的に始祖ユミルの心を動かしたのでしょう。
我々もミカサのように自分の人生の優先順位を決めておくと、いざという時に迷わずに行動できるのかもしれません。
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