こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
みなさん「金田一少年の事件簿」って読んだことありますか?
既に完結はしていますが、かつては「名探偵コナン」と人気を二分するほどの大人気推理マンガでした。
(2021/03/14現在は続編にあたる「金田一37歳の事件簿」が連載中)
「金田一少年」と言えば、入念に練られたトリックはさることながら、犯人の一人一人に思わず同情したくなるようなドラマがあって、凄く読み応えのある作品なんですよね。
今回紹介したいのは、その「金田一少年の事件簿」のスピンオフ作品です!
「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」(船津 紳平)
これは「金田一少年」本編で語られた事件を、犯人目線で再現したお話です。
本編が割とシリアスなのに対し、この外伝はシリアス要素を排除してギャグコメディーになっており、犯人たちがトリックが上手くいって喜んでいたり、逆に金田一にトリックを暴かれそうになって焦っている姿を面白おかしく描いています。
本編を知らなくても読めますが、知ったうえで読むと「あのときこんな事考えてたのかw」と笑えますよ!
序盤のネタバレありであらすじと感想を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。
「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」あらすじ(序盤ネタバレ)
ーやめろ金田一!みんなの前でトリックを暴かないでくれ!!ー
「金田一少年の事件簿」で金田一の前に立ちはだかり、様々なトリックによって不可能を可能に変えてきた犯人たち。
実はその裏には、誰も知らない苦労と葛藤があった…!
自らの復讐を遂げるために入念に復讐計画を立てる犯人。
完璧なトリックを用意し、さあ復讐しようというタイミングでたまたま金田一が居合わせてしまいます。
最初は予定通りに計画が進みご満悦の犯人ですが、想定外の事態が起こったり、思ったりよりトリックの実行が大変で、てんてこまい…。
さらには金田一が徐々に真相に迫りつつあることを知って、どんどん追い詰められていきます。
そして最後はやはりトリックを解かれて、あえなくお縄…。
果たして最後までトリックを暴かれず、金田一に勝利する犯人は現れるのか!?
「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」主な登場人物
犯人たち
「金田一少年の事件簿」において事件を起こした犯人たちであり、本作の主人公。
当然ながら本編では毎回犯人が変わるため、主人公も毎回別人が務めることになります。
人物の背景設定は本編と同じですが、コミカルな作風に合わせて性格が変わっており、ハッキリ言ってキャラ崩壊しています。
金田一 一(きんだいち はじめ)
「金田一少年の事件簿」の主人公で、本作のラスボス。
犯人たちが殺人事件を起こそうとすると都合よく現れ、トリックの粗を次々と暴き、たまに危機に陥っても主人公補正で生き残ってしまう。
神様に愛されているとしか思えない強キャラです。
犯人を言い当てる際には凝った演出をすることも多く、犯人を精神的に追い詰める術も心得ています。
「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」感想
超シリアスな「金田一少年の事件簿」と同じ話をやっているはずなのに、犯人視点にするだけでこんなに笑える話になるのか…笑
「金田一少年」本編で犯人が使うトリックってかなり凝ったものが多くて、「真似すれば完全犯罪出来ちゃうんじゃないの?」って思うくらいに完成度が高いです。
しかし理屈の上では完全犯罪でも、実行しようとするとトラブルが起こるもの。
本作では犯人がトリックを実行しようとして、めちゃくちゃ苦労することになるので、読むと「あ、やっぱり完全犯罪なんてないなw」と冷静になれるかもしれません。笑
例えば「雪夜叉伝説殺人事件」では、渡れないはずの谷を犯人が氷の橋を作って渡るというトリックがあります。
本編では金田一が「雪国だから土台に水をかければすぐに凍り付いて橋が出来る」と、さも簡単そうに説明するのですが、本作では打って変わって命懸けの作業として描かれています。
まあ、言われてみればそうですよね?
氷点下の気温の中で大量の水を橋全体にかけて回るって、普通に凍死するレベルの過酷さですよ?
こんな感じで犯人がトリックを実行する上での苦労が描かれていく、シュールな作風になっています。
「金田一少年」の本編必読という訳ではありませんが、この漫画そのものが本編のネタバレのようなものなので、本編も読みたいと思っている人はそちらを先に読んだ方が良いでしょう。
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