なぜ最後に負けたのか!?大魔王バーンの失策6選【ダイの大冒険】

大魔王バーンはなぜ最後に負けたのかネタバレ考察(ダイの大冒険)
出典:ダイの大冒険 165巻
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こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!

ダイの大冒険のラスボスである大魔王バーン

地上消滅の野望を抱いていた彼は、何千年ものあいだ力を蓄えた上、二重三重に策を巡らせる隙の無いラスボスでした。

しかしそんな強さ智謀を兼ね備えたバーンも、最後には勇者であるダイに敗れてしまいます。

なぜバーンはダイに勝てなかったのでしょうか?

「ダイがバーンより強くなったから」と言えばそれまでですが、ダイの大冒険を読み返していると、完璧に見えたバーンもいくつかの判断ミスを冒している事に気が付きました。

それも「これが無ければ勝てていた」と言える程の重大なミスをです。

今回は結果論である事は承知の上で、最後の敗北に繋がったバーンの失策を紹介していきたいと思います。

ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!

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なぜ最後に負けたのか!?大魔王バーンの失策6選【ダイの大冒険】

ダイ抹殺をヒュンケル一人に命令

ダイの存在が将来脅威になると悟ったハドラーは、真っ先に六団長の1人であるクロコダインにダイ討伐を命じます。

そしてそのクロコダインが敗れたと知ると、今度は残りの魔王軍全軍をダイにぶつけようと考えたのです。

ダイが成長する前に叩き潰そうという考えでしたが、ここにバーンが待ったを掛けます

ハドラーが六団長を招集している間に、バーンがヒュンケルに対して直接ダイ抹殺指令を出してしまったのです。

ハドラーもバーンの意向に逆らう訳にはいかず、ヒュンケルとダイの決着が付くまで全軍での攻撃を控えるしかありませんでした。

ダイ抹殺をヒュンケル一人に命令
出典:ダイの大冒険 33巻

しかしこのバーンの判断は間違っていたと言わざるを得ません。

結果としてヒュンケルはダイに敗れたばかりかクロコダインと共に寝返ってしまい、その後ハドラーが全軍を率いた戦いでは、なんとハドラーを打ち取ってしまいます。

もしハドラーの考え通り最初から全軍で攻めていれば、ダイたちはヒュンケルの助力が得られないばかりか他の六団長と同時に戦うはめになり、まず勝ち目は無かったでしょう。

ヒュンケルが寝返った原因はハドラーにありますが、バーンの指令が裏目に出る結果となった事は間違いありません。

キルバーンにバランの暗殺を命じる

バランはダイとの戦いの後、ダイへの敵意を失い、魔王軍とも距離を取るようになります。

バランがいずれダイに味方する事を警戒したバーンは、キルバーンにバランの暗殺を命じます…が、このバーンの判断には疑問を抱かずにはいられません。

キルバーンにバランの暗殺を命じる
出典:ダイの大冒険 165巻

確かにバランはこの時点でダイの為に戦うことを考えていたようですが、それでも静観を決め込んでいたのは、魔王軍に対しても義理を感じていたのでしょう。

それがキルバーンという刺客を差し向ける事で、バランとの対立を決定的なものにしてしまったのです。

バランを放置しておくのは危険…という考えは分からなくもないですが、やるならばせめて確実に始末できる方法を取るべきです。

しかしキルバーンに「おまえでも殺れるかわからん」と言っている事からも分かるように、バーン自身も確実に始末できるとは考えていなかったように見えます。

そもそもウェルザーの配下であるキルバーンからすれば、バーンの為に命懸けで戦おうなんて覚悟は無く、むしろバーンとバランが対立する事は望むところだったでしょう。

現にキルバーンはバランに対し、バーンへの敵意を煽るような事を言っているのです。

キルバーンにバランの暗殺を命じる
出典:ダイの大冒険 167巻

つまりキルバーンへのバラン暗殺命令は、元々失敗する可能性が高く、あれだけ警戒していたバランとの対立を決定的にしてしまっただけの下策だったと言わざるを得ません。

ハドラーの身体に黒の核晶を埋め込む

バーンはハドラーを配下として復活させたとき、その身体に黒の核晶コアという爆弾を埋め込んでいました。

バーンは地上消滅を目論んでいたにも拘わらず、ハドラーには「地上を与える」と伝えていた事から考えると、おそらくハドラーは用済みになった段階で地上と共に消される計画だったのでしょう。

そしてハドラーがダイとバランの親子と戦った時、バーンは全員纏めて始末しようとして黒の核晶を爆発させます。

ハドラーの身体に黒の核晶を埋め込む
出典:ダイの大冒険 192巻

しかしバーンの予想に反してハドラーは生き残り、それがハドラーの離反に繋がってしまいました。

その結果バーンはもう一歩でダイに止めを刺せるという状況で、ハドラーに邪魔されることになってしまうのです。

バランを仕留める事には成功しているため、全くの失策とは言えないかもしれませんが、それも後のダイの”双竜紋”の覚醒に繋がっしまったと考える事もできます。

勧誘を断ったロン・ベルクを見逃す

バーンはかつて、伝説の鍛冶職人であり最強の剣豪でもあるロン・ベルクを魔王軍に勧誘し、断られています。

勧誘を断ったロン・ベルクを見逃す
出典:ダイの大冒険 233巻

この時ミストバーンはロン・ベルクの態度に怒り始末しようとしますが、バーンは「いずれ気が変わるかもしれん」と言って見逃すように言いました。

バーンの器の大きさを表しているシーンではありますが、結果としてこの判断は失敗だったと言わざるを得ません。

ロン・ベルクはその後、魔王軍に加わるどころかダイたちに味方し、ダイの剣を始めとした強力な武器をいくつも作ったばかりか、自らも剣を取って魔王軍と戦う事になります

もしロン・ベルクがダイたちに助力する事が無ければ、ダイたちの戦力は大幅に減少する事になり、バーンが負ける事は無かったでしょう。

ポップの挑発に乗り天地魔闘の構えを使う

バーンとダイたちの最終決戦で、バーンは必殺の構え”天地魔闘の構え”を使用します。

全く隙の無いように見えた天地魔闘の構えですが、戦いの中でポップはその弱点に気が付きました。

そしてポップはバーンを挑発して、天地魔闘の構えを使うように仕向けるのです。

ポップの挑発に乗り天地魔闘の構えを使う
出典:ダイの大冒険 326巻

天地魔闘の構えが無くてもバーンは強く、ポップ達にとっては普通に戦うよりも、弱点の見えた天地魔闘の構えで戦ってくれた方が勝算が高かったからです。

そしてバーンはポップの挑発に乗ってしまい、結果としてまんまと天地魔闘の構えを破られ大ダメージを受けてしまいます

これに関しては結果論ではなく、バーンの明確な判断ミスと言って良いでしょう。

ダイの竜魔人化を許す

バーンとダイの決戦の終盤、ダイは最後の手段として自身を竜魔人化してパワーアップする事を思いつきます。

それを聞いたバーンは妨害するどころか、なんと「そんな力があるなら見てみたい」などと言ってダイを挑発し、竜魔人化を促してしまうのです。

ダイの竜魔人化を許す
出典:ダイの大冒険 341巻

そうして竜魔人化したダイは本当にバーンの手に負えないほど強くなってしまい、バーンも”鬼眼王”に変身する事で対抗するものの、最終的には敗れてしまいます。

そもそもバーンは戦い始めの時には「予測不可能なものだけは警戒しておく必要がある」と言っていました。

予測不可能なものだけは警戒しておく必要がある
出典:ダイの大冒険 295巻

にも拘わらず、ダイの竜魔人化に対しては全くの無警戒…バーンらしくないミスと言えます。

おそらくバーンはそれまでの戦いで、精神的にかなり追いつめられていたのでしょう。

完全無欠だと思っていた天地魔闘の構えが破られ、どんな武器よりも強力な筈の腕が切り落とされ、二重三重に立てていた計画が悉く覆されたのです。

表面上は余裕を保とうとしていますが、内心の動揺は相当なものだったでしょう。

平静な時であればバーンも警戒したでしょうが、「ダイがこれ以上強くなるなんて認めたくない」というという気持ちが警戒心に勝ってしまい、逆に竜魔人化を促してしまうというミスに繋がったという訳です。

バーンのラスボスとしての完成度

以上、大魔王バーンの失策6選如何でしたでしょうか?

今回はバーンの判断ミスというテーマで記事を書かせて頂きましたが、かといって別に「バーンは無能である」と主張したいわけではありません

冒頭でも言った通り、この記事は「結果論上等!」と開き直って書いたものであり、実際には大きな計画を実行しようとした時に一つの判断ミスもないなんて事は有り得ません

むしろ結果論ありきで探してもこの程度しか判断ミスが見つからないのですから、バーンはかなり隙の無いラスボスだったと言えるでしょう。

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コメント

  1. yuyu より:

    …やっぱり、バーンは強さこそずば抜けているが、傲慢な間抜け…三流魔王としか言いようがない!

    …そもそも、六軍団とかは遊び半分だったでしょうから仕方ないですが、

    やっぱり!ハドラーに黒のコアはカスで間抜けで糞としか言いようが無い!!!

    この因果応報が巡りに巡って、シャハルの鏡でカイザーフェニックス等を跳ね返されて、度肝を抜くほど驚き、片腕を失い、天地魔闘の構えを破られる原因ですからね~!!!

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