こんにちは…
アニメ大好きサラリーマンのヘーボンです…
本日は悲しいお知らせがあります。
2021年2月20日現在。
本日放送されたTVアニメ「ダイの大冒険」の第20話にて、僕のお気に入りキャラクターであるフレイザード氏がお亡くなりになりました。
↓殺ったのはこいつです↓
碌にお墓も作って貰えなかったフレイザード氏を偲んで、今回は彼について語っていきたいと思います。
「この記事が、奴の墓標だ」
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか、他の記事へどうぞ!
フレイザードとは
魔軍司令ハドラーの手で禁呪法により生み出されました。
登場時点でなんと0歳(生まれてから一年足らず)。赤ん坊ですね。
魔王軍の六大軍団長の一人で、氷炎将軍と呼ばれる幹部です。
フレイザードの人気の秘密はビジュアル
フレイザードを語る上で欠かせないのが、センスあるビジュアルです!
ドラクエでおなじみのモンスター、フレイムとブリザードを合わせたようなデザインをしています。
ハドラーがフレイム♂とブリザード♀を配合させて作ったのかもしれません。
↓こいつら↓
連載当時、このイカした見た目に多くの少年が虜となりました!
炎のような暴力性と氷のような冷徹さが同居した男
ダイにやられたクロコダインの傷を見たフレイザードは、「これをガキがやったとしたら、とんでもねえバケモンだ」と警戒し、ダイが『物理を超えた力の持ち主』であることを見抜きます。
(フレイザードはガキどころか0歳のバケモンだけど)
六大軍団長であるザボエラはそんなフレイザードを『炎のような暴力性と氷のような冷徹さが同居した男』と称しました。
これを聞いたとき「暴力性と冷徹さって最悪の奴じゃねーか」と思った方もいるかもしれません。
でもこれってザボエラが言ってるのは『行動力と冷静さ』を併せ持ってるってことですよね。
僕はそう解釈しました。
それってめちゃくちゃ優秀な人物じゃないですか?
世の中の大半の人って、どっちかに偏ってる場合が多いと思います。
行動力はあるけど、計画立てるのが苦手で失敗しちゃう人。
用心深いけど慎重すぎて行動できない人。
世の中そんな人ばっかりですよね。
そんな中で、状況を冷静に分析し、チャンスとみたらすかさず行動できるフレイザード!
あなたは天才か!?
前線で戦い続ける将軍フレイザード
ヒュンケルを殺そうとしたり、氷炎結界呪法でダイたちの能力を封じたりするので、フレイザードに卑怯者というイメージを持っている人も居るでしょう。
でもフレイザードって、『魔王軍の切り込み隊長』と呼ばれていることからも分かるように、常に前線で戦うタイプの大将なんですよね。
バルジの塔に乗り込んで来た時も一人でしたし、むしろ一人で多くの敵を相手取ることが多い気がします。
敵の能力を封じることも戦いにおいては有効な戦法ですし、卑怯どころかかなり堂々とした戦士といえるのではないでしょうか。
アバンがかつてのハドラーのことを「常に前線に立つことを忘れなかった」と評価するシーンがありますが、その性質をフレイザードも引き継いでいるのでしょうね。
小物臭い…と思わせてからの
今でこそフレイザードは僕のお気に入りキャラクターですが、登場当初は「なんだか小物くさいキャラだなぁ」と思ってました。
功名心が強く、他人の成功を妬み、仲間であるはずのヒュンケルを殺害しようとする。
推理漫画なら真っ先に殺されるタイプの『ザ・嫌な奴』って印象です。
しかもフレイザードと戦うのは、クロコダインやヒュンケルといった気骨ある強敵に勝利した後です。
「今更こんな小物臭い奴と戦っても、あっさり倒しちゃうんじゃないの?」
そんなことを思っていた時が僕にもありました。
いざ戦いが始まるとその強さにビビらされます。
まずパプニカの賢者たちを軽く一蹴。
駆けつけてきたダイたちも、氷炎結界呪法により一方的に叩きのめされ、レオナ姫を残しての退却を余儀なくされます。
ダイたちはフレイザードとの再戦に向けて、まず氷炎結界呪法を解除しようとするのですが、そこで六大将軍であるザボエラやミストバーン、魔軍司令ハドラーが待ち構えています。
この展開に僕は驚きました。
だって、同格であるザボエラやミストバーンはともかく、上司であるハドラーまで参戦してる状況で、フレイザードが総大将を務めてるんですよ!
魔王ハドラーがまさかの前座扱いです。
ハドラーたちを撃退したダイ一行はフレイザードとの再戦に望むわけですが、ここでもフレイザードは驚異的な実力を見せつけます。
もう氷炎結界呪法が無いにも拘わらず、ダイたち一行を圧倒してしまうのです。
しかも自分と同格であるはずのクロコダインやヒュンケルを含めて!
最終的には敗れてしまいますが、予想外の強さに非常に驚かされました!
五指爆炎弾(フィンガーフレア・ボムズ)
多彩な技を持つフレイザードですが、やはり代名詞とも呼べる技はこれ!
5本の指から5発のメラゾーマを同時に打ち出す大技。
後にポップも真似しますが、不完全な状態でしかできません。
やはりヒャド系も5発同時に打てるのでしょうか?
後にマトリフがフレイザードのことを「生まれたばかりでレベルが低くて助かった」「氷と炎を同時に使えるようになっていたらまず勝てなかった」と述べています。
もし生き延びていたなら、メドローア5発を同時に放つ化け物に育ったかもしれません。
フレイザードの名言
フレイザードは登場期間は長くないですが、数々の名言を残しています。
今回はその中で特に印象深いものを紹介したいと思います。
「ここは戦場だ!誰であろうと関係ねェ!強い奴が生きて弱い奴が死ぬんだよ!傷付くのが嫌なら戦場に出てくるんじゃねえ」
出典:ダイの大冒険 TVアニメ 第14話
原作とアニメで少しセリフが違い、原作では「男も女も関係ねェ」となっています。
女であるマリンの顔を無情にも焼き払い、賢者アポロに「女の子相手になんてことするんだ!」と言われて言い返した時のセリフ。
批判を恐れず言いますが、これド正論ですよね。
戦争なんですから、戦いで傷付くのは当たり前です。
そもそもそれを言うならフレイザードなんて0歳だぞ!
「俺は戦うのが好きなんじゃねぇんだ…勝つのが好きなんだよォォッ!!!」
出典:ダイの大冒険 TVアニメ 第15話
ダイに「正々堂々と戦えないのか」と言われた時のセリフ。
戦争では手段を選んではいられません。
フレイザードの冷徹な面をよく表したセリフです。
ちょっと状況違うかもですが、現実でも過程より結果だけ重視する人は珍しくありません。
「このパワーで!この強度で!これで負けたら…バカだぜ~!!」
出典:ダイの大冒険 TVアニメ 第20話
最強の身体を手に入れたはずのフレイザードが、自分を奮い立たせるために行ってしまった一言。
完全にフラグです。
この後自らバカであることを証明してしまうことになります。
…一応フォローすると、この時フレイザードは氷の身体を失っていました。
なので、冷静に状況を判断できなくなっていたというのが有力な説です。
ダイの大冒険におけるフレイザード
ダイの大冒険の敵キャラって、途中で改心したり、そうでなくても漢気あるキャラが多いんですよね。
そんな中で一貫してヒールを貫いたフレイザードは、実は特異な存在だと思います。
こういう欲望むき出しのキャラって、僕は不思議と嫌いになれないんですよね。
書きながら気付きましたが、なろう系作品でも悪役転生ものが好きだし、僕って悪役に感情移入するタイプかもしれません。
「フレイザードに転生してしまった」ってタイトルのスピンオフ作品出ないかな。(笑)
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