こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
特定の職業にクローズアップした漫画作品ってありますよね。
医療漫画とか、アイドル系とかがそれに当たります。
少年ジャンプでいうと、漫画家にスポットを当てた「バクマン」が大人気でしたね!
「バクマン」は漫画家が漫画家について書いているだけあって、主人公たちの苦労や努力がリアルに伝わってくる名作でした。
僕も未だに時々読み返したくなります。
そんな名作揃いの職業漫画の中で、僕が是非ともおすすめしたい漫画があります!
↓そのおすすめ漫画がコレ↓
「天使とアクト」
この漫画は高校生の主人公が「声優」を目指すお話です。
本来であれば声優の話って、漫画で表現するのは難しいと思うんですよね。
主人公がどんなに素晴らしい演技をしても、その声は読者には伝わらないですから。
でもこの作品はその辺りの描写が上手くて、聞こえないはずの声が勝手に頭の中に再生されるかのようにのめり込んでしまいます!
さらに主人公は演技に対してめちゃくちゃ深く分析するので、まさに声優版「バクマン」って感じです。
序盤のネタバレありであらすじ&感想を解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。
「天使とアクト」あらすじ(序盤ネタバレあり)
スポーツ万能・成績優秀の孤高の天才凰生為人(いくるみあくと)。
彼は優秀ではありますがクラスメイトを見下し、将来は他人を上から支配する立場になることを目標とする性悪高校生でした。
そんな彼がある日、中学生にして既に人気声優である春坂なりと出会います。
なりからの頼みで、アニメ研究会のアニメーションにアテレコすることになったアクト。
しかも演じる役割はまさかのジュリエット!?
最初は気が進まなかったアクトですが、ロミオを演じるなりの演技に圧倒され、アクト自身の演技もなりによって引き上げられる感覚を味わいます。
さらに演技をが終わった後、自分を嫌っていたクラスメイト達が急に友好的になっていました。
アクト自身は全く態度を変えていないというのに…
そこでアクトは「声」が持つ力に気が付きます。
「知力も体力も関係ない、『声』の力によって人を感動させ、支配することが出来る。俺はその力が欲しい!」
こうしてアクトは「声」の力について学び始め、いつしか本気で声優を目指すようになっていくのでした。
「天使とアクト」主な登場人物
凰生為人(いくるみあくと)
政治家の父親を持つ高校2年生。
文武両道の優等生ですが、非常に性格が悪く他人を見下すのでクラスで孤立しています。
その傍若無人な態度とは裏腹に、その声は天使のような女声で、初めて会う人はそのギャップにまず驚かされます。
性格は完全にひねくれていますが、行動に迷いがなく、言いにくいこともズバッと言うので、実は見ていて非常に気持ちいいキャラクター。
声優の仕事に対しても最初こそ素人ですが、
深い分析力を持ち、役作りに対して一切の妥協をしないので、みるみるうちに成長していきます。
基本的には一匹狼ですが、その声優に対する真摯さは一目置かれており、結果的に周囲を引っ張っていきます。
彼の名前であるアクトは「悪魔」から来ているのだと思いますが、漢字にすると「人の為に生きる皇」となっているのが皮肉が効いてて洒落てますね。
こういう性格悪い系主人公、僕は好きです。
春坂なり(はるさかなり)
元人気子役であり、現役の声優。
元々中学生でしたが、芸能活動との両立を学園が認めなかったために中退することになります。
いつも元気一杯の、少年のような女の子。
声優としての力量は超一流で、幼くして既にその道の第一人者とも言われています。
アクトにとっては「声」の力を教えられた相手であり、目標とする人物。
天央翔(あまひさしょう)
声優志望の女の子。
緊張しやすい性格で、声優養成所の面接前に吐いていたところをアクトに介抱してもらいます。
その際にアクトに発破をかけて貰ったことで緊張が解けたので、アクトに懐く(?)ようになります。
世間ずれしておらず、子供のように天然な部分がありますが、アクトの毒舌も前向きに解釈してしまう良い子。
鳥羽嵐士(とばあらし)
アクトと同じ養成所に所属することになった声優志望の少年。
京都出身の為に関西弁ですが、標準語も流暢に話すことができ、その役幅の広さを武器としています。
お調子者のようにも見えますが、声優を目指す熱意と才能は本物。
アクトとは喧嘩仲間といった関係ですが、実力は認めているようです。
なりの大ファン。
「天使とアクト」感想
アクトの役作りに対する分析と行動力が凄いです!
普段は自信家で周囲を見下したような態度を取りますが、仕事に対しては非常に真摯で、演じるキャラクターについて、その設定だけでなく説明されていない内心までもしっかりと考察します。
さらにベテランのアドバイスは、一見無意味に見えることでも実践し、役作りのために女装したりバカのフリしたりと一切の妥協がありません。
かなり深い部分までしっかり取材した上で書かれた作品なのだと思います。
声の演技の描写も非常に巧みで、背景描写などでそのキャラが今どんな声を出しているのか簡単に想像できるようになってます。
個人的に、今一番アニメ化して欲しい作品です。
声優の演技を、本物の声優が演じた声を是非とも聞いてみたい!
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