こんにちは！
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです！
グルメ漫画とは、昔から根強い人気を誇るジャンルです。
見ているだけでよだれが出るような飯テロ漫画だったり、白熱した料理バトルが繰り広げられる作品も珍しくありません。
今回はそんなグルメ漫画の中でも、ひときわ異彩を放つ漫画をご紹介します。
↓その漫画がコレ！↓
「ダンジョン飯」（九井諒子）
魔物が巣食うダンジョンが存在する世界。ダンジョンを攻略していた主人公たちは、思わぬミスで全滅してしまいました。
無一文になった主人公たちが、それでも再びダンジョンに潜る為に考えた方法が、なんと倒した魔物を食べるというもの。
魔物を食べるといっても、決して気色悪いゲテモノ料理ではありません。料理の過程やレシピ、栄養素までしっかり描写しているし、出来上がった料理はめちゃくちゃ旨そうな飯テロ漫画なんです！
現実にはあり得ない筈なのにリアリティーある料理の数々に、きっとあなたも食欲がそそられること間違いありません。
序盤のネタバレありでレビューしていきますので、全くネタバレしたくないという人は下のリンクから飛んでください。
「ダンジョン飯」あらすじ（序盤ネタバレあり）
冒険者ライオスは、仲間と共にダンジョンの奥深くに潜ってました。
そこで強大なドラゴンに遭遇しますが、ライオスたちもまた熟練の戦士たち。負けるはずが無い―と言いたいところですが、一つ大きな問題がありました。
「腹が減ったな…」
長いことダンジョンに潜っていたせいで、食料が尽きかけていたのです。
（仕方ない。この戦いが終わったら、一度引き返そう…）
そんな呑気なことを戦闘中に考えていたライオスは、やはり注意力が散漫になっていたのでしょう。
ふと気が付くと、仲間たちは全員倒れていました。
―全滅―
最悪の可能性が頭を過ぎったその時、ライオスの妹ファリンが脱出呪文を唱えます。そのおかげで間一髪、脱出することが出来たのです。
地上に出たライオスたちですが、よく見るとファリンの姿が見当たりません。どうやらライオスたちを脱出させるので精一杯で、ファリンはダンジョンに取り残されてしまったようなのです。
すぐに助けに向かおうとするライオス。しかし荷物はダンジョンに置いてきたために、ライオスたちは無一文です。装備も食料も無しにダンジョン攻略など、できる筈もありません。
ファリンの救助は一刻を争う。しかし新たに食料を購入する事ができない。
そんな状況で、ライオスはまさかの方法を提案しました。
「ダンジョンで魔物を倒したら、その魔物を食べれば良い！」
大切な妹を救うため、ライオスたちのサバイバルダンジョン攻略が始まります！
「ダンジョン飯」主な登場人物
ライオス
魔物が大好きなトールマンの青年。
多くの冒険者は財宝目当てでダンジョンに潜っていますが、ライオスは魔物に対する好奇心を満たすために冒険者をやっているきらいがあります。
多くの冒険者たちは魔物をおぞましいものと考えていますが、ライオスは変わった生態の動物くらいの認識なので、食べることにも抵抗がないようです。
空気の読めないところがあり、その独特な価値観のせいで周囲からドン引きされる行動をとることしばしば。
しかしライオスの魔物の生態に関する知識が戦いの役に立つことも多く、仲間たちに呆れられながらもパーティーのリーダーとして頼られる存在です。
マルシル
魔術に詳しいハーフエルフ。
ファリンとは親友で、彼女を助けるために無報酬でライオスに同行する人情家です。
女性ということもあり、魔物食には強い抵抗をもっていて、他にもライオスやセンシの行動に振り回されたりと苦労が絶えません。
しかしファリンのためと必死に適応しようとする芯の強い女性です。
魔術全般の知識を持っていますが、特に攻撃用魔術が得意で、その威力はパーティー最高火力を誇ります。
チルチャック
罠抜け技術に長けたハーフフット。
仕事は前払いでしか受けない主義で、ライオスからも既に報酬を受け取っていたためにファリン救出に同行します。
種族的に幼く見られがちですが、実は結婚歴もある大人。
魔物食に関しては人並みに抵抗があるようですが、必要とあれば割り切ることはできるようです。
戦闘能力は低いものの、罠抜け技術で何度もライオスたちを助けており、パーティーに欠かせない存在と言えます。
センシ
ダンジョン内に住み着いていたドワーフ。
長年魔物を料理して食べてきた実績があり、ライオスたちに魔物食を教えます。彼がパーティーに加わったことで、ライオスたちの魔物食が劇的に改善しました。
戦いにも参加はしますが、むしろその後の料理が彼の真骨頂であるといえます。
「ダンジョン飯」感想
ファンタジー漫画として読んでも面白いですが、魔物を倒す⇒料理する⇒食事 の流れが自然に描かれていて、グルメ要素が上手く融合出来ています。
魔物を素材に料理するので、出来上がるのは当然ながら現実ではありえない架空の料理です。
にも拘わらず、料理の工程をしっかり描写するので、架空の料理であることを忘れるほどにリアルに感じてしまいます。
毎回魔物が出るたびに、この魔物からどんな料理を作るのかとドキドキしてしまい、サバイバル要素入れることで、食のありがたみも強く感じられるようになってます！
・どんな料理が出来るのか、毎回ワクワクする。
・ファンタジーとしても面白い
・料理の工程をしっかり見せてくれる
・サバイバル要素で、食のありがたみが感じられる
ファンタジー要素とグルメ要素を絶妙に合わせた、完成度の高い作品です。
ダンジョン飯の不思議な料理の魅力。堪能してみてください。
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