こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
クロコダインといえば、序盤にダイたちのパーティーに入り、常に前線で戦い続けてきた頼れる仲間です。
しかし最終作戦では大魔宮に攻め込むメンバーから外されてしまい、それ以降目立った活躍は激減。
後にダイたちに合流したものの、バーンの魔力により”瞳”という宝玉に変えられ、バーンとの決戦にも参戦できませんでした。
極めつけはクロコダインたちが瞳に変えられた時のポップの分析です。
「バーンと戦うまでもない相手は瞳にされてしまう」と聞いたポップは、ヒュンケル・マァム・ブロキーナのことは「ダメージが残っているから」と分析したにも拘わらず、クロコダインについてはチウとともに「実力不足」と判断したのです。
このポップの分析のせいで、読者の間で「クロコダインは弱い」という印象が決定的になってしまいました。
しかしちょっと待ってください。
ポップはまるで「クロコダインは万全の状態で瞳にされてしまった」かのような口ぶりですが、クロコダインだってこれまでの戦いで大きく消耗している筈なのです。
今回は、クロコダインが最終決戦までにどれほど消耗していたのかを解説していきたいと思います。
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ。
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本当に実力不足?最終決戦でクロコダインが戦力外となった理由【ダイの大冒険】
死の大地でハドラー親衛騎団と戦う
最終決戦の際にクロコダインがどれほど消耗していたのかを語るには、最終決戦から11日前、死の大地におけるハドラー親衛騎団との戦いまでさかのぼる必要があります。
ダイがバランと共に大魔宮に攻め込みハドラーと戦っている間、クロコダインはポップ・マァム・ヒュンケルと共にハドラー親衛騎団と戦いました。
その戦いについては部分的にしか描写されていませんが、ハドラー親衛騎団は当時のポップ達にとって強敵であり、クロコダインも苦戦している様子が見て取れます。
親衛騎団の中でも屈指のパワーキャラであるブロックに締め上げられていることから、そのダメージは決して軽くなかったでしょう。
老バーンに徹底的に痛めつけられる
ハドラー親衛騎団との戦いの後、クロコダインたちはダイと合流し、大魔王バーンと戦うことになりました。
しかしバーンの力は当時のダイたちでは到底かなわないほど強力で、果敢に立ち向かったクロコダインもカイザーフェニックスや掌撃で大ダメージを受けてしまいます。
さらにはバーンがダイにトドメを刺す為にカラミティウォールを放つと、クロコダインはヒュンケルと共にダイを庇い、自らその直撃を受けたのです。
この時点で既に、生き残っているのが不思議なくらいのダメージを受けている事になります。
魔王軍の牢に10日間つながれる
バーンのカラミティウォールで倒れたクロコダインとヒュンケルは、そのまま魔王軍に捕まり、ダイたちをおびき出す為に処刑されることになります。
そして処刑執行までの約10日間もの間、牢屋の中で鎖に繋がれていたのです。
こんな壁に括り付けられた状態では、傷が癒えるどころか体力が失われていく一方でしょう。
しかも下手に抵抗すると、クロコダインたちに繋がれている鎖に電流が流れる仕組みになっているらしく、暴れたクロコダインが電撃を受けている様子まであります。
瀕死のままこんな状態で10日間も放置されるなど、この二人以外なら間違いなく死んでいます。
魔影軍団や魔界の魔物たちと戦う
処刑寸前でダイたちに救われたクロコダインですが、休む間もなく人間軍に協力し、魔影軍団や魔界の魔物たちと戦うことになります。
特に魔界の魔物は人間軍の兵士にとっては強敵であり、クロコダインの負担は相当大きかったことでしょう。
ちなみに同じく消耗が激しかったヒュンケルは、この時点でミストバーンによって傷を癒して貰っていますが、クロコダインは回復している様子がみられません。
超魔ゾンビになぶられる
魔界の魔物たちを倒したと思ったのも束の間、今度はザボエラの切り札である超魔ゾンビと戦うことになりました。
ロン・ベルクですら匙を投げようとしていた超魔ゾンビを、クロコダインは身体を張って止めようとします。
しかし超魔ゾンビのパワーは凄まじく、ザボエラはそれまでの鬱憤を晴らすかのようにクロコダインをいたぶるのです。
もともと大きく消耗している上に、超魔ゾンビのパワーでなぶられては、流石のクロコダインもたまったものではないでしょう。
ミストバーンの手刀を受ける
ザボエラとの決着を付けたクロコダインは、大魔宮でミストバーンと戦っていたポップ達と合流します。
しかし”真の力”を解放したミストバーンの力は圧倒的で、ラーハルトやヒムといった強キャラですら歯が立ちません。
クロコダインも獣王激烈掌を放ちラーハルトたちの援護をしますが、ミストバーンの手刀を受けて一撃で吹き飛ばされてしまいます。
たかが手刀と侮るなかれ、この時ミストバーンは大魔王バーンの肉体を使っており、その腕はバーンいわく「いかなる武器にも勝る」とのこと。
その手刀を受けたのですから、クロコダインのダメージは決して軽くはないでしょう。
クロコダインは最終決戦時点で大きく消耗していた
ここまで紹介した内容から、クロコダインが最終決戦前に大きく消耗していた事が分かって頂けたと思います。
ポップの言うように「大魔王バーンとの実力差が大きい」というのも間違ってはいないでしょうが、少なくとも「万全の状態で瞳にされてしまった」というの訳ではありません。
「バーン戦の前に回復呪文を受けたのでは?」という意見もあるでしょう。
確かにミスト戦の後に、ポップたち一行が回復を行っている描写はあります。
しかしダイの大冒険の回復呪文は万能ではありませんし、マァムやブロキーナにダメージが残っているならクロコダインはそれ以上の筈です。
現に回復が済んだ後にラーハルトが「ダメージが大きい奴は残れ」というと、真っ先にクロコダインが反論したのです。
これはまだダメージが残っているからこそ出た言葉でしょう。
ではなぜポップはクロコダインだけを「実力不足」と判断したのでしょうか?
辻褄の合うように考えるなら、ポップはクロコダインが消耗している事を忘れていたのかもしれません。
ヒュンケルの様に身体を引きずっていれば、重傷であることは一目でわかります。
しかしクロコダインがあまりに平然としているので、ポップはクロコダインが万全の状態であると思い込んでしまったのです。
現実でも、我慢強い人ほど周囲から心配されにくいという事はよくあります。
クロコダインが我慢強いがゆえに、かえって「実力不足」と判断されてしまった…そう考えるとちょっと可哀そうですね。
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コメント
大魔宮に上がる前にブロキーナが回復させた可能性もある。
あと、体力消耗というよりはダメージの種類が違うかなと。
ブロキーナは1分しか持たないフルパワーを一気に使い果たし、マァムは暗黒闘気の塊であるミストに乗っ取られ酷使された(暗黒闘気で受けたダメージは回復呪文では治せない)
とはいえちょっとおっさんが不憫ですね…
相性的に最悪ですから、そこを加味しての実力不足だとおもいます
魔法は武器依存の中級魔法のみ、闘気でも格闘でも速度でも技術でも、通用するレベルには至らず、タフネスのみが魔王戦に耐えうるレベル
実際に戦えば、ラーハルトやヒムでも、総合力に長けるクロコダインには苦戦するハズですが 魔王に抗するには火力が全く足りない故にでしょう
それを言い始めたら、ラーハルトもそうだろ?
回復描写無いんだし。
逆に回復描写無いけどみんなフェザーや呪文で回復したって事になってるなら、やはりポップの推測通りじゃん。
まぁ覚醒ミスト後に恐らく皆ある程度は回復してるはずだからね(ヒムの手が治ってるから)
メタ視点なら天地魔闘受けきる壁役として優秀すぎるからリタイアさせざるを得なかった
マンガ的には当て馬だけどRPG的には優秀な盾だからね
普通に雑魚だからだと思います
この一件があるんでポップと三条陸は肝心なところをスカる人ってイメージがあります
メタ視点というならあの台詞は作者がそう思ってるって話じゃないの
ケンコバが似たようなこと言って直接三条先生に聞いたけど
ここは台詞その通りって言われてたのが全てだと思う
そもそも台詞でちゃんと説明するこの漫画でいきなり的外れなこと言わせる意味は無いし
あとこの手のクロコダインは連戦で休む暇がないってのも他のキャラの疲労蓄積ダメージとは一切比較しない辺り無理がある
そもそも、ポップの分析が正しいのかはなはな疑問
はなはな…
可愛いですね笑
クロコダイルを誤解していました。
大変勉強になりました。
クロコダインは壁だからあの超攻撃を受けざるを得ない。しかも話的には二発以上。
見せ場は用意できるけど、さすがに死なさないとバーンがショボくなる。
構想としては魔界編で続投というのもあったんだから温存もやむなし。
闘気で攻撃ではなくて、防御壁を作るとかいう技を持っていればワンチャンあったかもね。ポケモンのワイドガードみたいな技w
でもまあ、チート技(烈光拳)を持つマァムや老師排除の巻き添えがメインだろうなw
親衛隊や中ボスとの個別の戦闘機会がなかったから単純に経験値に差がついただけでは?
いつからクロコダインが『他と同じ条件』で『瞳』にされたと錯覚していた…?
原作者がはっきりとクロコダインは消耗関係なくレベル外で瞳になったとインタビューで答えていて、ポップの見立ては正しいと明言しています
ミストバーンにも「今さら ノコノコおまえたちが出てきたところで 形勢がどう変わる!? クロコダインやあのネズミに私が傷つけられるとでも言うのか?」って言われてるんですよね。
攻撃には期待できないし、壁役だと上のコメントにもあるようにメタ的な理由で扱いづらい。