こんにちは!
鬼滅の刃大好きサラリーマンのヘーボンです!
鬼滅の刃を語る上で、柱の存在は欠かせません。
主人公の炭治郎以上の実力者たちであり、鬼との戦いの中でも大活躍してくれます。
人物も一人一人が個性的かつ魅力的で、鬼滅ファンが集まればまず「どの柱が好きか」論争が始まる事でしょう。
そういう訳で、今回は鬼滅の刃に登場する柱・元柱たちを解説したいと思います。
鬼滅の刃原作のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか、他の記事へどうぞ。
【序盤ネタバレ】「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」あらすじ&感想
【鬼滅の刃】鬼殺隊の柱9人・元柱4人の解説一覧
柱とは
鬼殺隊には十段階の階級があります。そして最上位の甲から選ばれた、特に強力な9人の剣士が柱と呼ばれる存在です。
文字通り鬼殺隊を支える存在であり、柱に欠員が出た場合、下記の条件を満たす者の中から新たな柱が選出されます。
・階級が甲であること
・鬼を50匹以上倒している、もしくは十二鬼月を倒している
水の呼吸を使う柱ならば水柱。という様に、得意とする呼吸によって呼び名が異なるのも特徴です。
鬼殺隊の柱一覧
氏名 | 階級 | 呼吸法 |
冨岡義勇 | 水柱 | 水の呼吸 |
胡蝶しのぶ | 蟲柱 | 蟲の呼吸 |
煉獄杏寿郎 | 炎柱 | 炎の呼吸 |
宇髄天元 | 音柱 | 音の呼吸 |
時透無一郎 | 霞柱 | 霞の呼吸 |
甘露寺蜜璃 | 恋柱 | 恋の呼吸 |
伊黒小芭内 | 蛇柱 | 蛇の呼吸 |
不死川実弥 | 風柱 | 風の呼吸 |
悲鳴嶼行冥 | 岩柱 | 岩の呼吸 |
鬼殺隊の元柱一覧
氏名 | 階級 | 呼吸法 |
鱗滝左近次 | 水柱 | 水の呼吸 |
桑島慈悟郎 | 鳴柱 | 雷の呼吸 |
煉獄槇寿郎 | 炎柱 | 炎の呼吸 |
胡蝶カナエ | 花柱 | 花の呼吸 |
※作中で引退した柱は含んでいません
鬼殺隊の柱解説
水柱・冨岡義勇
〇鬼殺隊入りの背景
両親が病死した後、姉の蔦子と二人で暮らしていました。
しかし姉が鬼に殺されてしまい、義勇は遠方の親戚に預けられることに。その道中で逃げ出し、山の中死にかけているところを猟師に助けられます。
その後、猟師の知り合いだった鱗滝に預けられ、鬼殺隊入りを目指すことになりました。
入隊試験の最終選別は、同じく鱗滝の弟子だった錆兎に助けられる形で合格。しかし錆兎は死んでしまい、義勇はそのことをずっと引け目に感じることになります。
義勇の羽織は、蔦子の着物と錆兎の着物を繋ぎ合わたものです。
〇人物
炭治郎に鱗滝を紹介し、鬼殺隊に導いた人物。
どんな状況でも冷静で的確な判断を下すことができ、鬼である禰豆子に対しても柔軟な対応を見せました。
しかし言葉足らずな故、自分の考えを周囲に伝えることが出来ず、軋轢を生んでしまう事もあります。
〇戦闘スタイル
鱗滝に教えられた水の呼吸・壱ノ型~拾ノ型に加え、独自に編み出した拾壱の型・凪を使います。
凪とは無風状態の海の事を指し、間合いに入った鬼の攻撃を全て無効化してしまうとんでもない技です。
炭治郎と共闘した際は、炭治郎の繰り出した技に合わせて瞬時に最適な技を放つなど、状況に合わせた柔軟な戦いを得意としています。
蟲柱・胡蝶しのぶ
〇鬼殺隊入りの背景
姉のカナエと両親の4人で暮らしていましたが、ある日両親が鬼に殺されてしまいます。
カナエとしのぶは行冥によって救われ、それをきっかけとして鬼殺隊に入隊。「私達と同じ思いを他の人にはさせない」と姉と二人で誓いあいました。
〇人物
常に穏やかな微笑みをたたえる、物腰の柔らかな女性。
しかしそれは姉の影響であるらしく、一皮剝けば毒舌な一面が顔を覗かせます。
面倒見が良いため継子も多く、さらには負傷した隊士の治療も担当しているなど、柱として以外にも多くの役割を担っている人物です。
〇戦闘スタイル
小柄なため、柱でありながら鬼の頸を斬ることができません。
そのかわり毒を仕込んだ刀を操り、身軽な動きで敵を翻弄しながら的確に刺突を決めていきます。
刀を鞘に納める度に毒の調合を変えることができ、相手に合わせて適切な毒を選んでいるようです。
炎柱・煉獄杏寿郎
〇鬼殺隊入りの背景
炎の呼吸を受け継ぐ家系に生まれ、幼少期より隊士となるべく修業を重ねてきました。
元柱である槇寿郎を父に持っていますが、槇寿郎はある日を境にやる気を失い、ほぼ自力で柱の地位まで上り詰めます。
〇人物
明るく闊達な人物で、他の隊士たちから好かれています。
「強い者は弱い者を守らなければならない」という母の教えを忠実に守っており、一般人や後輩を守るために自らの身体を張ることに躊躇いがありません。
ただしせっかち過ぎる面があり、よく周囲を置き去りに話を進めてしまうのが玉に瑕。
〇戦闘スタイル
力強く踏み込んで放つ剣術が主体。
炎のような闘志の持ち主で、眠っている最中に攻撃されても、無意識状態のまま反撃が可能です。
また優れた判断力をもっており、無限列車で鬼の攻撃に気が付いた際には、状況判断から周囲への指示だしまで瞬時に行いました。
音柱・宇髄天元
〇鬼殺隊入りの背景
忍びの家系に生まれ、父親の方針で三人の嫁を娶りました。
しかし兄弟で殺し合いをさせられたことに反発し、嫁を連れて逃亡。
その後、鬼殺隊に身を寄せます。
〇人物
自分を「祭りの神」と呼ぶほど派手好き。
命を軽視していた父親への反発心が強く、その反動で妻や周囲の人の命を自分よりも大切にするようになったようです。
兄貴肌な人物で、炭治郎たちに女装して遊郭に潜入させるなど無茶をさせる反面、自分の命を第一に考えるように説いています。
〇戦闘スタイル
忍びとしての技術と豪快な剣技を掛け合わせる、ド派手な戦いを好みます。
聴覚が優れており、周囲の状況を的確に把握。斬撃を放つと同時にその摩擦で火薬球を爆発させることで、高威力・広範囲の攻撃が可能です。
また「譜面」と呼ぶ独自の計算式があるらしく、それによって敵の隙を見抜くことができます。
霞柱・時透無一郎
〇鬼殺隊入りの背景
十歳で両親を失い、それ以降は兄の有一郎と暮らしていました。
ある日、日の呼吸の使い手の血筋であることが判明し、あまねから鬼殺隊に勧誘されます。それを聞いた無一郎は乗り気になりますが、有一郎が反発しあまねを追い返しました。
ところがその後、二人の家に鬼が押し入り有一郎は死亡。鬼は逆上した無一郎によって倒されますが、無一郎もまた重傷を負い、記憶を失ってしまいます。
鬼殺隊に保護された無一郎は、鬼に対する憎しみだけは忘れておらず、そのまま鬼殺隊に入隊。僅か2か月の期間で柱の地位にまで上り詰めました。
〇人物
当初は他人への関心が薄く、悪意無く暴言を吐く人物だと思われていました。
しかしそれは記憶障害のせいで心に余裕が無かったからであり、本来の無一郎は自分の力を他人為に使う事を良しとする心優しい少年です。
実際に、記憶を取り戻してからは表情豊かになり、他人に気を遣う言動も増えました。
ただし毒舌が消えたわけではなく、憎むべき敵や甘えた事を言う隊士に対しては、容赦ない言葉が飛び出します。
〇戦闘スタイル
敵を翻弄する素早い動きが特徴です。
無一郎と戦った玉壺は、その動きを「霞に巻かれているよう」と表現しました。
身体よりも大きめの隊服を着ていますが、手足の動きを隠すことで、次の動作を敵に読まれないようにするという意図があります。
恋柱・甘露寺蜜璃
〇鬼殺隊入りの背景
5人姉弟の長女として生まれ、人並み外れた食欲と筋力を持つ特異体質でした。
ある日、その特異体質と髪色を理由にお見合いが破談になってしまいます。ショックを受けた蜜璃は自分の体質を隠すことを決意。髪も黒く染めました。
ところが、すぐに自分を偽って結婚することに疑問を抱くようになります。
「私のままの私を好きになってくれる人に出会いたい」そう考えた蜜璃は、自分の特異体質を他人の役に立てる場として、鬼殺隊への入隊を決めるのでした。
〇人物
明るく心優しい女性で、禰豆子に対しても柱の中でただ一人最初から好意的でした。
入隊理由が「添い遂げる殿方を見つけるため」と言うだけあって、他人の長所を見つけるのが得意で、魅力的な相手にはすぐにキュンとしてしまいます。
ちなみに髪の毛がピンク色なのは生まれつきではなく、桜餅を食べ過ぎたからだそうです。
〇戦闘スタイル
柔軟な肉体のおかげで、鞭のようにしなる特製の日輪刀を思う存分振るう事ができ、踊るように戦います。
その斬撃は雷や音波による攻撃までも打ち消すことが可能で、半天狗の最強の分身体・増拍天すらも攻めあぐねました。
強くかわいい!甘露寺蜜璃(かんろじみつり)の名言10選【鬼滅の刃】
蛇柱・伊黒小芭内
〇鬼殺隊入りの背景
鬼に生贄を捧げる事で栄えてきた、女系の家系に生まれました。
珍しい男児ということで大切に育てられますが、自分が生贄にされると知った小芭内は逃走を図ります。
鬼に追いつかれ、あわや殺されると思った瞬間、当時の炎柱・槇寿郎に助けられました。
その後小芭内は従姉妹と再会しますが、なんと従姉妹は小芭内を罵ります。
鬼は小芭内が逃げた事に怒り、一族を皆殺しにしており、従姉妹は「小芭内が逃げたせいでみんなが死んだ」と言ったのです。
従姉妹の主張が理不尽であるとは理解しつつも、小芭内は罪悪感を抱える事になりました。
小芭内はそのやり場のない怒りを鬼に向けることに決め、鬼殺隊への入隊を決意します。
〇人物
蛇のようにネチネチとした話し方が特徴。
生い立ちのせいで猜疑心が強く、特に女性に対しては嫌悪感を持っています。
その分、明るく素直な蜜璃に出会った時は強い衝撃を受け、彼女に好意を向けるようになりました。
〇戦闘スタイル
変幻自在のうねる剣術が特徴。
その太刀筋は予測困難な上、狭い隙間を正確に狙うことができ、まるで障害物をすり抜けるかのように攻撃を繰り出すことが可能です。
風柱・不死川実弥
〇鬼殺隊入りの背景
7人兄弟の長男として生まれ、母と弟たちと暮らしていました。
ある日母親が鬼になってしまい、5人の兄弟が死亡。母親は実弥が倒しますが、唯一生き残った玄弥から母を殺した事を責められてしまいます。
それ以降、実弥は玄弥から離れ、一人で鬼と戦うようになりました。
そんな実弥を鬼殺隊の粂野匡近が見つけ、育手を紹介。その育手の元で修業した後に、鬼殺隊に入隊します。
〇人物
好戦的で粗暴な言動が目立つ人物。
しかしそれは表向きのことであり、本心では自分が悪く思われようと、大切な人を守れればそれでいいと考えています。
弟の玄弥に対して「才能がないから鬼殺隊を辞めろ」と冷たく突き放していましたが、それは玄弥に戦いを忘れて幸せになって欲しいという願いからの行動でした。
〇戦闘スタイル
軽快な身のこなしと苛烈な連続攻撃により、暴風の様に戦います。
また稀血という鬼を酩酊させる血の持ち主であり、敵の動きを鈍らせながら戦う事が可能です。
岩柱・悲鳴嶼行冥
〇鬼殺隊入りの背景
寺で身寄りの無い9人の子供と暮らしていました。
しかしある日子供の一人が鬼を手引きし、7人の子供が殺害されてしまいます。
鬼は行冥が倒したものの、駆け付けた人に「行冥が子供を殺した」と誤解を受け投獄されました。
あやうく処刑されそうになったところを産屋敷に救われ、鬼殺隊に入隊します。
〇人物
非常に涙もろく、いつも念仏を唱えながら誰かを憐れんでいます。
盲目ではあるものの、非常に感覚が鋭く日常生活に支障がないため、目が悪いと気が付かない人も多いようです。
質実剛健な人物ですが、過去の経験から他人に対して疑り深くなっています。
〇戦闘スタイル
鉄球と手斧を鎖で繋いだ特殊な日輪刀を使います。
呼吸と反復動作により爆発的な力を発揮し、常人では持ち上げることも困難な日輪刀を豪快かつ繊細に操ることが可能です。
鬼殺隊の元柱解説
元水柱・鱗滝左近次
〇引退の経緯
詳細は不明。
大きな怪我を抱えている様子も見られないので、単純に年老いたため引退したのかもしれません。
引退後は育手として、弟子の育成を担当しています。
〇人物
炭治郎や義勇に水の呼吸、そして鬼殺隊士としての覚悟を教えた人物。
弟子に苛烈な修業を課しますが、それは弟子を死なせたくないからであり、弟子に対して我が子の様に深い愛情を向けています。
その証拠に、鬼である禰豆子の存在を認めてもらう為に産屋敷に手紙を出し、そこで「もし禰豆子が人を喰ったら自分も切腹する」と記していました。
常に天狗の仮面を被っていますが、それは素顔が優しすぎるので、鬼に舐められないようにしているそうです。
元鳴柱・桑島慈悟郎
〇引退の経緯
35歳の時に、戦闘中に片足を失い引退。
その後は育手となり、雷の呼吸を弟子に教えてきました。
〇人物
善逸の回想シーンにのみ登場し、逃げ回る善逸をいつも𠮟りつけていました。
ただし善逸は「それでも決して見捨てようとしなかった」と語っており、「じいちゃん」と呼んで慕っていたので、愛情深い人物だったのでしょう。
善逸の兄弟子である獪岳のことも分け隔てなく大切に育てていましたが、自分が特別でなければ気が済まない獪岳は不満を抱えていたようです。
結果として獪岳は鬼となってしまい、桑島はその責任を痛烈に感じ、介錯も付けずに切腹しました。
元炎柱・煉獄槇寿郎
〇引退の経緯
炎柱として活躍していましたが、ある日歴代炎柱の書を読み自信を喪失。さらに妻が病死したことで自暴自棄になり、役目を放棄する形で引退しました。
歴代炎柱の書の内容は、詳しくはわかりませんが「始まりの呼吸の剣士がいかに強かったか」「その剣士でも無惨を倒せなかった」といったことが書かれていたのでしょう。
引退時期については、伊黒小芭内が12歳の時に蛇の鬼から救っている事、杏寿郎が「千寿郎が物心つく前に母が亡くなった」と語っている事から、7~9年ほど前だったと推察できます。
〇人物
初登場時は完全に無気力な状態で、杏寿郎が「柱になった」と報告した時も興味を示しませんでした。
しかし杏寿郎は「かつては情熱的な人だった」と語っており、(結果的には失敗でしたが)助けた小芭内を従姉妹に引き合わせたりしているので、元々は心優しい人物だったようです。
杏寿郎の訃報を聞いた際は、人前では暴言を吐いたものの一人になると涙を流し、実は息子への愛情は深かったことが伺えます。
その後は心を入れ替え、最終決戦時には産屋敷輝利哉の護衛に当たりました。
元花柱・胡蝶カナエ
〇引退の経緯
4年前に上弦の弐・童磨と戦い、戦死。
戦闘の詳細は不明ですが、後に童磨が「朝日が昇って食べ損ねた」と語っており、日が昇るまでの長時間に及ぶ激闘だったと思われます。
〇人物
常に穏やかな微笑みをたたえる、心優しい女性。
多くの隊士が鬼への恨みで戦う中で、「人も鬼も救いたい」と鬼にすら同情していました。
胡蝶しのぶの実の姉で、胡蝶カナヲにとっても姉同然の人物です。
↓「鬼滅の刃」の関連書籍レビュー
【見どころ解説】「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」内容レビュー
【前巻との比較】「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」内容レビュー
↓「鬼滅の刃」の次の記事を読む
コメント