こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
ダイの大冒険は読んでいて矛盾を感じる事の少ない、完成度の高い作品です。
しかし長く続いた作品ですから、重箱の隅をつつくように見ていけば、やはりどうしても辻褄が合わない点というものが見つかります。
今回は野暮と言われるのを承知の上で、話の矛盾点や「さすがに無理があるだろ」と言いたくなる設定を、私なりの考察付きで紹介していこうと思います。
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!
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これって矛盾!?ダイの大冒険の辻褄の合わない点10選【なぜ皆アバンの使徒と呼ぶのか…など】
「アバンの使徒」という呼び名を何でみんな知っているの?
「アバンの使徒」と言えば、アバンの弟子であるダイ・ポップ・マァム・ヒュンケルの事で、後にレオナも加わります。
作中で当たり前のように使われている呼び方ですが、よくよく考えると皆がこの呼び方を知っているのはおかしくないでしょうか。
そもそも、作中で最初に「アバンの使徒」という単語を使ったのはクロコダインです。
ダイが「アバンの弟子」を名乗ったのを聞いたクロコダインが「アバンの使徒」と呼び、ダイもその呼び方を気に入ったのか、それ以降「アバンの使徒」を名乗るようになります。
しかしこの後すぐ、ダイともクロコダインとも関係ない人物が「アバンの使徒」という言葉を使ったのです。
それは、クロコダインとの再戦を前に臆病風に吹かれたポップを励ました、魔法使いのまぞっほです。
これっておかしいですよね?
クロコダインが名付けた「アバンの使徒」という名を、なぜ通りすがりのまぞっほが知っていたのでしょう。
その後も、フレイザードやハドラーが当然のようにダイたちを「アバンの使徒」と呼んでいます。
全員がたまたま同じ呼び方を思いついた可能性も0ではないですが、「使徒」という単語はそこまで一般的とは思えませんし、そのまま「アバンの弟子」と呼んだ方が自然な気がします。
おそらく「アバンの使徒」という単語を読者に浸透させるために、強引に作中で使った結果、矛盾が生じてしまったのでしょう。
〇辻褄の合う考察
この点について辻褄の合う説明が出来ないかと考えてみたところ、一つの可能性を見つけました。
それは「アバンの使徒」という呼び方は、クロコダインが呼ぶ前から広まっていたという可能性です。
アバンは魔王を倒した勇者として有名だったようですし、アバンが弟子を取っているという話が広まっていても不自然ではありません。
直接ポップやマァム、ヒュンケルの名前が知られていたとは考えにくいですが、弟子の話を聞いた人々が「勇者の弟子になるなんてどんな人物なんだ?」と噂し合い、いつしかその謎の弟子たちを「アバンの使徒」と呼び始めた…というのはありそうな話です。
つまりクロコダインの「アバンの使徒というわけだな」というセリフは、その場で名付けたのではなく「お前たちが噂に聞いたアバンの使徒か」という意味に解釈できます。
多少強引な気もしますが、それならばまぞっほたちが「アバンの使徒」という呼び方を知っていてもおかしくはありません。
ヒュンケル何で死なないの?
ヒュンケルは”不死身”の異名を持つ通り、どんな死地からも生還してくる不屈の戦士ですが、どう考えても死んでないとおかしいシーンがあります。
それはダイたちに敗れた後、フレイザードの罠によって地底魔城が溶岩に沈んでしまったシーンです。
そこでヒュンケルはなんとダイたちを岩ごと持ち上げ、溶岩の外に投げ捨てるという離れ業で助け出します。
溶岩の温度はおよそ800~1200℃、人間は近づいただけで丸焦げになってしまうそうなので、本当ならダイたちもただでは済まない筈なのですが…まあそこは目を瞑りましょう。
しかし全身が溶岩に沈んでしまったヒュンケルが生き延びたのは意味が分かりません。
一応すぐにクロコダインに助け出されたという理由はありますが、そんな3秒ルールみたいな理屈で済ませるのは、いくら何でも強引すぎやしないでしょうか。
ヒュンケルの不死身振りについては別記事で解説しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
「ハドラー親衛騎団」という呼び名をダイたちはどこで知ったの?
人間軍は死の大地に攻め込むためにサババに基地を建設しますが、突然攻め込んで来たハドラー親衛騎団によって壊滅させられてしまいました。
ダイたち一行がその知らせを聞いた時、クロコダインが「ハドラー親衛騎団!」と叫ぶのですが、なぜ親衛騎団の名前を知っていたのでしょう?
クロコダインが親衛騎団の存在を知ったのは、氷山の中に埋もれていたダイを救出しに行った際でした。
ハドラーを出し抜いてダイを仕留めようとしたザボエラを止めるために、兵士のヒムが現れたのです。
その際ヒムは自分の事を「ハドラー様の忠実なる兵士」、あるいは「最強の親衛隊員」と名乗っています。
つまり親衛”騎団”とは名乗っていないのです。
その後ハドラーがバーンに対して、ヒムたちを「ハドラー親衛騎団」として紹介していますが、そんなことはクロコダインが知っている筈もありません。
〇辻褄の合う考察
なのになぜクロコダインは「ハドラー親衛騎団」と呼んだのか…
考えてみましたが、これだという答えは見つけられませんでした。
一応辻褄の合うように考えるなら、ヒムの正々堂々とした態度を見たクロコダインが、そこから騎士道精神を感じ取り、自然と「親衛”騎団”」と呼ぶようになったとかでしょうか。
ヒュンケルはどうやって死の大地へ渡ったの?
ヒュンケルは死の大地でバランに再会し、バランが一人で魔王軍と戦おうとしている事を悟ります。
そんなバランをヒュンケルは身体を張って引き留め、結果として成功しますが、同時に再起不能と言われるほどの重傷を負ってしまいました。
ダイたちはそんなヒュンケルを置いて戦いに行くのですが、カールの作戦基地で目覚めたヒュンケルはその後を追いかけ始めます。
そして引き留めようと追いかけてきたエイミの言葉を聞かず、鎧の魔槍を纏い…
死の大地で戦っているポップ達と合流し、本当に再び戦い始めるのです。
ただ今回は「ヒュンケルが不死身過ぎる」という事が言いたいわけではありません。
ヒュンケルは作戦基地がある大陸から、死の大地までどうやって移動したのかという事です。
死の大地に渡るには海を越える必要があり、普通に考えて空を飛べないヒュンケルは海を越えられない筈なのです。
〇辻褄の合う考察
ヒュンケルが海を渡る方法としてまず思いつくのは、キメラの翼を使うか、誰か空を飛べる仲間に送ってもらうかです。
しかしヒュンケルは「カールの作戦基地」→「エイミと話した浜辺」→「死の大地」という順に移動しています。
何が言いたいかというと、キメラの翼やルーラで移動したのなら作戦基地から直接飛ぶはずであり、浜辺まで移動する理由が謎となってしまうのです。(鎧の魔装が浜辺にあったのはヒュンケルに引き寄せられたからであり、浜辺に行く必要はない)
ならばエイミを説得して、浜辺からルーラで送ってもらったのかとも考えましたが、そもそもエイミはルーラを使えません。(後に黒の核晶を凍らせに行けずに悔しがっていた)
では泳いで渡ったのかというと、その場合泳ぐ前にわざわざ鎧の魔槍を纏った事になりやはり不自然ですし、そもそも死の大地に現れた際にヒュンケルの身体は濡れていませんでした。
他にも色々な可能性を考えてみましたが、一番ありそうだと感じたのはサババの造船基地に船が残っていたという可能性です。
かつてサババで建造していた大型船はハドラー親衛騎団に破壊されてしまいましたが、ボートのような小型船くらいであれば残っていた可能性はあるでしょう。
死の大地に船で向かうなら、地理的に考えてもサババから船を出すのは理に適っています。
作戦基地を出た後に浜辺を歩いていたのも、サババに向かっていたと考えれば辻褄は合うでしょう。
ただ、作戦基地からサババへ歩きで向かうにはそれなりに時間がかかる筈です(ダイやポップが移動したときはトベルーラを使っていた)し、死の大地まで小型船で移動するのは現実的ではないと言われると、正直その通りかもしれません。
…とはいえ、ヒュンケルなら出来そうな気がしてしまいますが…
アバンはいつ手袋に魔法の砂を仕込んだの?
矛盾点…というより「さすがに無理があるだろ」と感じた設定です。
アバンとキルバーンの戦いで、異空間に置き去りにされそうになったアバンは、とっさにキルバーンの足首を掴みます。
その手はすぐにキルバーンに切り落とされてしまいますが、実はその手袋にはルラムーン草を原料とした魔法の粉が仕込んであり、それをキルバーンに取り付ける事でリリルーラで追いかける事が出来るようになっていたのです。
見事に奇跡の復活劇を見せたアバンですが…これってさすがに無理がありませんか?
戦いの最中に手袋に魔法の粉を入れるタイミングがあったとは思えませんし、そもそもアバンが手を離した時点で手袋は落ちてしまうはずです。
キルバーンが異空間を脱出するまで、手袋が足首にくっついていたのはどうしても不自然に感じてしまいます。
〇辻褄の合う考察
辻褄の合う可能性を考えてみましたが、やはり戦闘中に手袋の仕掛けを用意したとは考えにくいでしょう。
となれば、戦闘前から用意していたと考えるしかありません。
流石に異空間での戦いを想定していたとは考えにくいですが、そもそもアバンは敵の追撃用に魔法の粉を調合していたようですし、その際に敵に取り付ける方法まで考えていてもおかしくはないです。
アバンは大魔宮に向かう前に魔法の粉入りの手袋を用意しており、敵に取り付けやすい様に接着剤でも塗っておいたのでしょう。
敵に掴みかかる振りをしてその手袋を取り付ければ、敵が逃げても容易に追撃できるという訳です。
それだけの準備をしていたからこそ、キルバーンに異世界に取り残されそうになった時に咄嗟に対応できたのでしょう。
竜闘気によるダメージは回復呪文で回復できない筈では?
レオナの見立てによると、竜闘気によるダメージはすぐには呪文で回復できないそうです。
そうでなければ真・大魔王バーンはダイから受けたダメージを簡単に回復出来てしまう事になるので、おそらくレオナの推測は正しいのでしょう。
ただよくよく考えてみると、バーンは初めてダイと戦った時に、アバンストラッシュによる傷を瞬時にベホマで回復しているのです。
「もしやこの時のアバンストラッシュには竜闘気が込められていなかったのか?」とも考えましたが、技を放つ瞬間にダイの剣はハッキリと竜闘気らしきオーラを纏っています。
これは明確に矛盾していると言って良いでしょう。
〇辻褄の合う考察
とはいえ、これも辻褄合わせは可能です。
そもそもレオナが「竜闘気は回復呪文を受け付けない」という事に気が付いたのは、ダイがドルオーラの反動でベホマを受け付けなくなったからでした。
そしてドルオーラは、ダイが2つの紋章の力を使う”双竜紋”に目覚めたからこそ使えるようになりました。
つまり、最初にバーンと戦った時とくらべ、ダイの竜闘気のレベルが格段と上がっているのです。
要するに「回復呪文を受け付けない」という特性は、竜闘気の力が双竜紋レベルまで上がって初めて生じるものだった…と考えると辻褄が合います。
そう考えれば、双竜紋に目覚める前のダイの攻撃をバーンが回復出来たことも納得できるでしょう。
竜闘気ならカイザーフェニックスも防げるのでは?
大魔王バーンの必殺技の一つが、メラゾーマを昇華させた呪文カイザーフェニックスです。
バーンがカイザーフェニックスを連発してきた際にダイはアバンストラッシュで迎撃し、カイザーフェニックスと光魔の杖の同時攻撃を仕掛けた際には敢えてカイザーフェニックスに飛び込むことでダメージを最小限に抑えました。
しかしちょっと待ってください。
ダメージを最小限に抑えるもなにも、竜闘気を纏えばあらゆる呪文を防ぐことが出来るはずではなかったのでしょうか。
かつてバランがそう説明し、「力や闘気でしか貫けない」と語っていました。
同じく呪文を防ぐ筈の鎧を纏ったヒュンケルもカイザーフェニックスでダメージを受けていますが、こちらはそもそも全身を覆っている訳ではないので、防御が完全でなくとも納得できます。
しかし竜闘気であれば全身を覆う事が出来るはずなので、カイザーフェニックスであっても簡単に防ぐことが出来るはず…
竜闘気を節約した…という可能性もありますが、さすがにカイザーフェニックスのダメージと竜闘気による体力消耗では前者の方が深刻でしょう。
やはり矛盾しているように感じてしまいます。
〇辻褄の合う考察
これを辻褄の合うように説明するなら、「あらゆる呪文を防ぐ」というのは誇張表現だったと考えるべきでしょう。
というより、さすがに大魔王バーンレベルの呪文は想定外だったというべきでしょうか。
シグマのシャハルの鏡も「あらゆる呪文を跳ね返す」とうたいながら、バーンのカイザーフェニックスとポップの爆裂呪文を跳ね返した時に壊れてしまいました。
それと同様に、竜闘気にも防げる呪文の威力には上限があると考えるのが妥当な結論ではないでしょうか。
ライデインは竜闘気で防げるのでは?
大魔王バーンとの戦いで、バーンの胸にダイの剣を突き立てる事に成功したダイは、自分ごとライデインをバーンに当てる事で「我慢比べ」を仕掛けます。
自分の身体が傷付くことも厭わない捨て身の作戦だったわけですが…ちょっと待ってください。
竜闘気でライデインを防げば、ダイ自身はノーダメージに出来た筈ではないでしょうか。
前の項目で「バーンレベルの呪文は竜闘気でも防げない」と考察しましたが、さすがにダイ自身のライデインすら防げないとは考えにくいです。
なぜダイはライデインを防がず、わざわざダメージを受けていたのでしょうか。
〇辻褄の合う考察
まず考えたのが、ダイが既に竜闘気を使う体力が無くなっている可能性です。
ここまでの戦いで受けたダメージにより、消耗の激しい竜闘気を既に使えなくなっているなら、捨て身の戦法も納得がいきますが…
しかしよく見ればライデインを仕掛けている最中も竜の紋章は光ってますし、なによりこの後竜魔人化する事を考えれば、体力切れは考えにくいです。
となればやはり、ダイは自らの意志でライデインを防がなかったのでしょう。
そこでダイがやっていることを改めてよく考えてみました。
ダイはバーンに胸の剣を抜かせない為に、剣を握りながらライデインを放っていますが、そのライデインを直接バーンに当てているのではなく、ダイ自身に当てているのではないでしょうか。
バーンを狙えば防がれる可能性もありますし、ダイはライデインの威力を剣を伝ってバーンの身体の内側まで伝えたいわけですから、その剣を直接握っているダイ自身に当てると言うのは理に適っています。
であれば、竜闘気でライデインを防がなかった理由も納得がいきます。
ライデインの威力を「ダイの身体」→「ダイの剣」→「バーンの体内」という順に伝わらせているのですから、ダイがライデインを防いでしまえば、バーンの体内まで電撃を伝えられなくなります。
したがって、ダイは全ての威力を受け止める必要があったのでしょう。
前述したとおり、ライデイン中に竜の紋章が光っていますが、ライデインを防ぐ防御幕を纏うためではなく、バーンから振りほどかれない為だけに竜闘気を使っていた…と考えれば辻褄は合います。
キルバーンに黒の核晶を仕込むのって危険すぎない?
物語終盤において、キルバーンはピロロが操る人形であり、その仮面の内側には黒の核晶が隠されていたことが分かります。(正確にはピロロこそが真のキルバーン)
リスクのある戦いは人形に任せ、本体のピロロは安全な場所に身を隠す…卑怯なピロロらしい手段と言えます。
…が、これって結構リスクありませんか?
爆弾付きの人形と常に一緒に居るなんて普通なら気が気ではないでしょうし、ましてや人形には高温の”魔界のマグマ成液”が流れているのです。いつ引火するか分かったものではありません。
現にアバンに人形の仮面を切られたり、身体が燃え上がった時にはピロロは大慌てしていました。
リスク回避の為に人形を使っているのに、その人形に大きなリスクが隠されている…これは矛盾していると言っていいのではないでしょうか。
〇辻褄の合う考察
ピロロは元々人形を戦いの場に出す気は無かったのかもしれません。
そもそもピロロは冥竜王ウェルザーがバーンを殺すために放った刺客であり、バーンの下で働きながら、ずっとバーンが油断するのを待っていたのでしょう。
そしてバーンの元でのピロロと人形の役割は”暗殺”です。
リスクを冒さず対象の命を刈り取ることを生業としていました。
アバンに決闘を挑んだ時も、わざわざ異空間に連れ込んだのは、万が一人形が爆発しても自分に被害が出ないようにするためだったのかもしれません。
しかしアバンが予想外に強く、異空間から脱出してきてしまった為に、ピロロ自身も危険な場所で人形を戦わせるはめになってしまったのです。
アバンとの戦いのときキルバーンが「怖い」と言っていたのは、アバンの実力に怯えたのではなく、黒の核晶の暴発に怯えていたのかもしれません。
バーンの黒の核晶は一つ爆発すれば全て誘爆するんじゃなかったの?
バーンは柱と呼ばれる兵器に黒の核晶を搭載して地上の六か所に落とし、その爆発により地上を消滅しようと計画していました。
その計画は仲間たちの協力により未然に防がれた…かのように思われましたが、バーンとの決戦の後にピロロ(キルバーン)が現れ、なんと自分で隠し持っていた黒の核晶を起動してしまうのです。
その際にピロロは「もしかしたら近くの柱も誘爆してしまうかもしれないが、二発程度なら地上が平らになる程度で済むだろう」と言っているのですが、この発言に違和感を覚えた読者も居るのではないでしょうか。
というのもバーンの仕掛けた黒の核晶を地上の仲間たちが凍らせようとしたとき、バーンは「ひとつでも爆発すれば、残りの全ての黒の核晶も誘爆する」と言っているのです。
全ての黒の核晶が爆発すれば地上が消えてしまうので、ピロロの「地上が平らになる程度で済む」という発言は完全に間違っている事になってしまいます。
〇辻褄の合う考察
ピロロはバーンの仕掛けた黒の核晶の威力を誤解していたのかもしれません。
そもそも黒の核晶とは作成者の魔力量によって威力が変わるようなので、バーンの黒の核晶とピロロの黒の核晶では威力が違うと思われます。
しかし自分で黒の核晶を隠し持っていたピロロは、バーンの黒の核晶の威力も「自分のものと同程度だろう」と考えていたのではないでしょうか。
だからこそピロロは「自分の黒の核晶を爆発させても、すぐ近くの柱が誘爆する程度で済む」と考えたのです。
実際には一つでも誘爆したら、全てが誘爆するほどの威力があった訳ですが…。
ダイの大冒険の完成度
以上、ダイの大冒険の辻褄の合わない点10選如何でしたでしょうか。
今回作品の矛盾点を紹介していきましたが、決してダイの大冒険という作品にケチを付けたい訳ではありません。
むしろ他の長期連載作品と比べれば矛盾点は少ない、完成度の高い作品であると言えるでしょう。
しかしダイの大冒険を考察していく上で、どうしても釈然としない箇所というものが出てきてしまい、この場を借りて吐き出させて頂きました。
今回私なりの考察を付け加えさせて頂きましたが、「他にちゃんと説明できる理由があるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄やTwitterで教えてください。
また、一見矛盾に見えるけどちゃんと説明が付く要素については他記事で説明しているので、そちらも合わせてご覧ください。
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コメント
真バーン戦でのライデインについては、紋章の力を剣が折れないように保護したり(双竜紋なら光魔の杖でも折れなくなる=竜闘気は強度を高める?)、
もしかするとライデインの威力増強のために回していたのかも(紋章の力があれば高度な呪文が使える=威力も上がる?)知れませんねえ。
一発のライデインで電撃がそれなりの時間持続しているような描写だったので、
ダイ自身がライデインの威力を一時的に受け止めてから時間をかけて流し込んでいる(キャパシタになっている)、という妄想もしてみたり。
いずれにせよ、アニメでの描写が楽しみなシーンです。
最後の黒の結晶のくだり、術者であるバーンが死んだため六芒魔法陣による誘爆機能はもう失われていたので物理的に誘爆する近くの一本分だけで済むと考えたというのはどうかな
なるほど、双竜紋で初めて機能する性質ならギガブレイクを2発くらって死なないおっさんにはちゃんとベホマが作用してたことになるのね