こんちには!
小説家になろう大好きサラリーマンのヘーボンです!
皆さん悪役令嬢ものって好きですか?
僕は大好きです!
初めて聞いたときは「悪役令嬢もの?女性向けのジャンルなのかな?」と思いました。
確かに女性読者を意識している恋愛重視の作品もあるのですが、基本的に立場の悪い悪役令嬢が、自分の才覚で逆転していく話なので、手に汗握る熱い展開が多いんです!
むしろハラハラドキドキしたい少年漫画好きにこそお勧めしたいジャンルです!
今回は私に悪役令嬢ものの面白さを教えてくれた最初の作品を紹介したいと思います!
↓その作品がこちら↓
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」(山口 悟)
これ以上、分かりやすいタイトルが他にあるでしょうか…
悪役令嬢もののテンプレみたいな設定です。アニメ化もされましたね。
強いて言うなら主人公は自分の才覚というより、人柄で味方を作っていきます。
コメディー調で読みやすいので、悪役令嬢ものがどんな話なのか知りたいって人が最初に読むのにお勧めです!
ちなみに第一部までならWEBで読めますが、単行本で続きを連載中です。
序盤ネタバレありであらすじを解説していきますので、全くネタバレしたくないという人は下のリンクから飛んでください。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」あらすじ(序盤ネタバレ)
両親に甘やかされて我儘に育ったカタリナ。8歳の時に頭をぶつけた事で、拍子に前世の記憶を思い出しました。
この世界は前世で遊んでいた乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」の世界で、カタリナはヒロインに意地悪をした挙句に破滅する悪役令嬢だったのです。
このままでは破滅の運命が待っている…
ゲームのキャラクターと拘わらないようにしようにも、カタリナは既にメインヒーローであるジオルド王子と婚約済みでした。
しかしゲームのシナリオを思い出したカタリナは知っています。
「ジオルドがカタリナと婚約したのは女避けのためであり、いずれヒロインと恋に落ちれば邪魔になったカタリナを追放、もしくは殺害する」ということを。
このままでは良くて国外追放、最悪の場合死ぬ…
「そんなの嫌だ!」とカタリナは脳内会議で今後の方針を話し合います。
「ヒロインを虐めなければ大丈夫?」「ジオルドに陥れられる可能性も…」「殺されないように剣や魔法を鍛えるのは?」
脳内の自分と意見を交わし合うカタリナ。
さしあたってカタリナは、ジオルドに殺されそうになっても抵抗できるように剣や魔法の腕前を磨くことにします!
そのための具体的な手段とは…
「…とりあえず畑作りから始めましょう!」
破滅フラグを回避するために斜め上に突き進むカタリナと、巻き込まれながらも放っておけない周囲の人たちの物語。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」主な登場人物
カタリナ・クラエス
破滅フラグをへし折ろうと奔走する公爵令嬢。
困ったことがあるとすぐに脳内会議を開催しますが、参加者は全員カタリナなので碌なアイデアは出ません。
前世の知識がありますが、それを生かしているとは言い難く、むしろ事が終わるまで忘れてることも多いくらいです。
偏見無く人と接することが出来るので、人間関係にストレスを抱えた人の心に自然と入り込み、無自覚に救ってしまう人たらし。
基本的にあほの子なので、見ていて飽きない主人公です。
※ゲームにおけるカタリナ
ジオルドルートとキースルートのライバルキャラ。
子供の頃に転んで顔に怪我を負い、それを一緒にいたジオルドのせいにして、責任を取らせる形で婚約者となりました。
またある日突然義弟となったキースのことを受け入れずに虐めるようになります。
どちらのルートでもプレイヤーがハッピーエンドを迎えると国外追放となり、バッドエンドだとヒロインを殺そうとして逆にヒーローに殺されてしまいます。
ジオルド・スティアート
第三王子にしてカタリナの婚約者。人当たりの良いルックスですが、内面は腹黒です。
優秀過ぎるがゆえに何事にも興味が持てずにいましたが、自由奔放なカタリナに興味を持ち魅かれていくようになります。
しかしカタリナにとっては破滅フラグの象徴のような人なので、度々婚約解消を打診される可哀そうな人。
※ゲームにおけるジオルド
ヒーローの一人。カタリナには特に興味を持ってませんが、多くの家からくる婚約の打診に辟易しており、断る口実としてカタリナと婚約しました。
自由奔放なヒロインと出会い興味を持ち魅かれていくようになります。
その際カタリナが邪魔になり、排除しようとします。
キース・クラエス
カタリナの義理の弟。
クラエス家の分家の出身ですが、その高い魔力が評価されて本家の養子となります。
幼いころに魔力を暴走させてしまったことがあり、そのせいで実の家族から化け物扱いされていました。
本家に引き取られた後も、自分の魔力によってカタリナを傷つけてしまいトラウマが蘇りますが、引きこもっているところをカタリナに強引に連れ出され、孤独を癒されたことで恋心を抱くようになります。
早々に孤独を癒されたため、ゲームとは全く性格の違うキャラクターとなります。
※ゲームにおけるキース
ヒーローの一人。カタリナの母親から愛人の子だと誤解され、本家に引き取られた後も孤立していました。その孤独を癒すためかナンパ男に成長します。
ヒロインによって孤独を癒されたことで恋心を抱くようになります。
アラン・スティアート
第四王子にしてジオルドの双子の弟。
婚約者であるメアリがカタリナの話しかしないので、「俺の婚約者を誑かした!」と怒りカタリナのところに乗り込み、何故か木登り勝負をします。
優秀なジオルドに対し劣等感を抱いていましたが、カタリナから「向き不向きの問題だ」と指摘され、次第に劣等感を薄れさせていきます。
基本的に素直で単純な性格なので、他の腹黒キャラに良いように誘導されてしまう可哀そうな人。
※ゲームにおけるアラン
ヒーローの一人。我儘な俺様王子。
ジオルドに劣等感を持っていたが、ヒロインによって次第に劣等感を薄れさせていきます。
メアリ・ハント
侯爵家四女でアランの婚約者。
姉妹の中で自分だけ後妻の子であり、姉たちから軽視されていたため自分に自信を持てずにいました。しかしメアリが育てた花壇の花がカタリナの目に止まり、「緑の手を持っている」と褒められたことで自身を持てるようになります。
カタリナに恋心を抱いており、隙あればジオルドとの仲を引き裂きたいと考えている百合キャラです。
ジオルドに対抗するためか、ゲームとは違い腹黒キャラに成長しました。
※ゲームにおけるメアリ
アランルートのライバルキャラ。
幼いころアランから「緑の手を持っている」と褒められたことで自分に自信が持てるようになり、アランに対し恋心を抱くようになります。
令嬢の鏡と呼ばれるほどの人格者で、同じライバルキャラのカタリナとは違い、卑怯なことはせずに堂々とヒロインと競いあいます。
ニコル・アスカルト
伯爵家の三男で宰相の息子。
ジオルドやアランとは幼馴染です。
基本的に無口で無表情だが、たまに笑うと周囲の女性を魅了してしまう、カタリナ曰く「魔性の魅力」の持ち主とのこと。
鈍いカタリナが一番異性を意識する相手は、もしかするとこの人かもしれません。
妹であるソフィアを大切に思っているにも拘らず、ソフィアがアルビノであることを理由に周囲から勝手に同情されて辟易していました。
しかしカタリナから「幸せ者」と呼ばれたことをキッカケにカタリナに魅かれ始めます。
※ゲームにおけるニコル
ヒーローの一人。
カタリナが前世でニコルルートをプレイしていないため詳細は不明。
カタリナとの接点はあまりないようです。
ソフィア・アスカルト
ニコルの妹。
家族からは愛されていますが、白い髪と赤い目を持っていたため周囲から「呪われた子」という中傷を受け、引き籠りがちになっていました。
カタリナによって髪を誉められ、また趣味の小説の話をするうちに少しずつ前向きになっていきます。
兄のカタリナに対する気持ちに気付いており、なにかと二人をくっつけようとします。
※ゲームにおけるソフィア
ニコルルートのライバルキャラ。
カタリナのようにヒロインと対立するわけではありませんが、ニコルは何かと妹優先の為、ニコルの攻略にはまずソフィアとの仲を深める必要があります。
好感度が上げるとヒロインとニコルをくっつけようとするようになります。
マリア・キャンベル
平民でありながら非常に強力な光の魔力を持っている特別な少女。
故郷では「魔力を持つ存在」として、学園では「平民」として孤立していたがカタリナによって救われます。
なので本編においてはカタリナとは対立しません。
悪役令嬢と仲良くなるタイプのヒロインですね。
※ゲームにおけるマリア
心優しく努力家な少女。
ヒーロー達と様々な形で関り、心を癒していく。
平民出身ということもありややお転婆な設定ですが、本編のカタリナほどではありません。
佐々木敦子(あっちゃん)
カタリナの前世の友人。
カタリナが乙女ゲームにハマったのは彼女の影響です。
実は彼女もあるゲームキャラとして転生しており、意識不明のカタリナを呼び覚ましたり、カタリナに自分の記憶を見せてゲームの続編の存在を伝えたりといった離れ業を見せます。
ただし、前世の記憶を取り戻しているわけではなく無自覚にカタリナを助けるキャラクターです。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」感想
私が初めて読んだ悪役令嬢もので、大変笑わせてもらった作品です。
悪役令嬢に転生して破滅を防ぐために行動するという悪役令嬢もののテンプレのような設定ですが、転生チートがあるわけでもなく、前世の知識を上手く生かすわけでもありません。
破滅フラグ回避の方法を脳内会議で話し合い、見当違いの結論を出して明後日の方向に突っ走っていく。
魔力を鍛えようとして何故か畑を耕し、剣の修行もするが今のところ役に立った試しなし。そのドタバタ感が面白いです。
途中でシリアスな展開もありますが、カタリナの前向きな性格のおかげでそこまで深刻な雰囲気にはなりません。気楽に読める作品です。
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