はじめまして!
小説家になろう大好きサラリーマンのヘーボンです!
皆さん読書は好きですか?
私は子どもの頃から漫画や小説が好きで、常にカバンの中に何らかの本を入れていました。そして通学時の電車の中などで読んでいたものです。
お金が無かった学生時は同じ本を何度も読み返していましたが、社会人になって給料が入るようになってからは、一時期生活が苦しくなるくらいに本を買い込んだこともあります。
今回紹介するのは、そんな私以上に本が大好きな主人公の物語です。
↓その作品がこちら↓
「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んではいられません~」(香月美夜)
異世界に転生した本好き少女マイン。
「本さえあればどんな世界でも生きていける」と豪語するマインですが、なんとこの世界には本が無い!?
「ならば自分で作るしかない!」と、紙すら無い環境での本作りが始まります。
最初は奇異な目で見られるマインですが、次第にその発明品の価値に気付くものが現れ・・・
序盤のあらすじを簡単にレビューしていきます。全くネタバレしたくないという人は、下のリンクから飛んでください。
本オタクが成り上がる超名作!「本好きの下剋上」のあらすじを簡潔にレビュー【序盤ネタバレ】
「本好きの下剋上」あらすじ(序盤ネタバレ)
生来の本好き本須浦乃は、幼いころから夢だった司書になることが決まっていました。しかし就職前に大地震が起き、死んでしまいます。
そして気が付けば、異世界の少女マインに転生していました。
マインが住む町は汚物の匂いが漂い、住民たちは碌に風呂にも入らないため凄い匂いをさせています。
どうやらマインは、文明の未発達な世界の貧民街に住んでいるらしいのです。とてもではありませんが、元日本人のマインに耐えられる環境ではありません。
「いや…どんなに酷い環境でも、本さえあれば私は生きていける・・・」
マインはそう考え、姉のトゥーリに「本を持ってきて」と頼みました。
しかしトゥーリはキョトンとして、「ホンって何?」と応えたのです。
トゥーリのその言葉を聞いて、マインには嫌な予感が走ります。
「まさか…この世界には本がないの?」
そう考えたマインはいても経ってもいられず、本を探しに行こうと立ち上がりました。
しかしその瞬間に目が回り、全身から高熱が出て倒れてしまいます。
実はマインは少し歩き回るだけで倒れてしまう、極度の虚弱体質だったのです。これでは探し物もままなりません。
それでも諦められないマインは、母親におぶられることでようやく町に出ることが出来ます。
そして町の様子を見て回ることで、ようやくこの世界のことがわかってきました。
どうやらこの世界には印刷技術が無いらしく、本は貴族にしか手に入らない超高級品。
マインのような一兵士の娘には、紙切れ一枚ですら手が届かないという話でした。
しかしそこで諦めるマインではありません。
「本が手に入らないなら、自分で作るしかない!」
司書になるという夢を今度こそ叶えるため、マインはこの世界に本を普及させることを決意します。
最初こそ周囲から変な目で見られるマインですが、次第にその価値に目を付ける者が現れはじめ…。
なにも持たない兵士の娘が、自分の夢を実現させるために理不尽な世界を変えて行く「下剋上」の物語。
「本好きの下剋上」主な登場人物
マイン
三度の飯より本が好き、本を発明するためにどこまでも邁進していく少女。
町を歩くだけで倒れてしまうほどの虚弱体質で、転生ものの主人公にしては珍しく非常に無力な主人公です。
生活改善のために簪やシャンプーなど本以外のものも発明していきますが、誰かの助けを借りなければ素材集めすらできません。
誰よりも優れていながら、自分一人では何もできない不思議な主人公です。
フェルディナンド(神官長)
神官を束ねる有能な神官長。
暴走しがちなマインの手綱を握れる稀有な存在で、非常に頼りになる大人の男性です。
非常に強力な魔力を持っており、マインと違って健康な分作中最強キャラと言って差し支えないでしょう。
しかしその生い立ちは複雑で、不遇な立場に追いやられています。
ルッツ
マインの家の近所に住む少年で、マインの最初の理解者となります。
虚弱体質なマインに変わり、マインの発明を形にしてくれる存在です。
「本好きの下剋上」感想
話が進めば進むほど面白くなる、文句なしの名作です!
マインのように好きなものがハッキリしている主人公は、見ていて応援したくなりますね。特に三度の飯より本が好きというあたり、個人的に凄く親近感を感じました。
マインは極度の虚弱体質で、人並みの生活さえままならない状況なので、最初は「いったいどうやって活躍するんだ」と不安になってしまいました。
しかし発明した商品が商人の目に止まったあたりからどんどん面白くなっていきます。
少し物語が進むとマインには前世の知識以外にもチート級の能力があることが判明しますが、決してご都合主義な俺Tueeというわけではありません。
むしろ優れた能力を利用しようとする厄介な相手に目を付けられたりしてしまい、世界の理不尽さをこれでもかと痛感させられます。
権力者の横暴から身内を守るためマインは地位が必要になり、地位が上がるたびにさらなる権力者が現れ、穏やかな生活が遠のいていく…そんなままならない展開が待っているのです。
ですがマインたちの家族愛には胸を打たれますし、散々上から振り回してくれた相手と立場が逆転した時のカタルシスは堪らないです。
正直にいって作中で何度泣かされたかわかりません。
人によっては序盤は退屈に感じるかもしれませんが、ぜひとも第一部の最後までは読んでほしいと思います。それ以降は読めば読むほど面白くなっていくはずです。
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