こんにちは!
小説家になろう大好きサラリーマンのヘーボンです!
みなさんメイドさん好きですか?
一時期はメイド喫茶が大流行しましたし、漫画やラノベの中にも可愛いメイドさんキャラは沢山登場しますよね!
メイド服は単純に可愛いし、魅力的なメイドさんが恭しく世話を焼いてくれると思うと、思わずニヤけちゃいます。笑
今回紹介するのはそんなメイドさんが大好きな主人公のお話です!
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「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」(あてきち)
メイド大好きな主人公が、聖女の力を持つゲームのヒロインに転生するのですが、ゲームシナリオ完全無視してメイドさんとなり、究極のメイド道を歩んでいくお話。
本来世界を救うはずのヒロインが、そのヒロイン補正をメイドの仕事に無駄遣いする様が面白いです!
序盤ネタバレありで解説していきますので、全くネタバレしたくないよという人は、下のリンクから飛んでください。
「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」あらすじ(序盤ネタバレあり)
「お母さん、あのとっても綺麗なお姉さんは誰?」
「あれはメイドさんね。きっと町長のお屋敷のメイドじゃないかしら?」
「メイド…」
小さな街で母親と二人暮らしのセレスティは、メイドさんを見かけた瞬間に前世の記憶をとり戻しました。
(そうだ…私はメイドに憧れる日本人だった…。本物のメイドになることが夢だったのに、その前に死んじゃったんだ…)
メイドへの情熱を取り戻したセレスティは、今生でこそ憧れのメイドになることを誓うのでした!
しかしセレスティが14歳になったころ、母親が流行り病にかかって死んでしまいます。
悲しみに暮れながら、母の残した遺書を読むセレスティ。
そこにはこう書かれていました。
ーセレスティ、あなたがメイドになりたがっている事には気付いていました。
今まで黙っていたけれど、実はあなたの父親は現伯爵さまなの。
あなたが名乗り出れば、きっと伯爵令嬢として迎えてくれるでしょう。
ただしそうなれば、あなたはもうメイドにはなれない。
だからセレスティ、本当にメイドになりたいのなら、お父さんから逃げなさい!ー
それを読んだセレスは決意します!
「分かったお母さん!私、絶対にメイドになる!!」
そう誓った途端、なぜかチート級の魔力に目覚めるセレスティ。
実はそれは「魔王」に唯一対抗できる「聖女」の力が覚醒した瞬間でした。
「なんで私にこんな魔力が…?そうか!神様も私に『メイドになれ』って言ってるんだ!そのために『メイド魔法』を授けてくれたんだ!」
そう解釈したセレスティは、父親の目を誤魔化す為にメイド魔法により目と髪の色を変え、さらに名前も「メロディ・ウェーブ」と改めました。
セレスティ改めメロディはメイドの求人を探すために王都の商業ギルドを訪ねます。
しかし時期が悪かったのか、めぼしい仕事は既に埋まってしまっているようで…
どうしたものかと落ち込むメロディですが、ふと一つの求人を見つけました。
『ルトルバーグ伯爵家のオールワークスメイド募集。紹介状不要』
「オールワークスってことは、分担制じゃなくてメイド業務全般が仕事ってこと?…これだ!これが私の求めていた仕事だ!!」と、さっそく伯爵家へ向かうメロディ。
しかしそこに有ったのは、幽霊屋敷と見まがうほどのボロ屋敷…
しかもそこには、ボロボロのドレスを着た伯爵令嬢のルシアナが一人いるだけでした。
他の使用人の姿も無く、自らメロディをもてなそうとするルシアナ。
なんでもルトルバーグ家は伯爵家と言っても貧乏で、普段は領地で領民と共に働いているのだとか。
学園に入学するためにルシアナ一人で王都の屋敷に来たところ、年寄りの使用人一人で管理していた王都の屋敷は荒れ放題、その使用人もぎっくり腰で引退してしまったため、ルシアナは独りになってしまったのです。
「…つまりこの屋敷の管理を全て、私一人でやれと…?」
「ごめんねメロディ、やっぱりそんなの無理よね…」
「お任せください!!まさに理想の職場です!!」
「えっ!?」
俄然やる気になったメロディは、メイド魔法を駆使して屋敷中を磨いていきます。
さらには限られた予算で最高の食事を用意し、安い茶葉で美味しい紅茶を入れ、ルシアナのドレスを見事に仕立て直してしまうメロディ。
屋敷もルシアナ自身もあっという間にピカピカになってしまいました。
他の令嬢と比べても一際きれいに着飾ったルシアナは、意気揚々と学園の入学式に向かいます。
「ありがとうメロディ!みすぼらしい服のまま学園に通うつもりだったけど、あなたのお蔭で恥をかかずに済むわ。これからもずっとウチのメイドでいてね!」
「勿論でございます!いってらっしゃいませ、ルシアナお嬢様」
一方そのころ、学園の門の前ではこの国の王太子クリストファーが、今年入学してくるはずの少女を焦り顔で待っていました。
「ヒロインが!聖女がどこにも居ないんだけど!?このままじゃ世界滅びるんですけどぉぉ!!」
実はこの世界は乙女ゲームの世界で、本来であればメロディは父親に引き取られた後に聖女として目覚め、魔王と戦うはずだったのです。
果たしてメロディは理想のメイド道を極めることが出来るのか!?
そして世界はどうなるのか!?
「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」主な登場人物
メロディ・ウェーブ(セレスティ・マクマーデン)
メイドに憧れる転生者。
本人は知りませんが、実はゲームの世界のヒロインで、本来であれば攻略対象と共に生きることを決意する場面で魔王に対抗できる聖女の力に目覚めるはずでした。
しかしこのメロディは、メイドになる決意を固めた事で覚醒条件を満たしてしまい、そのチート級の魔力を使ってメイド業務に勤しみます。
決して狭くない伯爵家の家を、たった一人でやりくりするという本来であれば完全にブラックな業務量ですが、魔法で分身できるので何ら問題ありません。
本来聖女になるはずだった、最強のメイドさんです!
ルシアナ・ルトルバーグ
おんぼろの屋敷に一人で暮らすことになってしまったご令嬢。
実はゲームにも登場していて、みすぼらしい姿を学園の生徒たちに笑われ、心が荒んでいたところを魔王に利用されてしまう「悲劇の少女」でした。
しかしこの世界ではメロディと出会ったことで、ドレスを美しく仕立て直すことができ、恥をかくどころか「妖精姫」と称されるようになります。
助けてくれたメロディの事が大好きな、素直で優しい女の子です。
クリストファー・フォン・テオラス
革新的な改革をいくつも成し遂げ、天才と呼ばれる王太子。
実は転生者で、ゲームの事も婚約者候補のアンネマリーや前世の妹から聞いているのである程度の知識はあります。
「バットエンドを迎えると、世界が魔王に滅ぼされる」というゲームシナリオを知っているので、魔王を倒してくれるヒロインの登場を待ち望んでいましたが、肝心のメロディが名前も見た目も変えていたために見つけることが出来ずにいます。
実はテンパりやすく、思い通りに事が進まないと頭を抱えて大騒ぎしてしまう豆腐メンタル。
アンネマリー・ヴィクティリウム
ゲームにおける悪役令嬢で、転生者。
クリストファーとは前世においても幼馴染で、今生では婚約者候補となります。
テンパったクリストファーを宥めることが出来る唯一の存在で、周囲からは両想いだと思われていますが、本人曰く恋愛感情はないらしいです。
前世では自分でゲームをプレイしており、クリストファーと同じくバットエンド回避のために動いています。
「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」感想
メロディのチート能力の無駄遣いぶりが半端ない!
分身してあらゆる業務を並行して行い、食費を浮かせるために魔境の森で猛獣を狩ったり、主人の服を仕立てるついでに魔王の力も跳ね返す防御魔法を付加したり…
その気になれば世界を救うことも滅ぼすことも出来る聖女の能力を、メイド業務に全ぶりしているというシュールな展開!
(結果的にルトルバーグ家を救うことになるので、完全に無駄遣いとは言えませんが…)
また転生者であるクリストファーやアンネマリーが、世界を救うヒロインを探しているのですが、すぐ近くにいるのに気付かないすれ違いっぷりも笑えます。笑
メイドさん好きや、主従関係が好きな人にお勧めの作品です!
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