こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
みなさん怪獣好きですか?
特撮ドラマや怪獣映画は昔から根強い人気がありますよね!
多くの場合敵役として登場する怪獣ですが、そのインパクトの大きさからか怪獣自体に人気が集まることもよくあります。
今回紹介するのは、そんな怪獣好きにはたまらない作品です。
↓その漫画がこちら↓
怪獣8号(松本直也)
怪獣と戦う者といえばどんな存在でしょうか?
変身ヒーロー?地球防衛軍? いいえ、怪獣を倒すのは怪獣です!!
主人公が怪獣に変身し、怪獣と戦うという怪獣変身ストーリー。
人間たちからは『怪獣8号』と呼ばれ恐れられているので、正体を隠して戦います!
色もの作品かと思えば、実は激熱な王道展開がぎっしり詰まった骨太な漫画なんです!!
僕が個人的に「次はこの作品が来る!」と思っている漫画でもあります!
あらすじと感想を、序盤ネタバレありで解説していきます。全くネタバレしたくないという人は下のリンクから飛んでください。
「怪獣8号」あらすじ(序盤ネタバレあり)
少年 日比野カフカはその日、幼馴染の亜白ミナと共に破壊された街を眺めていました。
家も学校も、カフカたちの日常は突然現れた怪獣によって一瞬で消えてしまったのです。
しばらく街を眺めていた二人ですが、どちらからともなく口を開きます。
「俺(私)、防衛隊員になる」
二人で怪獣を全滅させよう。
幼い二人はそう誓いを立てたのでした。
そして時間は流れ・・・
日比野カフカ32歳。
現在の仕事は怪獣と戦う防衛隊員・・・ではなく。
隊員が倒した怪獣の死体を処理する、死体処理業者でした。
必要ではあっても誰もやりたがらない、目立たずキツイ仕事です。
今日も一仕事終え、自宅でビールを飲んでいたカフカ。
ふとテレビを見ると、その日倒された怪獣と、それを倒した防衛隊員について報道されていました。
『本日発生した怪獣は、防衛隊第三部隊が見事に討伐しました!』
『その隊員たちを纏めあげているのが隊長の亜白ミナさん!』
『彼女は27歳の若さにして、既に討伐数は数百にも及び―』
かつて幼馴染だったミナは、テレビの中ですっかり英雄扱いです。
当然ながら、その後死体処理をしたカフカたちの事など触れもしません。
ふと、カフカの口からため息が洩れます…。
翌日 カフカが出勤すると、上司から新しく入ったバイト 市川レノを紹介されました。
将来は防衛隊を目指しているというレノ。
カフカも昔目指していたという話を聞くと、なぜ諦めたのかとカフカに聞きます。
「いや・・・自分の限界を知ったっていうかさ・・・まあお前も年食ったら分かるように―」
「わかんねーっス」
カフカの言葉を遮るようにレノは言います。
「オレは諦めないんで、一生わかんねーっス」
後輩からの厳しい言葉が、カフカの胸を抉ります。
その後上司からレノと同じ作業場を指示された為、カフカは気まずい思いをしながら仕事に取り掛かりました。
そして日が暮れていき、そろそろ引き上げるかと思ったその時―
突然、怪獣が現れました!
怪獣に喰われそうになるレノ。
カフカはとっさにそれを庇い、防衛隊に通報するように指示をだしてレノを逃がします!
時間を稼ぐため、カフカは一人で怪獣に立ち向かいます。
しかし怪獣は一清掃員にどうにかできる相手ではありません。奮闘虚しく、カフカはあっという間に追い詰められてしまいます。
その脳裏には、あの日ミナと交わした約束が浮かんでいました。
―どっちがカッコいいヒーローになれるか勝負だ―
もはやこれまでかと覚悟を決めたカフカですが・・・
とつぜん目の前の怪物が吹き飛びました!
通報を受けた討伐隊が駆け付け、怪獣を倒したのです。
そしてその中には、かつての幼馴染ミナの姿も…。
間一髪助かったカフカは、レノと共に病院に運ばれました。
病室の天井を見上げながら考えるのは、さっき一瞬だけ姿を見たミナのこと・・・
(ミナはスゲーな…すっかり手の届かないところにいっちまった)
そんなことを考えていると、隣のベットで寝ていたレノが話しかけてきました。
「先輩が助けてくれなかったら、俺は今日死んでました。すげーカッコよかったっす」
その言葉を聞いた瞬間、カフカの心に火が付きます。
(いつまで自分の心を見て見ぬふりするつもりだ!本当は諦めなんて全然ついてないくせに)
「ありがとな市川!おれやっぱり防衛隊員を目指―…」
そう言いかけた瞬間、カフカの前に小さな怪獣が現れます。
その怪獣はカフカが声を上げる間もなく、口に飛び込んできました!
突然のことに慌てふためくカフカですが、そのまま怪獣を飲み込んでしまいます。
なにやらカフカの様子がおかしいことに気が付いたレノが、ベットのカーテンを開けると…
なんとカフカの姿が恐ろしい怪獣になっていたのです!
まさかの事態に驚愕する二人!
そして突然現れた怪獣に、すぐに病院中が騒然となりました。
「先輩!!逃げましょう!討伐隊が来ます!!」
通報されたことに気付いたレノがそう叫び、二人は一目散に逃げだします!
しかし窓から逃げようとしたところ、超パワーで窓枠を破壊し、物凄い跳躍力で外に飛び出してしまいました!
(どうなってんだよ!よりによってもう一度防衛隊員目指そうって決めたのに、こんな身体でどうやって・・・)
夢を追いかける決心をした矢先、早くも絶望しそうになるカフカ。
どこに行けばいいのかも分からずがむしゃらに逃げていると、なんと街に他の怪獣が出現しました!
緊急事態ですが、カフカにとってはチャンスです。
出現した怪獣に討伐隊が気をとられてくれれば、カフカは逃げられるかもしれません。
早く逃げようと促すレノ。
確かに怪獣は討伐隊に…ミナに任せておけば、何の問題も無いのかもしれません。
しかしカフカは、かつてミナと交わした言葉を思い出していました。
―本当は、少し怖いな。自分の何倍もある怪獣と戦うなんて―
共に討伐隊を目指していたある日、ミナがポロリと弱音を漏らします。
そんなミナを励ますようにカフカは言いました。
―そんときゃいつだって、俺が隣にいる!!―
場面は変わって、出現した怪獣が街を暴れまわっていました。
そしてそこには逃げ遅れた母子の姿が…
瓦礫に挟まれ動けなくなった母親の傍を少女は離れようとしません。
怪獣はその母子に狙いを定め、今まさに丸のみにせんと口を開き―
間一髪!駆け付けたカフカによって、吹き飛ばされました!
「市川、俺やっぱ諦めない」
カフカは改めて決意を口にします。
たとえどんな姿になっても、あくまでヒーローを目指すと!
「怪獣8号」主な登場人物
日比野 カフカ(ひびの かふか)
怪獣を食べることで、怪獣に変身できるようになった主人公。
怪獣時の姿を大勢にみられてしまいますが、その後自らの意思で人間に戻れるようになったため、歴史上ただ一匹の未討伐怪獣『怪獣8号』と呼ばれるようになります。
変身すると超人的なパワーを発揮しますが、人間の状態では防衛隊員の素質は皆無といってよく、身体能力を向上させる防衛隊スーツの適性値が0%という有様でした。(訓練後の一般兵が20%程度、0%というのはめったにいない)
自身が『怪獣8号』である事を隠しながらも、討伐隊への入隊を志願します。
市川 レノ(いちかわ れの)
カフカと共に討伐隊を志願する後輩で、相棒のような存在。
入隊試験の防衛隊スーツの適性は8%と人並みですが、高い目的意識と冷静な判断力を持ち、みるみる内に頭角を現していきます。
四ノ宮 キコル(しのみや きこる)
カフカが討伐隊の選抜試験会場で出会った少女。
同期の中で飛びぬけた実力を持っており、防衛隊スーツの適性は選抜試験時で既に48%(小隊長クラス)ありました。
厳格な父親から「常に完璧であるべき」と教育され、それに応え続けてきた少女です。
亜白 ミナ(ましろ みな)
カフカの幼馴染にして、目標。
27歳にして防衛隊第三部隊の隊長を務めており、数百体の怪獣討伐の実績をもつ英雄です。
「怪獣8号」感想
主人公が怪獣に変身し、怪獣と戦うというストーリー。
怪獣に変身すると聞いたときは「色もの作品かな?」と思いました。
しかし読んでみると、非常に王道なストーリーである事に気が付きます。
・主人公は正体極秘の変身ヒーロー
・挫折した後、奮起する
・幼馴染との約束
・仲間との絆
・強大な敵の存在
などなど、激熱王道要素がてんこ盛りなんです!!
熱いシーンでは手に汗握り、笑えるときは思わず吹き出しちゃう。
昔ながらの名作の良いところを、上手く詰め込んだかのような作品です。
『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続いて、次に来るのは『怪獣8号』!・・・かも?
今のうちに要チェックです!
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[第1話]怪獣8号 – 松本直也 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
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