こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
大人気漫画であるダイの大冒険はストーリーが面白いのは勿論のこと、心を打つ名言の宝庫と言えます!
中でも特に漢気のある名言が多いのが獣王クロコダインです!
魔物でありながら武人気質な彼は正々堂々を好み、ダイたちパーティーの中で最年長でもあるので、その言葉には人生に裏付けされた重みがあります!
今回の記事は、そんな獣王クロコダインの漢気溢れる名言ランキングです!
原作漫画のネタバレを含みますので、ネタバレしたくないよという人はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
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獣王クロコダインの漢気ある名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
10位男の誇りを失ってまで得る価値のある勝利かっ…!?
…こんな未熟な少年までが友情にすがり
出典:ダイの大冒険 4巻
生命をはってまで戦っている…!
それにひきかえこのオレは…
己が身の可愛さに誇りをすて卑劣な手段を用いてしまった…
本当にこのままでいいのか…
このままで!?
男の誇りを失ってまで得る価値のある勝利かっ…!?
ザボエラの勧めるまま卑怯な手段でダイを倒そうとしたクロコダインですが、格下の相手であるはずのポップが、ダイを救うために立ち向かってくる姿を目の当たりにしたことで、迷いが生じます。
本来誇りを重んじていたはずの自分が、いつの間にか保身に走ってしまっていたことに気付いたのです。
堂々とした印象の強いクロコダインですが、他人を認め、自らを省みることが出来ることこそがその魅力の本質だと言えるでしょう。
9位人間は強い…!そして優しい生き物だ!
オレもそうだ人間どもを軽蔑していた…
出典:ダイの大冒険 5巻
ひ弱なつまらん生き物だと思ってた…
だがダイたちと戦って…
…わかったんだ・・・
人間は強い…!そして優しい生き物だ!
ともに力を合わせ喜びと悲しみを分ちあうことができるんだ
ただ強いだけのオレたち魔物とは違う…
人間であるおまえに・・・
その素晴らしさが分からぬはずがない…
おまえは…見て見ぬふりをしているのではないのか…
ぐ…あ…!!
…ヒュンケル…
いいぞ…人間は……
……今度生まれ変わる時には…
オレも……に……人間に…
ぐふっ…!
不死騎団長ヒュンケルを前になすすべなくやられそうになるダイたち。それを救ったのは敵であったはずのクロコダインでした。
ヒュンケルから「なぜダイたちを助ける」と聞かれた時の返答がこちらのセリフ。
大魔王バーンがそうであるように、魔王軍の多くは”力が正義”であるという価値観をもっています。
もちろん、武人気質であるクロコダインも例外ではなかったでしょう。
しかしダイたちとの戦いを通して、”力以外の強さ”に気が付いたクロコダインは魔王軍に反旗を翻し、ダイたちを守るのでした。
8位家族というやつはいいもんだ…
…いいなあ
出典:ダイの大冒険 20巻
普段はいがみあっていても
心の中では何か強い物で結ばれている…
家族というやつはいいもんだ…
オレはダイとバランを見ていて
初めてそれを知ったよ
もし この戦いで生き残ることが出来たら…
オレも嫁さがしでもするかな…?
グッハッハッハッハッ!!!
不器用ながらに歩み寄ろうとするダイとバランや、ポップとマァムの夫婦漫才のようなやりとりを見ながらクロコダインが呟いた言葉。
魔物であるクロコダインが、人間らしい家族の愛情に憧れるという印象深い名言です。
こういうセリフを聞くと、デルムリン島以外でも魔物と人間が共存できるのではと考えてしまいますね。
ちなみに嫁さがし云々のくだりはどう見ても死亡フラグですが、クロコダインのおっさんは不死身なので問題ありません。
7位今はただ…オレの友の…!!心意気だけをくんでやってくれっ!!!
オッ…オレに聞かんでくれえッ
出典:ダイの大冒険 20巻
……恥ずかしい話だがバランよ
オレも心の底ではおまえとバーンを戦わせたほうが人間たちには得だと
思ってしまっていた…!!
今さら自分の力如きでおまえを止められるものではないと…!!
なのに…なのにこいつは…!!!
オレには何も言う資格がないっ!!
今はただ…この不器用だが万人に誇れるオレの友の…!!
心意気だけをくんでやってくれっ!!!
バランがダイのために捨て石になろうとしていることを悟ったヒュンケルですが、それを引き留めようとしたせいでアルビナスの奇襲を受けてしまいました。
バランは意識を失ったヒュンケルの代わりにクロコダインに「私はどうすれば良いと思う?」と問いかけますが、その返答がこちらのセリフです。
本来であれば、ここでクロコダインが言うべき言葉は決まっています。
「一人でバーンと戦うのではなく、自分たちと協力して戦うべきだ」
それがヒュンケルの望みでもありますし、 少し前にクロコダイン自身もバランにそう言いました。
しかしクロコダインは「自分には何も言う資格がない」と涙を流します!
自分の非力さを理由に、内心でバランが捨て石になる事を良しと考えてしまっていた…その浅ましさに気付いたクロコダインは、バランに対して協力して欲しいなどと言えませんでした。
こういう自分の心の弱さを悔いる言葉も、誇り高いクロコダインならではと言えますね。
6位目先の勝利に狂ったオレは…馬鹿だった…
…フ…フフフッ…
出典:ダイの大冒険 4巻
どうせ負けるなら正々堂々
おまえと戦って負ければよかったよ…
小僧 おまえにも教えられたぞ…
男の誇りの尊さをな…
…おまえたちのような相手に
敗れたのであれば全く悔いはない…
むしろ誇るべきことだ・・・
…目先の勝利に狂ったオレは…
馬鹿だった……
…さらばだダイ……
……負けるなよ…
…勇者はつねに強くあれ…!
ダイたちとの戦いで、ダイの育ての親であるブラスを人質にするという卑怯な戦法を取ってしまった事を悔いるクロコダインのセリフ。
もともと誇りを重んじる武人であったクロコダインですが、一度ダイ相手に不覚を取ってしまいます。
そんな時にザボエラの「このままでは軍団長の地位を失う」という言葉に動揺し、ザボエラに勧められるまま人質作戦を受け入れてしまいました。
しかしダイを救うために命懸けで立ち向かってくるポップの姿を見せつけられた上に、結局はダイに敗れたことでクロコダインは自分の愚かさを悟るのでした。
我が身可愛さに誇りを忘れてしまった事を悔い、誇り高く戦い抜いた敵を称える名言です。
5位ゆるせよポップあの世で会ったら好きなだけオレを殴れ…!
ポップ おまえは一人でバランたちを足止めにいくために…
出典:ダイの大冒険 11巻
わざと仲間割れのふりをしたのか!!?
味方に恨まれてまで…
…ダイのために…!!!
ハッ…ハハハハッ!!!ワ~ッハッハッハッ!!!
オレはなんたるバカだ!
おまえのそんな心も見抜けず本当に逃げたものと思っていたとは…!
ゆるせよポップ
あの世で会ったら
好きなだけオレを殴れ…!!
我が心の迷いは晴れた!!
強敵バランと対峙した際、逃げたと思っていたポップが実は先に一人で戦っていたと聞かされた時のクロコダインの心情を示した名言。
絶体絶命の状況下でクロコダインは「せめてもう一人仲間が居れば…」と考えていましたが、実は”もう一人の仲間”はとっくに戦いを始めていたのです。
クロコダインはポップがやはり自分の見込んだ通りの漢であったことを喜ぶと同時に、そんなポップを疑ってしまった自分の愚かさに涙します。
そしてポップの意思を継ぎ、自らを捨て石にして戦うことを決意。
バランの必殺技ギガブレイクを2発も耐えきってみせたのでした!
4位生きとし生けるものにはすべて太陽が必要なのだ…
オレはハドラーや大魔王バーンさまのためなら死んでもいいと思っていた
出典:ダイの大冒険 10巻
主のために生命を捨てるのが真の武人…!!
その対象が今はダイになったというだけの話だ!!
…ダイたちがいなかったらオレやヒュンケルはいつまでも魔道をさまよっていたに違いない…
あいつはオレたちの心の闇に光を与えれくれた…太陽なのだ!!
生きとし生けるものにはすべて太陽が必要なのだ…
それを奪おうとする者は断じて許せんっ!!
たとえ力およばずとも戦うのみ!!
ダイを守るためにバランの前に立ち塞がったクロコダイン。
戦えば死ぬと知りながらも、なお戦おうとする理由を語ったセリフです。
元々敵として登場したクロコダインですが、ダイたちのおかげで改心することが出来ました。
そしてそのキッカケを与えてくれたダイのことを、クロコダインは太陽と呼びます!
そういえば大魔王バーンの目的も「太陽を手に入れること」でしたね。
どうやらダイの大冒険という作品の中で”太陽”というのは重要なキーワードになっているようです。
”太陽”が何を意味しているかは考察の余地がありそうですが、僕は「希望」とか「活力を与えてくれる存在」を示しているのではないかと考えています。
生きるためには”太陽”が必要であり、それを守るためならば命も惜しくはないというクロコダインの漢らしい名言です!
3位オレは男の価値というのはどれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まると思っている
…ヒュンケルよ…
出典:ダイの大冒険 7巻
オレは男の価値というのは
どれだけ過去へのこだわりを
捨てられるかで決まると思っている
たとえ生き恥をさらし
万人にさげすまれようとも
己の信ずる道を歩めるなら
それでいいじゃないか…
アバンを父の仇と思って恨んでいたことが実は誤解であったと知り、「いっそ死ねば罪を清算できた」と嘆くヒュンケルにクロコダインが掛けた言葉。
人は過去の失敗から学び、成長する生き物です。
しかし大きな失敗をした後は、羞恥心や罪悪感に打ちひしがれてしまうもの…
とはいえそのせいで身動きが取れなくなってしまうくらいなら、恥を忘れてでも今度こそ正しい道を歩めるように行動することが必要になります。
そうすることが、自分の人生に価値を与えることに繋がるのだという名言です。
クロコダインのこの言葉で、ヒュンケルは今後ダイたちを助けるために戦う事を決心します。
2位恐ろしいものだ…欲とは…オレとて どう ゆがんでいたかわからん
こいつも かつて六大団長がそろった時には絶大な魔力で一目置かれた存在だったんだ
出典:ダイの大冒険 29巻
それが 出世欲に目がくらみ
他人の力ばかりを利用しているうちに
いつの間にかこんなダニのような奴になりはててしまった
こいつに ダイたちのように
自らの力で強くなろうとする気持ちが
一片でもあったらなあぁ……
恐ろしいものだ…欲とは…
オレとて 一番手でダイたちと戦っていなかったら
どう ゆがんでいたかわからん
こいつは正真正銘のクズだったが…
それだけは哀れだ……
最後まで他人を利用することしか考えられなかったザボエラを見て、クロコダインが欲望の怖さについて語った言葉。
自分の身の丈に合わない立場や権力を得てしまった時、人はまともに努力をする事が馬鹿らしくなり、より大きな力を楽して安全に得たいと考えるようになります。
また今の立場を失う事を恐れ、他人を蹴落とす事を考え始める者も居るでしょう。
ザボエラが正にそうで、常に強者にすり寄りながら出し抜くことばかり考えていました。
しかしその結果、味方であるはずのミストバーンから見捨てられ、降伏を勧めたクロコダインにも見限られる羽目になったのです。
せめて出世欲に見合うだけの向上心があれば、ザボエラにも違った未来があったのかもしれません。
一見救いようのないザボエラにすら同情する、クロコダインの優しさと思慮深さを感じさせる名言です。
1位この世には 本当に煮ても焼いても食えぬヤツがいる!
……ザボエラよ
出典:ダイの大冒険 29巻
頭の悪いオレだが
だまされ続けたおかげで
一つ物を知った…
それは……!
この世には 本当に煮ても焼いても食えぬヤツがいる!
……ということだ!!
クロコダインがザボエラの嘘の命乞いを見破った時の名言。
情の厚いクロコダインのことですから、命乞いをする相手にとどめは刺せないのでは…と思いきや、クロコダインはしっかりとザボエラの噓を見抜いていました。
性善説を信じたいところではありますが、ダイたちとの戦いではザボエラに利用され、その後も卑怯な戦法に何度もしてやられたクロコダインは、何があってもザボエラが改心などするわけがないと分かっていたのです。
現実においてもどうしても仲良くなれない相手って居ますよね…
そういう相手とは無理に一緒に居るよりも、距離を取った方がお互いのためという事もあります。
ダイたちの様に尊敬すべき相手も居れば、ザボエラのように軽蔑すべき相手も居る。良い奴も悪い奴も見てきたクロコダインがいうからこそ重みのある言葉です!
最後に
以上、獣王クロコダインの漢気ある名言ランキングベスト10いかがだったでしょうか。
魔物でありながらダイたちを認め仲間になったクロコダインの存在は、パーティの中でも特別な意味を持つと思います。
魔王軍の立場からすれば彼は裏切者でしょうが、不思議と日和見的な印象はありません。
おそらくそれは、彼が名誉よりも信念を重んじるキャラクターだからなのでしょうね。
みなさんは「己の信ずる道」を歩めてますか?
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