こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
ダイの大冒険の人気の理由の一つとして、魅力的な敵キャラが多いという点が挙げられると思います!
敵であっても騎士道精神を持ち合わせていたり、思わず同情してしまう背景をもっていたりと、どこか尊敬できるキャラクターが数多く存在するのです!
そんな中で、逆に全く誰からも尊敬されなかった男が一人・・・そう、妖魔師団の軍団長であるザボエラです!
出世欲が強く、戦闘においては人質を取るといった戦法を平気で使うので、主人公たちからは当然のように卑怯者呼ばわりされます。それどころか味方であるはずのアルビナスやミストバーンからもダニとかカスとか呼ばれてしまう始末・・・
そんな全然カッコよくないザボエラですが、その考え方やセリフを一つ一つ見てみると「あれ!?別に間違った事は言ってなくね!?」と思わされることが意外とあります。
今回はそんなザボエラの綺麗ごと一切なしの名言をランキング形式で紹介していこうと思います。
原作漫画のネタバレを含みますので、気にする人はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
【序盤ネタバレレビュー】「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」あらすじ&感想
- ザボエラ名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
- 10位こいつはカモじゃ!!これはチャンスなんじゃっ!!何か手はあるっ!!!
- 9位ワシの人生の踏み台をつくるための・・・材木じゃあっ!
- 8位 子供が絶対にさからえんもの・・・それは”親”じゃっ!
- 7位あの世で誇るがよいっ!魔王軍最大最強の魔神のことを なっ!
- 6位 ミストバーンがワシを毛嫌いしていようともバーン様にとり入るきっかけを作れる・・・!
- 5位長年地道に努力しておるとこういう恩恵をこうむることもある・・・!!
- 4位前回の課題をすべてクリアしてはじめて”改良”という…!
- 3位強者とは強い奴のことではない!戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!
- 2位頭の出来が違うこのワシは常に切り札を用意して戦いに臨んでいるのじゃっ!
- 1位ワシの理想!それは自分の肉体は一切傷つかずに一方的にいたぶれる・・・そんな能力っ・・・!
- ザボエラはなぜ評価されないのか
ザボエラ名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
10位こいつはカモじゃ!!これはチャンスなんじゃっ!!何か手はあるっ!!!
くっ
出典:ダイの大冒険 29巻
くっそ~っ!!
こっ…このワニ助がぁ
妙な知恵をつけてきおってエエエ~ッ!!!
なんとかするんじゃ!!
まだ・・・まだ手はあるはずっ!!!
ワシがこんなデクの棒と知恵比べして負けるはずがないんじゃ…!!!
こいつはカモじゃ!!
これはチャンスなんじゃっ!!
何か手はあるっ!!!
切り札である超魔ゾンビを破られ、打つ手がなくなったことをクロコダインに見破られたザボエラですが、それでも生き延びるための作戦を考え続けます。
往生際が悪い・・・とも言えますが、最後の最後まであきらめようとしないその執念は大したものです。
9位ワシの人生の踏み台をつくるための・・・材木じゃあっ!
やっ…やったァ~ツ!!!
出典:ダイの大冒険 29巻
かっ…かかりおったぞこのバカめがっ!!!
う~っくくくくくっ・・・!!
クロコダイン!!
やっぱりおまえは底無しの愚か者よっ!!
ウドの大木!!いやっ…!!
ワシの人生の踏み台をつくるための・・・
材木じゃあっ!!!
ザボエラがクロコダインに対して嘘の命乞いをし、それが通じたと思った際に内心で叫んだ言葉。
相手の情にすがりながらも他人を自分の踏み台にすることに一切の躊躇が無いザボエラらしいセリフと言えるでしょう。
8位 子供が絶対にさからえんもの・・・それは”親”じゃっ!
子供が絶対にさからえんもの・・・
出典:ダイの大冒険 3巻
それは”親”じゃっ!!
あのブラスはもともと鬼面道士・・・
一歩島を出て大魔王さまの
魔力に影響されれば
我が魔王軍の先兵に早変わりする・・・!!
育ての親に手出しはできまい!?
ダイに対してこれ以上の刺客は考えられんて…!!
キィ~ッヒッヒッヒッ!!!
ザボエラがダイ対策としてクロコダインに授けた策は、ダイの育ての親であるブラスを大魔王の魔力により操り、先兵とするというものでした。
幼い子どもというのは基本的に親の存在が無くては生きられません。
ダイにとってはブラスがそうで、親を倒してまで世界を救おうなどという考えは持てるはずもありませんでした。
相手の弱点を見つけるという点においてザボエラの右に出る者はいないと言っていいでしょう。
あるいは自分にもザムザという言いなりの息子がいるからこその発言なのかもしれません・・・。
7位あの世で誇るがよいっ!魔王軍最大最強の魔神のことを なっ!
キィ~ッヒッヒッヒッ!!!
出典:ダイの大冒険 14巻
よくやった!!
まったくよくやったぞザムザよっ!!!
おまえの人生はわずか200年足らずの短いものだったが実に有意義なものだったわい!!!
あの世で誇るがよいっ!!!
おまえの研究成果が生み出す魔王軍最大最強の魔神のことを なっ!!!!
ザムザが命と引き換えに得た研究データを受け取り喜ぶザボエラ。
ザムザを褒めてはいますが、息子の死を悲しむ様子はありません。
それどころか高笑いをする様子からは肉親に対する情は感じられず、自身の手柄のことしか考えていないことが伺えます。
6位 ミストバーンがワシを毛嫌いしていようともバーン様にとり入るきっかけを作れる・・・!
・・・これじゃあっ!!!
出典:ダイの大冒険 26巻
ここで人間どもの残党軍をひねりつぶすと同時にあの呪文を阻止すれば・・・!!!
バーン様への貢献度をさらに高められるわい!!
いかにあのミストバーンがワシを毛嫌いしていようともそれを飛びこえてバーン様にとり入るきっかけを作れる・・・!!!
そうすればいずれはっ・・・
・・・クヒヒヒヒヒッ!!!
・・・・・・こいつでくたばってもらおうかのォ・・・
このワシの・・・
洋々たる未来のためにな・・・!!!
ダイたち一行がミナカトールを使おうとしている事に気付いたザボエラが、”毒牙の鎖”を使ってそれを阻止しようとした際のセリフ。
人望というものが皆無のザボエラですが、「周囲が自分を評価せざるを得ない状況」を見つけ出す才能においては天才的だと思います。
5位長年地道に努力しておるとこういう恩恵をこうむることもある・・・!!
…魔軍司令補佐!!!
出典:ダイの大冒険 25巻
それが現在のワシの肩書きじゃっ!!!
長年地道に努力しておると
こういう恩恵をこうむることもある・・・!!
ハドラーからバーンを救った功績により魔軍司令補佐に昇進したザボエラ。
作中においてずっと権力に執着していたザボエラですが、本当に昇進して見せる執念とチャンスを見極める目は大したものです。
4位前回の課題をすべてクリアしてはじめて”改良”という…!
…覚えておけネズミ
出典:ダイの大冒険 29巻
前回の課題をすべてクリアして
はじめて”改良”という…!
…この超魔ゾンビの元々の発想は
その閃華裂光拳から来ているのだから
効かないのが当然よォ…
唯一の弱点があるとすれば
このワシの魔法力を断つ事じゃが…
…ほうら こうして身体の奥深くに
隠れてしまえば……
……弱点は…消えたっ!!!
超魔生物には通用した閃華裂光拳が超魔ゾンビには通用しないという事実に驚くチウに対してザボエラが言ったセリフ。
確かに”改良”というものは前回まで課題をすべて無くすことを目指してするものです、
でも現実にはそうそう簡単に全部が解決するなんてことは無くて、妥協して部分的な改善を”改良”と呼んでしまうことがほとんどだと思います。
しかしザボエラは超魔生物を”改良”して超魔ゾンビを作ったのだから、超魔生物に対する弱点は無くなっていて当然であると言い切りました。
どこかザボエラの研究者としてのプライドを感じさせる名言です。
3位強者とは強い奴のことではない!戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!
強者とは強い奴のことではない!
出典:ダイの大冒険 23巻
戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!!!
…必ずや このワシのやり方で最後には笑ってみせるわいッ!!!
ハドラーを裏切る形でミストバーンにすり寄ったザボエラですが、ミストバーンからは「いずれまた必ず主を裏切る」と信頼されませんでした。その際に内心で毒付いたセリフがこちら。
戦場においては生き残ることがなによりも重要です。
戦士は戦いに勝利し生き残るために強くなるのであって、いくら強くても死んでしまえば元も子もありません。
現実でも、かつて地上を支配していた恐竜が絶滅し、小さく非力な昆虫が生き残ったという歴史があります。
例え非力であっても常に生き残れるのであれば強者と言ってもいいでしょう。
2位頭の出来が違うこのワシは常に切り札を用意して戦いに臨んでいるのじゃっ!
・・・・・・バカ?
出典:ダイの大冒険 29巻
・・・・・・バカかっ・・・
・・・くっ・・・くくくっ・・・
クヒャ~ッ ハッハッハッ!!!!
笑わせよる!!笑わせよるわあっ!!!
よりによってバカの代表みたいなおまえにこのワシがバカよばわりされるとはなァッ・・・
キィ~ッヒヒヒッ!!!
同情しているつもりか?ええっ!!?
たしかにミストバーンは利用しそこなった!!!
だが頭の出来が違うこのワシは
常に切り札を用意して戦いに臨んでいるのじゃっ!!
ミストバーンに見捨てられ、クロコダインから「この人数に勝てると思うほどバカではあるまい」と降伏を勧められた時のザボエラの返し。
もはや万策尽きたと思われたザボエラですが、超魔ゾンビという切り札を用意していました。
その用意周到さと、追い詰められるまで温存していた慎重さは見習うべきものがあります。
現実においても、常に最悪のケースを想定して計画を立てることは非常に重要です!
1位ワシの理想!それは自分の肉体は一切傷つかずに一方的にいたぶれる・・・そんな能力っ・・・!
・・・ワシはっ・・・
出典:ダイの大冒険 29巻
考えに考え抜いたっ!!
究極のパワーパップとは何かをっ!!!
超魔生物は圧倒的に強いが生命力を一気に消費してしまう!!
他人を改造するならともかく
自分がなりたくはない!!
ワシの理想!!
それは自分の肉体は一切傷つかずに
思い通り動かせて なおかつ
一方的にいたぶれる・・・
そんな能力っ・・・!!!!
ザボエラが最後の切り札である超魔ゾンビを使う際のセリフ。
ノヴァからは「最低の発想」と言われてしまいましたが「味方の被害を少なく、敵の被害を最大に」というのは戦略の基本です。
戦士としてはともかく、戦略家としては至極真っ当な理屈であると言えるでしょう。
もっとも超魔ゾンビの場合は味方の魔物が死亡する前提で作られているので、味方の被害を抑えられているとはいえないかもしれませんが・・・
あるいはザボエラにとって味方は自分一人ということなのか・・・。
ザボエラはなぜ評価されないのか
作中では卑怯者あつかいされて嫌われているザボエラですが、考えてみればバーンやキルバーンだってかなり卑怯な手段を使っています。
それどころか的確にダイたちの弱点を攻める作戦を立てたり、超魔生物という強力な戦力を生み出したりと魔王軍への貢献度は実はかなり高いのです。
にも拘らずダイたち正義の使徒はもちろん、魔王軍時代のヒュンケルからは「おまえのせいでクロコダインは負けた」とまで言われ、ミストバーンに見捨てられるほど嫌われてしまっているのはなぜなのでしょう。
僕は”味方を出し抜こうとする姿勢”が悪かったのだろうと考えています。
敵に対して卑怯なだけなら、戦争をしているのだから当然のことと言う事も出来るでしょう。
ダイに対してブラスを刺客として差し向けたのも、ポップに対してマァムに化けて近づいたことも、敵の弱点を理解した見事な策と言って良いと思います。
しかしザボエラはクロコダインやハドラーに策を授ける時には、常に味方を利用して自分が出世することを考えていました。
クロコダインに策を授けたのは自分はリスクを犯さずに手柄を挙げるためですし、ハドラーを超魔生物に改造した際にはハドラーの中の黒の核晶の存在に気付きながら放置していたのです。
後方支援が悪いとは思いません・・・が、矢面に立って戦ってもらう仲間と信頼関係が築けていないのはいただけません。
仲間ありきの戦い方なのに仲間を全く大事にしないのだから、それは信頼されるはずがありませんよね。
これがクロコダインやハドラーと良好な関係を築けていたり、あるいはフレイザードのように自分でリスクを背負う戦い方だったなら、ザボエラの評価もまた違ったでしょう。
みなさんも自分が評価されたいと思った際には、まず周囲の人間関係を良好にすることから始めてみてはいかがでしょうか。
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