こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
ハドラー親衛騎団の兵士であるヒムは、人気の高い親衛騎団のメンバーの中でも、特に人気のキャラクターです。
敵でありながら正々堂々を好み、筋の通った漢らしい言動によって何度も物語を盛り上げてくれました。
特にダイたちにとって宿敵と言えるハドラーの魂を継承したかのような演出には、多くの読者が手に汗握った事でしょう。
今回はそんな漢らしいヒムの名言を、ランニング形式で紹介していきます。
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!
【序盤ネタバレレビュー】「夫婦以上、恋人未満。」あらすじ&感想
- 魂を継ぐ者!ヒムの名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
- ふいうちのような真似でおまえたちを倒しても面白くもなんともないっ…!
- ぶざまに生き残るぐらいなら美しく死んだほうがいいと思う人種がこの世にはいるんだよ
- 一対一の決闘に横槍を入れるなんて真似をしたらハドラー様からどんなお叱りをうけるか…
- オレたちのコアはここだっ!!おまえら人間と同じ位置よっ!
- 勇者と大魔王の両方の鼻をあかしてやろうッ!
- 偉そうにハドラー様を侮辱しやがったことがっ!!最ッ高にゆるせねえッ!
- 死んでも勝ちたかったが……そんな勝ち方をするなら死んだ方がマシさ
- お前が倒すはずだった相手は…とりあえずオレが全部片づけといてやるぜっ
- あんたの何に勝ちたかったのか……今やっとわかったぜ
- 好きになっちまったんだよな おまえら…人間たちを…
- ハドラーの魂を受け継いだヒム
魂を継ぐ者!ヒムの名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
ふいうちのような真似でおまえたちを倒しても面白くもなんともないっ…!
このクズといっしょにしてくれるなよ!
出典:ダイの大冒険 162話
オレは誇り高きハドラー様の配下!!
いかなる相手でも真っ向から受けて立つわ!!
そんなふいうちのような真似でおまえたちを倒しても面白くもなんともないっ…!!
独断でダイを討とうとしたザボエラを止めたヒムが、クロコダインに「なぜ敵を助けるような真似をする!?」と聞かれた時の返事。
抜け駆けしようとしたザボエラを「クズ」と呼び、敵に塩を送ってまで真っ向勝負を望む姿勢は、ヒムが誇り高い騎士道精神の持ち主であることを示しています。
このセリフによって読者は、ヒムを始めとしたハドラー親衛騎団が「今までとは一味違う敵」であることを印象付けられました。
ぶざまに生き残るぐらいなら美しく死んだほうがいいと思う人種がこの世にはいるんだよ
…違うな!
出典:ダイの大冒険 172話
オレにはこいつの気持ちが良くわかるのさ
ぶざまに生き残るぐらいなら美しく死んだほうがいいと思う人種がこの世にはいるんだよ…
サババでの戦いでノヴァに止めを刺そうとしたヒムが、ポップに「なんて残酷な奴だ」と言われて言い返したセリフ。
下手に情けをかけるより、一思いに止めを刺してやる事がノヴァの為になるとヒムは言い、実行しようとしました。
「こいつの気持ちが良くわかる」という事は、他でもないヒム自身が「敗者としての生」よりも「誇り高い死」を選ぶことを示しており、何よりも誇りを重んじる性格である事が分かります。
一対一の決闘に横槍を入れるなんて真似をしたらハドラー様からどんなお叱りをうけるか…
よ よせよアルビナス!!
出典:ダイの大冒険 184話
いかに敵とはいえ
一対一の決闘に横槍を入れるなんて真似をしたら
ハドラー様からどんなお叱りをうけるか…!!?
ヒムとアルビナスがヒュンケルとバランの決闘に居合わせた際、アルビナスはこの機会に二人を始末しようとしますが、ヒムはそれを「ハドラー様の意志に反する」と言って止めようとしました。
ヒムもアルビナスもハドラーの為を想っている点は同じですが、手段を問わず敵を排除しようとするアルビナスに対し、ヒムはあくまでハドラーの精神に倣おうとしています。
2人ともハドラーの性格を受け継いでいる筈なのに意見が食い違う…親衛騎団の一人一人に、個性があることが分かる演出です。
オレたちのコアはここだっ!!おまえら人間と同じ位置よっ!
オレたちのコアはここだっ!!
出典:ダイの大冒険 173話
おまえら人間と同じ位置よっ!!!
知ったところで勝てるものでもない!!
当たらなければ効果が無いのも
おまえたちの急所とおなじだからな
これで条件は5対5!!
条件は全く五分だ!!
オレの超金属の身体を見事ブチ抜いた褒美に見せてやろう!!
我らハドラー親衛騎団の真価をなっ!!!
サババでの戦いで、ダイやヒュンケルが「ハドラー親衛騎団はコアを探して砕けば倒せる」と話していると、なんとヒムは自らコアの位置を教えました。
本体であれば「弱点の位置がわからない」というアドバンテージを捨てるのは愚行ですが、ヒムにとっては自分達が一方的に有利な状況で戦う事こそ我慢ならなかったのです。
あくまで真っ向勝負を望むヒムの気質と、それでも勝利してみせるという自信を伺わせる名言です。
勇者と大魔王の両方の鼻をあかしてやろうッ!
ええいっ!!
出典:ダイの大冒険 242話
何を迷ってるんだアルビナス!!
このままじゃオレたちは敗残兵だ!!
ブロックだってフェンブレンだって何のために死んだかわからねえっ!!
宿敵を倒してオレたちハドラー親衛騎団の誇りを見せつけてからくたばらなきゃあ
あの世でやつらに何て言い訳するんだよっ!!!
大暴れしてやろうぜっ!!
勇者と大魔王の両方の鼻をあかしてやろうッ!!
バーンに反旗を翻したハドラーは、親衛騎団に対して「最後の戦いの相手をアバンの使徒に決めた」と宣言しました。
その際に迷いの見えたアルビナスに対してヒムが言ったセリフ。
死を目前にしながらそれを恐れず、むしろ先に死んでいった仲間たちの為にも自分たちの存在意義を示さなくてはいけないとヒムは語ります。
ヒムの言葉はハドラーの心情に沿うもので、ハドラーはヒムに「今の自分に一番似ている」と言いました。
偉そうにハドラー様を侮辱しやがったことがっ!!最ッ高にゆるせねえッ!
……バカどもが…!
出典:ダイの大冒険 273話
邪魔さえしなけりゃ生かしといてやったのによ…
だがもうただじゃおけなくなってまったぜ…!!
…オレの邪魔をしたこともだがそれ以上にっ!!
てめえらみたいなクズ野郎が偉そうにハドラー様を侮辱しやがったことがっ!!
最ッ高にゆるせねえッ!!!!
大魔宮でパーティーの殿を引き受けたヒュンケルの前に、死んだはずのヒムが現れます。
しかしそんなヒムを、大魔宮の魔物たちは「負け犬ハドラーの手下風情」と蔑み、ヒムを激怒させました。
自身のことよりもハドラーへの侮辱が許せないというヒムの言葉は、死んだ主人に対する揺るぎない忠誠心を感じさせます。
死んでも勝ちたかったが……そんな勝ち方をするなら死んだ方がマシさ
……やるもんか…!
出典:ダイの大冒険 277話
そうすりゃあ勝てるとわかってたって…
オレはやらなかったぜ
絶対になっ…!
…死んでも勝ちたかったが……
そんな勝ち方をするなら死んだ方がマシさ……!
ヒュンケルとの決闘に敗れたヒムですが、ヒュンケルが「得意の格闘術でオレをなぶっていれば勝てていた」と言うと「やるもんか」と言い返しました。
ヒムが勝ちたかったのはヒュンケルの”闘志”です。
闘志が最大まで高まったヒュンケルに真っ向勝負で勝つからこそ意味があるのであって、それを避けた上での勝利なんてヒムにとっては屈辱でしかありません。
ヒムが”勝利”という名の栄光に惑わされず、自身の目標を正しく認識し超えようとしていたことを示す名言です。
お前が倒すはずだった相手は…とりあえずオレが全部片づけといてやるぜっ
………肩なら…
出典:ダイの大冒険 287話
オレが貸す…!!
いつの日かおまえの傷が感知して再び決着をつけるその日まで…
おまえを死なせるわけにはいかねえからな……!!
…お前が倒すはずだった相手は…
とりあえずオレが全部片づけといてやるぜっ…!!!
マキシマム率いるオリハルコン軍団との戦いの後、傷ついたヒュンケルはクロコダインに「肩を貸して欲しい」と頼みますが、それに先んじてヒムが肩を貸します。
ヒュンケルが深手を負ったのは、ヒムを守るためである事を思い出したからです。
そして今度は自分がヒュンケルに借りを返す番だとばかりに、今後の戦いでヒュンケルの分まで戦う事を誓うのでした。
ヒムとヒュンケルの間に、今までとは違う新たな絆が生まれたことを示す名言です。
あんたの何に勝ちたかったのか……今やっとわかったぜ
大した男だったな
出典:ダイの大冒険 276話
やっぱりあんたは…
オレは…
あんたの何に勝ちたかったのか……
今やっとわかったぜ…
ヒムに対してヒュンケルが拳による勝負を挑んだ際、ヒムは「見苦しい死に方はやめてくれ」と言って止めますが、ヒュンケルはあくまで諦めようとしませんでした。
その姿を見たヒムが、失望するどころか、むしろ感心して言ったのがこのセリフ。
ヒュンケルの魂の力は”闘志”ですが、ヒムもまた「アバンの使徒に一矢報いたい」という想いで死の淵から蘇ってくるほどの”闘志”の持ち主です。
まさにヒュンケルが”闘志”を漲らせている姿を見て、ヒムはヒュンケルの事を自分が乗り越えるべき存在なのだと改めて認識しました。
余談ですが、ハドラーもアバンの使徒の最大の武器を「最後の最後まで絶望しない強い心」だと述べています。
ヒムはかつてハドラーが乗り越えようとしたものと、同じものを乗り越えようとしていたのです。
好きになっちまったんだよな おまえら…人間たちを…
……本当…言うとな……
出典:ダイの大冒険 343話
好きになっちまったんだよな
おまえら…人間たちを…
そしておまえらの仲間たちもな…!
ここにいる全員オレは好きだぜ
絆を守るためなら生命をも捨てるバカばっかり…
オレの戦友たちとそっくりだっ!!!
もう…誰一人哀しい顔にゃあさせたくねぇんだよッ!!!
見そこなうなって…!!
てめえが不死身ならっ…!!!
…不死身ならっ!!!
オレもまた不死身だぁ―――っ!!!!!
大魔宮の心臓部から脱出するためには、アバンかヒュンケルが命懸けでグランドクルスを放たなくてはならない…という状況で、代わりにグランドクルスを放ったのはヒムでした。
「人間を好きになった」という言葉からは種族を超えた絆が感じられ、「悲しい顔にさせたくない」という言葉からは、ヒムが”強さ”や”誇り”だけに拘っていた時から大きく成長している事が分かります。
また我が身を顧みず仲間を守る姿はどこかブロックを髣髴とさせ、ヒムがハドラーだけでなく、親衛騎団みんなの魂を受け継いでいる事を示しているとも解釈できます。
ハドラーの魂を受け継いだヒム
以上、ヒムの名言ランキングベスト10如何でしたでしょうか。
ヒムはハドラーが禁呪法で作った魔物でありながら、ハドラーの魂を引き継ぎ新たな生命体へと成長を遂げる事になります。
「ハドラーに仲間になって欲しい」
ファンなら一度は期待する展開ですが、結局ハドラーは正式に仲間入りする事なく、アバンの腕の中で灰になってしまいました。
もちろんハドラーの最後はこれ以上ないほど美しいもので、下手に生き残って強引に仲間入りさせるよりずっと良い結末を迎えたと言えるでしょう。
おそらく多くの読者がそう考え、ハドラーの仲間入りを一度は諦めたのではないでしょうか。
しかしなんと原作者の三条先生はハドラーの後継者としてヒムを復活させることで、ハドラーに最高の最後を与えておきながら、「ハドラーの仲間入り」という読者の期待まで叶えてしまいました。
そう、ヒムは単にハドラーの魂を受け継いだだけでなく、読者がハドラーに向けていた期待をも受け継いだ存在なのです。
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