その日・・・
人類は思い出した・・・
あの男の存在を・・・・・・・・
「死にたくねえ」という・・・絶叫を・・・
こんにちは!
進撃の巨人大好きサラリーマンのヘーボンです!
進撃の巨人!アニメどんどん盛り上がっていきますね!(2021/02/28現在)
魅力的なキャラクターが沢山居ますが、やはり初期から居る訓練兵団104期のメンバー達には特別な思い入れがあるのではないでしょうか。
しかし皆さん、上位10名だけが104期だと思っていませんか?
確かにエレン達以外の104期生は、卒業直後のトロスト区攻防戦やシガンシナの決戦でほとんどが戦死してしまいます。
しかし、まだ残っていたんです。あの男が。
そう…幻の104期生… ダズ が。
「誰だっけ…?」
という人の為に説明しますと、
トロスト区奪還作戦を指示するピクシス司令に対して「・・・いやだ!死にたくねぇ!!」と言い返した男です。
これだけでは情けない印象しか与えないかもしれませんが、彼もまた残酷な世界を生き抜いた男。
今回は幻の104期生 ダズの凄さについて語っていきたいと思います!
ちなみに単行本32巻までのネタバレを含みますので、ネタバレしたくない方はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
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「32巻まで知ってるよ」という人。
「ダズの事なんてネタバレしてもいいよ」という人はこのままお読みください。
進撃の巨人の登場キャラクター ダズとは
エレン達と同じ訓練兵団104期生。
上位10名には入りませんでしたが、大半が脱落すると言われる訓練兵団を卒業しているので、充分エリートといえるでしょう!
しかもただエリートなだけではなく、非常に家族想いで優しく、また耳障りの良いプロパガンダに惑わされない的確な判断力を持ち合わせています。
訓練兵団を卒業した後の事ははっきりとは描写されていませんが、おそらく駐屯兵団に入団したのでしょう。
訓練兵団時代のダズ
エレンに厳しい言葉を浴びせるダズ
主人公であるエレンは、訓練兵団に入団してすぐに、立体機動の訓練に苦戦します。
どうやら立体機動では、気合だけではどうにもならない素質が物を言うようです。
それに対してダズは余裕顔。
きっとダズは立体機動の素質がバッチリだったのでしょう!
ダズはエレンに対し、
「明日には開拓地行きだろう。
役立たずに食わせる飯はねえからな」
と言い放ちます!
このセリフからは、
自分はエレン以上に活躍できるというダズの自信がうかがい知れます。
これはダズの将来に期待できそうですね!
クリスタとユミルに助けて貰うダズ
ダズは訓練中に雪山で体調不良になり、遭難してしまったことがあります。
ユミルからは「体調管理も出来ないやつ」と言われてしまいますが、ダズのエリートとしての熱意が今回ばかりは裏目に出てしまったということでしょう。
ダズは気を失っているのか、袋詰め状態のままクリスタに引っ張られていました。
絶望的な状況ですが、クリスタは「絶対に助ける!」と諦めようとしません。
アイドル的存在のクリスタにそこまで言って貰えるなんて、不謹慎ながらちょっぴり羨ましいですね。
その後
「俺もクリスタに引きずられたい」
「クリスタと結婚したい」
と言い出すライナーが居たとか居なかったとか…。
実はダズはカースト上位!?
トロスト区が巨人の襲撃を受けた際、ダズがクリスタやジャン、マルコから心配されたり励まされているような描写があります。
以前もクリスタに助けられていましたし、ダズはこの3人と仲が良いのでしょうか。
上位10名に数えられるこの3人と日頃から仲が良かったとすれば、実はダズは訓練兵団の中でもカースト上位のグループに属していたのかもしれません。
トロスト区奪還作戦のダズ
家族想いのダズ
トロスト区奪還という、無謀としか思えない作戦を聞き、ダズは叫びます!
「イヤだ!死にたくねえ!家族に会わせてくれー!」
ダズがいかに家族を大事に思っているのかが、うかがい知れるシーンですね。
ところでダズって老けて見えますが、結婚はしてるのでしょうか…?
剣を抜くダズ
戦いたがらないダズを上官が𠮟りつけ、無理やり従わせようと剣を抜きます。
それに対してダズは、なんと怯むことなく
「この無意味な集団自殺には、何の価値も成果もありません!」
と言い返し、ダズもまた剣を抜くのです。
このいつになく強気なダズに驚いた人も多いのではないでしょうか。
確かにダズはいつも怯えている印象が強いですが、それってあくまで巨人が相手の場合ですよね。
人間が相手であれば、ダズもそうそう遅れは取りません。
相手が上官であろうと「おかしい事はおかしいと言う」のがダズです。
おそらく上官の顔を見て、「こいつなら勝てそう」と思ったのでしょう。
そういった洞察力もダズは優れていますね。
ピクシスの嘘を見抜くダズ
動揺する兵士たちの前にピクシス司令が現れ、トロスト区奪還作戦の説明をします。
その内容は「エレンは巨人化生態実験の成功者で、その力で壁の穴を塞ぐ」というものでした。
その話を真に受けたアホな上官は「人類は遂に巨人を支配したのか…」などとトンチンカンなことを言いますが、ダズはそんな言葉には惑わされません!
「嘘だ!そんな訳の分からない理由で、命を預けてたまるか!」
「俺たちは使い捨ての刃じゃないぞーっ!」
これは自分たち兵士を、巨人を倒すためのブレードに例えているんですね。
非常にセンスのある比喩表現です。
そしてダズの指摘通り、「巨人化生態実験」なんてものは、ピクシスのでっち上げた嘘でした。
耳障りの良いプロバガンダを簡単に信じてはいけません。
でないと後のフロックみたいになってしまいます。
その点ダズは常に自分を見失わない判断力を持っていますね!
アルミン・コニーとの闘い(32巻ネタバレ)
ちなみにその後は、単行本でいうと約30巻分くらい出番がありません。
まあその後のストーリーは調査兵団を中心に進んでいきますし、駐屯兵団に入ったダズの出番がないのは仕方ありません。
きっと見えないところで活躍していたのでしょう。
そういうところも慎ましいですね!
しかし、実はこのダズ。
単行本32巻において、まさかの再登場を果たすのです!
暴走するエレンを止めるため、イェーガー派から飛行艇を奪おうとするアルミンとコニー。
その前にあの男が立ちはだかります!
ダズ!? …とサムエル。
このダズの再登場に、僕は驚きました。「まだ生きてたんだ!」・・・と。
ちなみにサムエルは、サシャが盗んできた肉をコニーやエレン達と一緒に食べると言い、ウォール・マリア奪還を誓い合った男です。
実はアルミンとコニーの裏切りを予想していたフロックが、ダズとサムエルの2人に飛行艇の護衛を命じていたのでした。
アルミン達は「そんなことやるわけねぇだろ!!」と言って裏切りを誤魔化し、飛行艇を渡すようにダズに言います。
あっさり騙されてしまうダズですが、ここでまたしても鋭い洞察力を発揮します。
「お前らなら…エレンの虐殺を止めるんじゃねぇかって…そんな気もしたんだ」
なんとアルミンとコニーの本心を、ダズはズバリ言い当ててしまいます!
「分かってるなら警戒しろよ」という気もしますが、まあ仲間を疑うことをしたくなかったのでしょう。優しい男です。
アルミン達に飛行艇を渡そうとするダズ。
しかしそこでフロックがアルミン達の裏切りに気付き「アルミンとコニーを殺せ」と命じてきます!
結局アルミン達と戦うことになるダズとサムエル。
「裏切り者!!俺たちは仲間じゃないのかよ!?」
悲痛な叫びを上げるサムエルに対し、
「お前達は仲間だよ!!」と答えるコニー。
「お前達」ということは、当然ダズも含まれます。
コニーはダズのことも、しっかりと仲間として認識していたようですね。
話の流れ的に「かつて肉を分け合おうとした仲間達」の事を言ってる気もしますが、気のせいでしょう。(肉のシーンにダズは居なかった)
最後に
ここまで読んで頂いた読者の方には、いかにダズが素晴らしい男かという事が理解いただけたと思います!
めちゃくちゃ優秀で、良い奴だってことですね!
本気でそう思い始めた人が居らっしゃいましたら、詐欺に騙されないようにお気を付けください。
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