【なろう系小説】「悪役令嬢の怠惰な溜め息」感想【弱ネタバレ含む】

記事内で説明している作品小説家になろう
出典:版元ドットコム
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こんにちは!
なろう系小説大好きサラリーマンのヘーボンです!

皆さん!悪役令嬢 好きですか?

他の記事読んだことある人はご存じかもしれませんが、
僕って悪役令嬢モノが大好きなんです!

今までに色々と紹介させて頂きました。

一般的に悪役令嬢モノって、
「悪役令嬢に転生してしまった主人公が、破滅や婚約破棄を回避するために頑張る話」
なんですが、今回紹介する小説は「相手から婚約破棄してもらうために行動する話」です!

↓その小説がこちら↓

「悪役令嬢の怠惰な溜め息」

 傲慢な王子様と婚約してしまった主人公が、表面上は王子様を立てる理想の婚約者を演じながら、裏では婚約破棄を目指して暗躍するというお話。

そう、この物語の黒幕は主人公なんです。

「悪役令嬢の怠惰な溜め息」あらすじ

貴族令嬢エセリアは、6歳のある日、階段から落ちて頭を打ったことで前世の記憶を取り戻します。

この世界は前世でプレイしていた乙女ゲーム「クリスタル・ラビリンス」の世界で、自分はそのゲームの悪役令嬢でした。

出典:悪役令嬢の怠惰な溜め息 コミックス第1巻

このままでは将来、ヒロインと王太子との恋の邪魔者となり破滅してしまいますが…
そんなことより重大な事実がエセリアを襲います!

「この世界… 退 屈!

ネットもない!

スマホもない!

大好きだった同人誌もない!

「こんな世界で生きていけるかぁ!!!」

絶望するエセリアでしたが、すぐに解決策に気付きます!

「娯楽が無いなら、自分で作れば良いじゃない!」

出典:悪役令嬢の怠惰な溜め息 コミックス第1巻

エセリアは前世の知識を生かし、オセロ・小説・音楽などの娯楽を次々と生み出し世に広めます。

その斬新な娯楽の数々は瞬く間に大流行!

さらに娯楽を楽しみやすい世の中にするために、エセリアは金融政策まで発案してしまいます!
その成果に周囲は驚き、エセリアは幼いながらも知る人ぞ知る存在に。

しかしそんなエセリアの活躍が王族の耳に入り、「是非とも王太子の婚約者に」と声がかかります。

「王妃なんかになったら、気楽に娯楽を楽しめなくなるじゃない…」

渋るエセリアでしたが、王族からの打診を断れるはずもなく、結局ゲームの通り王太子と婚約することになってしまいます。

「どうせ王太子はヒロインと恋に落ちるだろうし、私は邪魔しないから、穏便に婚約破棄してくれないかな…」

そんなことを考えていたエセリアですが、なぜか王太子とヒロインはエセリアの事を異様に敵視しているようで…

どこまでも自分本位に振る舞い、上手くいかないことは全部エセリアのせいにする2人に、エセリアの堪忍袋の緒が切れます!

「そんなに婚約破棄したいなら、出来るように私が状況を整えてあげようじゃないの…
ただし…100% そちらの有責でね!」

理不尽な婚約者の尻拭いをしながらも、エセリアは裏で婚約破棄に向けて動き出します。

主な登場人物

エセリア

出典:悪役令嬢の怠惰な溜め息 コミックス第2巻

娯楽をなにより愛するお嬢様。

退屈な世界を変えようと、前世の知識をフルに生かして娯楽を広めていきます。

しかもこの世界の元となった「クリスタル・ラビリンス」のストーリーすら小説として広めてしまうほど、娯楽に対しては妥協がありません。

娯楽を広めるには、世界が平和でなくてはならないとも考えているので、不正の起こりにくい制度や仕組みを作り上げ、結果的に多くの人を助けることになります。

そのため多くの人間から慕われており、特にエセリアの功績を正しく知るものからは偉人レベルの尊敬を向けられています。

王太子であるグラディクトの婚約者ですが、本心では王妃という責任ある立場になることを嫌がっていて、王太子にだけ(結果的にヒロインも)は嫌われるように振る舞っています。

グラディクト

出典:悪役令嬢の怠惰な溜め息 コミックス第2巻

王太子でエセリアの婚約者。

非常に傲慢で、イエスマンばかりを近くに置くバカ王子です。

第一王子ですが側室の子で、継承権も絶対的なものではありませんでした。

しかしグラディクトの母親が既に功績を挙げているエセリアに目を付け、グラディクトの婚約者に据えることで王太子に選ばれます。

つまり王太子の座はエセリア在ってのものなのですが、本人はそれを自覚しておらず、むしろエセリアの事を王妃の座を狙ってすり寄ってきた女と思っているようです。

周囲がエセリアばかりを誉めることを不満に感じており、逆に自分を無条件で肯定してくれるアリステアに好意を抱くようになります。

考えを改める機会はいくらでもあるはずなのですが、全て無視して突き進む。
文字通り、救いようのない男です。

アリステア

出典:悪役令嬢の怠惰な溜め息 コミックス第2巻

思い込みの激しい男爵家の令嬢。

実の母が亡くなって以来、継母や異母弟妹に迫害を受けますが、協会の大司教によって保護されます。

その際継母たちに財産を取られそうになったところを、エセリアの発案した制度によって救われていますが本人は発案者がエセリアであることをしりません。

またエセリアが出版した小説「クリスタル・ラビリンス」のヒロインが自分にそっくりであることに気付き、自分も学園に行けば王太子様と恋仲になれると思い込んでしまいます。

小説の影響を強く受けているために、グラディクトの事を「理想の王子様」と考え、エセリアの事は「身勝手な悪役令嬢」だと考えています。

生い立ちは同情できるのですが、なんとも残念な少女。

「悪役令嬢の怠惰な溜め息」感想

前半はエセリアが娯楽を広め、世の中を改革していく話。

後半はグラディクトとの婚約破棄に向け、エセリアが暗躍する話です。

人によっては前半退屈に感じる人も居るかもしれませんが、この作品の真骨頂はやはり後半の婚約破棄でしょう!

悪役令嬢モノの主人公って、悪役令嬢に転生してしまっただけの良い人ってパターンが多いんですけど、エセリアの場合ちゃんと悪役らしく暗躍するところが面白いですね!

婚約破棄も自分がグラディクトに嫌われていることを逆に利用し、「エセリアは大悪人である」と思わせ、グラディクト側から破棄するように仕向けます。

勿論、エセリアは実際には悪事をしていないのでグラディクト側がいちゃもんを付けてきたという形にしようという計画です。

こうして書くと、もしかすると「王太子を騙すなんて、エセリアって嫌な奴なの?」と思う人も居るかもしれません。

しかし読んでみればそんな印象は全く受けません。

エセリアはあえてグラディクトから好かれようとしないというだけで、むしろグラディクトやアステリアがどんどん墓穴を掘っていくので、自業自得感が強いです。

その辺り、作者さんの描写が巧妙なんでしょうね。

グラディクトがなにか無茶ぶりをする

周囲の人間が迷惑する

エセリアが穏便に解決する

エセリアの評判が上がる

グラディクトは面白くない

という流れが出来上がっており、対外的にはエセリアがグラディクトの為に尽くしているように見えるところも面白い!

まとめると

・婚約破棄を目指す悪役令嬢モノ
・黒幕は主人公
・エセリアの暗躍ぶりが巧妙
・「ざまあ」展開在り

実を言えば婚約破棄を目指す作品って他にもあるんですが、コメディーテイストの物が多かったりするので、ここまでガチで暗躍する話は珍しいと思います。

「ざまあ」好きの人は、きっと気に入る作品だと思いますよ!




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