実はおしゃべり!?ミストバーンが口を滑らせたシーン10選【ダイの大冒険】

ミストバーンはおしゃべり?ネタバレ考察(ダイの大冒険)
出典:ダイの大冒険 145話
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こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!

ミストバーンといえば、大魔王バーンの側近であり、その重大な秘密を握るキャラクターでもあります。

その秘密を守るために普段は口を開くことも禁じられており、たまに口を開くと同じ魔王軍の仲間たちでさえ驚くほどでした。

滅多に口を開かない
出典:ダイの大冒険 34話

ザボエラいわく「一度口を閉ざしたら数十年は開かぬ」とか
キルバーンいわく「必要がなければ百年でも二百年でもだんまり」だとか
ヒュンケルいわく「物を教えるときですらほとんど口を聞かなかった」などと…

ミストバーンが喋るという事が、本当に珍しい事である事がたびたび強調されています。

…しかし実際に物語を見直すと、ミストバーンは「どこが無口なの?」と言いたくなるほどよく喋りますし、それどころか喋ってはいけない筈の”重大な秘密”について、ポロっとヒントを漏らしてしまうことすらありました。

今回はそんな、ミストバーンが口を滑らせたシーンを紹介していきたいと思います。

ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!

↓ミストバーンが隠している秘密に関しては別記事で解説していますので、併せてご覧ください。

ミストバーンの正体と素顔の秘密!解説と伏線まとめ【ダイの大冒険】

実はおしゃべり!?ミストバーンが口を滑らせたシーン10選【ダイの大冒険】

衣の下の素顔に秘密がある事を漏らす

ミストバーンが鬼岩城に乗ってパプニカに攻め込んだ際、ヒュンケルの虚空閃によってミストバーンの衣が破れ、その下に隠していた素顔が一瞬見えてしまいました。

それだけなら不可抗力といえますが、これによってミストバーンは激昂。
「よくも誰にも見せてはならぬ我が素顔を暴きおったな」などと言って、素顔に重大な秘密がある事を喋ってしまったのです。

衣の下の素顔に秘密がある事を漏らす
出典:ダイの大冒険 145話

ヒュンケルはミストバーンに顔があった事よりも、むしろその激昂具合に驚き、「あの顔にはそれほど重要な秘密が…」と感づいてしまいました。

顔を見られただけならまだ誤魔化せそうなものですが、完全に余計なことを口走っています。

シャドーを「我が分身」と呼ぶ

パプニカでの戦いの中で、ミストバーンは配下であるシャドーに対し「鬼岩城を操作し、世界の王たちを皆殺しにしろ」と命じます。

その際に、シャドーの事を「我が分身」と呼んでいるのです。

シャドーを分身と呼ぶミストバーン
出典:ダイの大冒険 146話

ミストバーンの正体は暗黒闘気の集合体ですので、シャドーは文字通り分身だったのでしょうが…この一言、どう考えても言わなくてもいいセリフですよね?

普通に「シャドーよ」とだけ呼べば済む話ですし、わざわざポップ達が聞いている前で自分の正体に関するヒントをいうとは、「本当隠す気あるのか?」と疑ってしまいます。

秘密というものはついつい喋りたくなってしまうものですが、ミストバーンもそうだったのかもしれませんね。

ヒュンケルにこだわることで、逆にヒントを与える

素顔を見られたミストバーンは、ポップ達を闘魔滅砕陣で捕えておきながら、「おまえだけはこの手でバラバラにする」と言って、ヒュンケルだけにさらに闘魔傀儡掌をかけます。

それは「かつて大魔王バーンのお気に入りだったヒュンケルならば、ミストバーンが隠している素顔が若い日のバーンのものであると気付くかもしれない」と警戒しての事でした。

しかしそれは結果として逆効果。
ヒュンケルに「自分ならミストバーンの秘密に気付ける」と悟らせてしまいます。

ヒュンケルを執拗に攻撃するミストバーン
出典:ダイの大冒険 146話

秘密を守ろうとして却ってヒントを与えてしまうあたり、ミストバーンは元々隠し事が苦手なタイプなのかもしれません。

隠された力がある事を暴露してしまう

鬼岩城がダイに両断されると、ミストバーンはさらに激昂しました。

そして「おまえたちをこの場で消す以外にない」と言い、今度はさっきまで隠そうとしていた衣の中身を明かそうとしたのです。

”闇の衣”を脱ぎ払おうとするミストバーン
出典:ダイの大冒険 149話

幸い正体を明かす前にキルバーンに止められ、ミストバーンは冷静さを取り戻します。

しかしそれまでに「暗黒闘気でバラバラになった方がまだ幸せな死に様だった」などと、ミストバーンの隠している秘密が暗黒闘気を超える力を持つものである事を口走ってしまっているのです。

案の定それがヒュンケルへのヒントになってしまい、「ミストバーンの暗黒闘気は、ヤツの真の姿を覆い隠すベールなのでは…」と気付かれてしまいました。

気付くヒュンケル
出典:ダイの大冒険 150話

ちなみにここまで紹介した4つのセリフは全て、ミストバーンが一度の戦闘中で口走ったものです。

どうやらミストバーンは、一度口を滑らせると焦ってどんどんボロを出すタイプのようですね。

ロン・ベルクに声を聞かれて動揺する

ダイたちの最終作戦において、ミストバーンは大魔宮の下で人間軍を迎え撃ちました。

そこでかつて魔王軍への勧誘を断ったロン・ベルクが人間軍に味方している事を知り、驚きの声を上げます。

ロン・ベルクに声を聞かれて動揺する
出典:ダイの大冒険 233話

しかしバーンの声を直接聞いたことのあるロン・ベルクは、ミストバーンにとって決して声を聞かれてはいけない相手です。

「おまえにも口があったんだな」とロン・ベルクにからかわれると、ミストバーンは慌てて口をつぐみました

しかしその動作によって、ロン・ベルクに「オレに声を聞かれてはまずいのか?」とかえって不審に思われてしまいます。

ロン・ベルクに声を聞かれて焦るミストバーン
出典:ダイの大冒険 233話

やはりミストバーンは、ごまかすのが下手ですね。

有利になると油断して喋りまくる

ロン・ベルクに声を聞かれて口をつぐんだミストバーンですが、戦況が有利になるとまた喋りだします

「死に行く者にならさしつかえあるまい」とのことですが、結果としてロン・ベルクを仕留める事は出来なかったので、これはミストバーンの油断でしかありません。

有利になると油断して喋りまくる
出典:ダイの大冒険 235話

それどころか、ロン・ベルクを「かつての魔界を知る男」と呼び、声を聞かれるとまずい理由のヒントまで出してしまっています

正直言って、何千年もの間秘密を守って来たとは思えないほどわきが甘いと言わざるを得ません。

ロン・ベルク相手に自分が力を隠している事を匂わせる

ロン・ベルクと激闘を続けていたミストバーンですが、ダイたちが大魔宮の深くに攻め込んだことで、バーンに呼び戻されます。

大魔宮に引き上げようとしたところ、ロン・ベルクから「逃げるつもりか?」と挑発されますが、ミストバーンは冷静に「そうとってもらっても結構」と返しました。

そして「おまえが全力で攻撃してきたら…これほど勝負は長引かなたっただろう」と続けます。

ロン・ベルク相手に自分が力を隠している事を匂わせる
出典:ダイの大冒険 267話

これだけならロン・ベルクの実力を認める発言と取れますが、その後の「もっともそれは私も同じ事だがな」というセリフは余計です。

なぜならロン・ベルクの口を塞ぐことに失敗した以上、ミストバーンが隠している力について、ロン・ベルクに伝える事は悪手でしかありません。

一見冷静に見えるミストバーンですが、「逃げるつもりか?」と言われて本当は悔しかったのではないでしょうか。

だから「こんな結果になったのは、私が本気を出していないからだ」と、負け惜しみを言ってしまったのでしょう。

魔界最強の男を名乗る

ホワイトガーデンの戦いで、ラーハルトやヒムに追いつめられたミストバーンは、ついに隠していた姿をさらし、その力を発揮します。

そしてその姿を「魔界最強の男」だと宣言したのです。

魔界最強の男を名乗る
出典:ダイの大冒険 305話

ミストバーンの身体は若き日のバーンのものなので、ミストバーンは「これこそ魔界最強のバーンの姿だ」という意味で言った訳ですが、かなり不用意な発言といえます。

幸いポップたちは「ミストバーンはバーンよりも強い」という意味に解釈したようですが、分かった上で聞いてみると殆ど答えを言っているようなものです。

自分が優位に立ったことで気が緩んだのかもしれませんが、だとするとミストバーンは意外と調子に乗りやすい性格なのかもしれません。

フェニックスウイングの解説をする

無敵のミストバーンを倒す為に、ポップはメドローアを放ちます。

しかし、なんとミストバーンは高速の掌撃により、メドローアを跳ね返してしまいました。

切り札を失い絶望する正義の使徒たちに、ミストバーンはその掌撃が”フェニックスウイング”という技である事を語るのですが…

フェニックスウイングの解説をする
出典:ダイの大冒険 310話

「禁断の技」と言いながら、しっかり技の解説までしているのはもはやギャグにしか見えません。

ここまでくると「実は正体に気付いてほしいのでは?」とすら思えてしまいます。

案の定ヒュンケルは、フェニックスウイングという技名から大魔王バーンとの繋がりに感づいてしまいました。

アバンにキルバーンとの関係を明かす

ミストバーンが正義の使徒たちに止めを刺そうとすると、そこにキルバーンが現れミストバーンに正体を語るように求めます

正確に言うと、現れたのはキルバーンに化けたアバンであり、ミストバーンを騙して秘密を喋らせようとしたのです。

アバンにキルバーンとの関係を明かす
出典:ダイの大冒険 311話

ミストバーンはすんでのところで偽物である事に気付き、決定的な秘密は喋らずに済みます。

…が、キルバーンの正体や、自分が元々「ミスト」と呼ばれていたことなどは話してしまっており、アバンにはそれで充分ヒントになってしまいました。

これに関してはアバンが見事だったというべきかもしれませんが、それまでに漏らしていた情報から、ついに隠していた秘密が完全に見抜かれてしまいます

ミストバーンは本当に無口なのか?

以上、ミストバーンが口を滑らせたシーン10選いかがでしたでしょうか。

一度口を閉じれば数十年は開かない」と言われているミストバーンですが、作中ではたびたび口を滑らせている事が分かります。

特に一度口を滑らせると動揺してどんどんボロを出したり、逆に有利になると油断して口が軽くなったりと、元々隠し事が得意なタイプではないのでしょう。

そもそもミストバーンが喋らないのは、声が若い頃のバーンの声であるため、バーンの声を知っている相手にその共通点を見抜かれないようにするためでした。

自らの意志で喋らなかったのではなく、バーンの命令で黙らざるを得なかったわけです。

バーンへの忠誠心からかたくなに黙っていたものの、その反動で一度口を開くと止まらなくなってしまうのかもしれません。

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