こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
大人気漫画であるダイの大冒険はストーリーが面白いのは勿論のこと、心を打つ名言の宝庫と言える作品です!
中でも魔界の名工と呼ばれるロン・ベルクは、魔族でありながらダイたち人間に協力した人物であり 、人生を充実させてくれるような生き甲斐を求めたキャラクターと言えます。
今回はそんなロン・ベルクの人生観が伝わる名言を、ランキング形式で紹介していきます。
ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!
【序盤ネタバレレビュー】「服を着るならこんなふうに」あらすじ&感想
魔界の名工!ロン・ベルク名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
こんなにうまい酒が飲めたやつは何人もいないさ…!
…魔族の人生は密度が薄い…
出典:ダイの大冒険 146話
人間の何倍も生きられるもんだからダラダラ生きてるヤツが多い
何百年生きてたってカラッポの人生もある…!
…こんなにうまい酒が飲めたやつは何人もいないさ…!
オレは今満足しきっている!!
あの剣は……よくできた…!!!
ダイの剣を完成させたロン・ベルクが、その出来栄えをジャンクに語った時の言葉。
長い寿命を持つ魔族でありながら、人生の価値は長さではなく、何をしたかで決まるとロン・ベルクは語ります。
その上で「自分は今日、最高の仕事が出来た」という達成感が籠ったセリフです。
ロン・ベルクが魔族だからこその言葉ではありますが、現実の人生に当てはめて考える事も出来るので、胸に刻んでおきたい名言といえます。
弱い方についた方が面白いから…答えはそれで充分だろう?
別にオレは大魔王の味方をしていたわけではない
出典:ダイの大冒険 226話
ただ頼まれてやっていただけだ
結果として光魔の杖は地上最強の武器になってしまったが
それも大魔王が常軌を逸して強いから…
極端な話ヤツはナイフ一本握ったって強くなるんだ
武器やにとってこんなしらける客がいるか…!!
…弱い奴らについたほうが面白いから…
答えはそれで充分だろう?
フローラから「かつて大魔王のために武器を作っていたあなたが、どうして人間に協力してくれるのですか?」と聞かれた時のロン・ベルクの返事。
普通であれば強い方に付きたいと考えるのが一般的ですが、ロン・ベルクはそれではつまらないと言い放ちます。
生き延びられる方に付くのではなく、本当に自分の力を必要としている方に手を貸したい…
ロン・ベルクの鍛冶職人としての信条が伺える名言です。
そのあまりの破壊力が だ…!!
…たしかに怖い
出典:ダイの大冒険 270話
恐ろしいよ
ただし威力の無さがではない
そのあまりの破壊力が だ…!!
超魔ゾンビを倒す為にロン・ベルクは星皇剣を構えますが、なかなか攻撃しようとはしません。
その様子からザボエラは「その剣の威力が通じるか怖いんだろう」と挑発しますが、それに対するロン・ベルクの返事がこちら。
ロン・ベルクは星皇剣の威力が超魔ゾンビに通じないかもしれないなどという事は考えておらず、むしろその威力が大きすぎる事を恐れていると言います。
それもその筈、ロン・ベルクが放とうとしている”星皇十字剣”は、一度放てば剣が砕け、ロン・ベルク自身も深く傷付く諸刃の剣だったのです。
100年以上かけて作り上げた星皇剣を失い、さらには少なくとも数十年鍛冶が出来なくなるほどのケガを負う事を恐れながら、ロン・ベルクはそれでも人間たちを守ることを決意しました。
星皇剣の威力に対する絶対の自信、そして鍛冶屋としての全てを失う覚悟の籠った名言です。
あの世でせいぜい自慢しろ…オレがくれてやった…その十字の選別をな…
…あの世でせいぜい自慢しろ
出典:ダイの大冒険 270話
オレがくれてやった…
その十字の選別をな…!
ロン・ベルクが自身の奥義”星皇十字剣”で超魔ゾンビを十字に切り裂いた際のセリフ。
”星皇十字剣”は絶大な威力を誇る代わりに、自身も深く傷付く諸刃の剣でした。
「自分にこの技を出させた事は、自慢する価値があることだ」という自分の技に対する自信と、それを引き出したザボエラに対する敬意の籠った決め台詞です。
…もっともザボエラは戦いの傷を勲章だと考えるタイプではないので、ザボエラに対する皮肉と解釈する事もできます。
ここにいる人間たちの方が少々 使命感が上だったようだ…!!
…あなどったな…!
出典:ダイの大冒険 265話
魔界の怪物どもはしょせん獣の群…!!
一致協力する事を知らん…!!
…ここにいる人間たちのほうが
少々 使命感が上だったようだ…!!
ミナカトールの魔方陣を守るための戦いで、戦力的に劣っていた筈の人間軍が魔界の怪物たちを倒してしまいました。
その状況に戸惑うザボエラやミストバーンにロン・ベルクが言ったのがこのセリフ。
「力こそ正義」というバーンのアンチともいえる発言で、例え人数や力量で劣っていたとしても、仲間と団結したり心に強い使命感を抱くことで強敵を撃破できることもあると述べています。
魔族であるロン・ベルクが言う事で、これが種族に拘わらない普遍的な真理であることを示しています。
もしこれ以上を望むなら…オレも黙ってはいないっ!!!
…オレはバーンの顔に泥を塗った
出典:ダイの大冒険 233話
だからこの最初の攻撃だけは
あえて受けた
この傷はいわば
オレの落とし前だ…!!
…だが!!
もしこれ以上を望むなら…
オレも黙ってはいないっ…!!!
かつてロン・ベルクは、バーンの勧誘を断った事に腹を立てたミストバーンに顔を切り付けられます。
その一撃を甘んじて受け、その上でロン・ベルクが言ったのがこちらのセリフ。
バーンは本来であれば、力尽くでロン・ベルクを従わせることも出来る実力者です。
それがロン・ベルクに敬意を払い、敢えて下手に出ていたことはロン・ベルク自身も分かっていたのでしょう。
バーンの好意を無下にする形になったロン・ベルクは、ミストバーンの怒りを理解し、その一撃を敢えて受けました。
そして「これで落とし前は済んだ」と表明する事で、もはや貸し借りは無くなったのだとミストバーンに理解させました。
現実においても、他人の僅かな落ち度に対し、過度な贖罪を求める人というのは存在します。そんな人に出くわしたら、ロン・ベルクのように毅然とした態度を取りたいものですね。
オレは…腐りたくない…!!
……その光魔の杖がオレを失望させた
出典:ダイの大冒険 233話
あの程度のものを最高と言われてはオレの究極の武器への探究は完全にとだえてしまう
……オレは…
腐りたくない…!!
バーンがロン・ベルクが作った光魔の杖を「最高の武器」と呼び、帰ろうとしたロン・ベルクを引き留めた際の返事。
自分の武器の出来栄えを褒められることは、本来であれば鍛冶屋として喜ぶべきことです。
しかし光魔の杖はロン・ベルクにとって、思い付きで作ったような手抜きの武器でした。
それを「最高の武器」にまで昇華させたのは、ロン・ベルクではなくバーンの力です。
それを自分の手柄として受け取ることは鍛冶職人として堕落することになると考えたロン・ベルクは、バーンの下を離れる決意をするのでした。
作中でダイたちと出会った時、ロン・ベルクは「武器作りは止めた」と語っていましたが、もしかするとこの後何度も光魔の杖を超える武器を作ろうとして、挫折したのかもしれません。
唯一の心残りは…もうダイやおまえらに武器を作ってやれないって事だ
言っただろう
出典:ダイの大冒険 271話
おまえみたいな若いのがムダ死にするよりマシだってな…
それだけさ
ただ唯一の心残りは…
もうダイやおまえらに武器を作ってやれないかもしれないって事だ
魔族の高い再生能力をもってしても
このダメージだけは当分治らん
以前は70年近くかかった…
おまえたちの生きている間には
……もう……
「ロン・ベルクが人間を守るために自分の腕と武器を犠牲にした」と知り涙を流すノヴァに、ロン・ベルクがかけた言葉。
ロン・ベルクは自分の腕が動かなくなった事よりも、100年以上かけて作った剣が台無しになったよりも、自分が気に入った人間たちに武器を作ってやれなくなる事を嘆きました。
特にノヴァにはまだ武器を作っていなかったので、なおさら無念だったかもしれません。
かつてロン・ベルクが「オレの自由を束縛させない」と言ってバーンの誘いを断った事を踏まえてみると、いかに人間たちを気に入ったのかがよく分かります。
オレの今までの生涯に匹敵する輝きがあった…!!!
……オレも何百年か生きてきたが…
出典:ダイの大冒険 333話
おまえの下にいた時が
最も恵まれていた
最も裕福だった…
だが……
一番退屈で一番自分が腐っていくのが実感できた時だった…!!
あんな日々は…二度とご免だ…!!
あれに比べればダイたちに出会ってからのこの数週間は…
短いが本当に充実した日々だった
オレの今までの生涯に匹敵する輝きがあった…!!!
同じ過ちを二度くり返すぐらいなら…
オレは多少なりとも気に入ったこいつらと運命を共にするさ…!!
黒の核晶によりもうすぐ地上が滅びると言う状況で、「今からでも大魔宮に招待してやろうか」というバーンの誘いに対するロン・ベルクの答え。
ロン・ベルクはバーンの下に居た当時のことを「最も裕福だった」と認めた上で、「むしろそれが自分を腐らせた」と語ります。
究極の武器を目指していたロン・ベルクにとって、光魔の杖という手抜きの武器を褒めそやされ、贅沢三昧が許される日々というのは害でしかなかったのです。
それよりも気に入った相手と共に過ごし、鍛冶屋として腕を振るっていた日々の方が、よほど充実していたとロン・ベルクは言い放ちました。
裕福である事と幸福であることは違う…
そんな事を気付かせてくれる名言です。
例え流れる血の色は違っても…俺達の生命の価値は同じだっ…!!!
……オレは今の今まで
出典:ダイの大冒険 269話
おまえを見そこなっていた
感心すると同時にやはりどうあってもムダ死にさせたく無くなった……!!
たとえ流れる血の色は違っても…
オレたちの生命の価値は同じだっ…!!!
超魔ゾンビを倒す為に生命を捨てようとしているノヴァに、ロン・ベルクがかけた言葉。
長い寿命を持つロン・ベルクが、人間であるノヴァに感心し「生命の価値は同じ」と言ったのは、長く生きる事よりもどう生きるかに重きを置くロン・ベルクらしいセリフであり、種族を超えた絆を感じさせる名言です。
そして残りの寿命の長さではなく、今まで生きた長さから「生き延びるべきはノヴァだ」と判断し、自身も生命を懸けて超魔ゾンビを倒すことを決意するのでした。
ロン・ベルクの名言から人生を学ぶ
以上、ロン・ベルク名言ランキングベスト10いかがでしょうか。
バーンの勧誘を跳ね除け、異種族であるダイたちに協力したロン・ベルクは、独特な価値観を持った魔族であると言えます。
「長生きしたい」
「贅沢したい」
そういった多くの人が望んでいるものを跳ね除け、自分の道を究める事を良しとしたのです。
「人生の何に価値を見出すかは人それぞれ」であり、ロン・ベルクは魔族でありながらバーンの「力こそ正義」の価値観を否定する存在であると言えます。
できる事なら我々も、ロン・ベルクのように自分の人生に価値を感じられる生き方をしたいものですね。
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