慈愛の拳士マァムの愛ある名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】

こんにちは！
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです！

大人気漫画であるダイの大冒険はストーリーが面白いのは勿論のこと、心を打つ名言の宝庫と言える作品です！

その中でアバンの使徒の一人であるマァムは”慈愛”の心を持つとされ、他人に同情したり思いやったりするセリフが多くみられます。

平和のために戦ってはいますが基本的に他者を傷つけることを嫌い、アバン先生から魔弾銃を託されたときも一度は「こんなおっかないものはいりません」と断ったほどです。

といってもマァムの優しさは相手を甘やかすものではありません。

むしろ甘えたり間違った事をしている相手に対しては、引っ叩いてでも正そうとする強さがあります。

そんな優しさと正しさを兼ね備えたマァムだからこそ、アバン先生は「決して力を間違ったことに使わない」と確信し、アバンの使徒に選んだのでしょう。

今回はそんなマァムの愛情溢れる名言をランキング形式で紹介していきたいと思います！

物語のネタバレを含みますので、気にする方はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ！

【おすすめマイナー漫画】マンガオタクが夢中になった隠れた名作9選

慈愛の戦士マァムの愛ある名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
最後に

慈愛の戦士マァムの愛ある名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】

10位あなたのおかげで一人の人間の生命を救えたんだもの…

慈愛の拳士マァムの愛ある名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】 — 出典；ダイの大冒険　8巻

…ごめんなさい魔弾銃…
でもいいでしょう？
あなたのおかげで一人の人間の生命を救えたんだもの…
長い間…ありがとう…！
出典；ダイの大冒険　8巻

フレイザードによって氷漬けにされたレオナを救うために、マァムは魔弾銃に2つの呪文を込めることを思いつきます。

しかしそれは魔弾銃を犠牲にするということでもありました。

自分の唯一の攻撃手段であり敬愛するアバンの形見でもある魔弾銃ですが、人の生命を救うためとなればマァムは迷いません。

他人のために自分の大切なものを犠牲にできるマァムの優しさと、物事の優先順位を間違えない心の強さが現れた名言です。

9位生命にゴミ同然のもんなんて…一つもない！

い…生命にゴミ同然のもんなんて…
一つもない！
たとえどんな生物でも…！！
それがわからないとしたら…
あんたこそ本当のゴミよっ！！！
出典；ダイの大冒険　16巻

人間の生命をゴミ呼ばわりするザムザ対しての反論。

魔王軍の手から地上の生命を守るために戦っているマァムからすれば、生命を軽んじるような発言を許すことはできません。

むしろ生命の価値を理解できない方が恥ずべき存在であると毅然と言い返すのでした。

8位あなたアバン先生から何を習ってきたの…！？

……ポップ
…あなたアバン先生から何を習ってきたの…！？
…ダイもあなたも…
2人とも先生の敵を討つために命をかけて戦っている…
そう思ったからこそ……
私ついてきたのに…
仲間になったのに…
…あんたなんか最低よ！！
二度と顔も見たくないわ！！！
出典；ダイの大冒険　3巻

クロコダインとの戦いを前にダイを見捨てるかのような態度を取ったポップを叱り飛ばした名言。

自分と同じ志を抱いていると信じてダイとポップの仲間になる決心をしたマァム。
それだけに一度信じたポップから仲間を見捨てる発言が出たことに激しく失望したのでした。

心優しいマァムですが、実は甘ったれた相手には厳しい一面を持ちます。

7位今引き返したりしたら彼らの生命そのものがみんなムダになってしまうでしょう…！？

だめよダイ！！
私たちは中央塔にいくのよ！
行かなくてはだめ！！
それが…彼ののぞみだからよ！
ヒュンケルも…クロコダインも…
かろうじて拾った命をもう一度捨てる覚悟で私たちに加勢しに来てくれたのよ
それもこれもみんな…
あなたにレオナ姫を助けさせるためじゃない…！！
今引き返したりしたら
彼らの生命そのものがみんなムダになってしまうでしょう…！？
それにヒュンケルもアバンの使徒なのよ
たとえ自分の身がどうなろうとも仲間を救うためなら生命をかけるわ…
私たちの先生がそうであったように
出典；ダイの大冒険　7巻

ヒュンケルとクロコダインの援軍によりフレイザードの氷炎結界呪法を解くことに成功したダイたち一行ですが、ヒュンケルのグランドクルスの光を見たことで今度はヒュンケルが危機に陥っていることを悟ります。

そこでダイはヒュンケルを救うために引き返そうとしますが、マァムは逆にこのまま先に進むべきだと主張するのでした。

ヒュンケルたちが今なんのために命を懸けて戦っているのか…そのことを正しく理解していたマァムは、ヒュンケルの身を案じるよりもその意思を尊重することを選ぶのでした。

誰よりもヒュンケルを心配しているはずのマァムが言ったからこそ重みのある名言です。

6位あなたのお父さんは魔王軍の中にあっても正しく立派な人だったんでしょう！？

…ヒュンケル…
可哀そうな人…
あなたはお父さんを失った悲しみが
大きすぎて…
他人のせいにせずにはいられないのね…
…でも…それは間違っているわ
正義を憎むのは…！
そんなことをしても
お父さんは喜ばない！
だってあなたのお父さんは魔王軍の中にあっても正しく立派な人だったんでしょう！？
…目を覚ましてヒュンケル！
あなたはもっと強い人のはずよ
悲しみをこらえきれずに
他人にあたりちらすような弱虫じゃないわ…！！
出典；ダイの大冒険　5巻

育ての親バルトスをアバンに殺され「正義そのものが俺の敵だ」と言い放ったヒュンケルに対し、マァムが諭すように言ったセリフ。

マァムはヒュンケルの父親への愛情に同情しながらも、それでも正義を憎むのは間違っていると言い切りました。

確かにバルトスはヒュンケルに敵討ちなど望んでいませんでしたし、人間の勇者に戦場で父を殺されたからと言って”正義”そのものを憎むのは拡大解釈とも言えます。

たとえ相手が敵であっても同情し正しい道に導こうとする、マァムの”慈愛”の精神がよく表れた名言です。

5位つまらない恰好つけてるから立つ気力までなくなっちゃうのよ！

ほらまだ立てるでしょ？
つまらない恰好つけてるから
立つ気力までなくなっちゃうのよ！
ここにはあなたより力がないのにあなたより必死に戦ったケガ人がいっぱいいるんですからね！
立てるんだったらせめて自力でお城まで帰ってくれない？
…それとも
私が運んであげましょうか？
出典；ダイの大冒険　20巻

ハドラー新鋭騎団にサババが襲撃された後、ケガ人の介抱をしていたダイはノヴァにも手を貸そうとしますが、敗北し自信を失ったノヴァは「自分のような役立たずは放っておいてくれ」と言って立ち上がろうとしません。

そんなノヴァに対し、マァムはなんと手をワザと強く握ることで強引に立ちあがらせます。

実はノヴァは周囲のケガ人に比べれば軽傷であり、立ち上がれずにいるのはノヴァの心に”甘え”があるからでした。

そんなノヴァの”甘え”を見抜いたマァムは、あえて強く叱り飛ばすことでノヴァの気力を取り戻させたのです。

4位あなたたちのハドラーを想う気持ち…それは私たちが仲間を想う気持ちと変わらないわ！

…アルビナス…やめましょう！！
私たちは戦うべきではないわ
そうよ！！
あなたたちのハドラーを想う気持ち…
それは私たちが仲間を想う気持ちと変わらないわ！！
たとえ敵でもそんな相手を倒すことなんてできない…！！
私たちの戦いは無益よ！！
お願い！！アルビナス！！
本当にあなたたちにお互いを思いやる心があるなら…
いまこそ戦いをやめるべきよ！！
わたしたちにもできる限りの協力をするわ！！
……だから…！！
出典；ダイの大冒険　26巻

最後までハドラーのために戦おうとするハドラー新鋭騎団の覚悟を知ったマァムが、アルビナスに対して言ったセリフ。

マァムはあくまでハドラーの為に戦おうとするアルビナスから”愛”を感じ取り、その気持ちを否定し打ち倒すことに抵抗を覚えます。

むしろアルビナスは自分たちと分かり合える相手だと考え、歩み寄ろうとするのでした。

相手の立場には関係なく、同情すべき相手には思い切り同情するマァムらしい発言です。

3位正義なき力と同じように力なき正義もまた無力！

…そうだわ！！
正義なき力と同じように力なき正義もまた無力！！
いくらアルビナスが同情すべき相手でもここでやられてしまうわけにはいかない…！！！
そうよ…私にも…私にだって…！！！
……アルビナス！！
あなたを倒すわ！！
守らなければならない
大切な人がいるのは…
あなただけじゃない…！！！
出典；ダイの大冒険　26巻

アルビナスに同情し戦いをやめようと提案するマァムですが、アルビナスは聞き入れようとしません。

それもそのはず、マァム達を全滅させることがハドラーを救うことに繋がると考えているアルビナスからすれば、戦いをやめることなんてデメリットしかありません。

マァムはアルビナスに”同情”はしても、アルビナスの望みを叶える代案を提示できていなかったのです。

自分の言葉が”力なき正義”だったという事、そしてアルビナスと自分の願いは両立できない事を悟ったマァムは、自分の正義を貫くために戦うことを決意するのでした。

2位だから未来のために！今まで通り力を合わせてこの戦いをのりきりましょう！

…私
今回の戦いで一つわかったことがあるの…！！
私はずっと本当の愛を知らなかったんだなあってこと…！
エイミさんも…！
メルルさんも…！
アルビナスも…！
生命まで投げ出して愛する人のためにつくそうとした…！！
本当に人が異性を愛する気持ちってとっても激しく強いものなのね
私にあれができるだろうかって
…そう思ってしまった…
私なんて…
他人をどう見ているかはもちろん
自分がどう見られているかすら知らなかったんだから……
……もしかしたら今までポップは何度も私のために傷ついたり悲しんだりしていたかもしれないのに…！
…ごめんなさい
今の私には男の人の求愛に答えを返すことなんかできない…！
そんな資格なんてないと思う…
でもポップ…！！
…もしあなたさえ良ければ…
私にチャンスをちょうだい…！
この戦いで生き残れるかどうかはわからない…
でもその先があるなら…！
私きっと一人の男性としてあなたを見ていけるようになると思うの
だって私がポップを好きになれたのは戦いの中で大きく成長してきたあなたをずっと見てきたからだもの…！
だからあなたの力を貸して…！！
そして戦って…
勝って未来をつかむの！！
その時私がポップのこと男性として愛しているかわからない
ヒュンケルの方を
愛しているのかもしれない…
でも！
昨日までの私とは違う私にきっとなれる気がするの…！
だから未来のために！
今まで通り力を合わせてこの戦いをのりきりましょう！！
いっしょにっ！！
…これが…
今の私の精一杯の返事よ
……ダメ…かな…？
出典；ダイの大冒険　27巻