こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
大人気漫画であるダイの大冒険はストーリーが面白いのは勿論のこと、心を打つ名言の宝庫と言えます!
今回注目したいのは、竜の騎士でありダイの父親でもあるバランです。
序盤の敵とは思えないほど強大であり、ときおりダイに対する父性を覗かせるバラン。
少年漫画の登場人物ではありますが、彼の本当の魅力は自分が大人になった時になって初めて理解できるものだと思います。
僕も子どもの時から好きなキャラクターではあったのですが、大人になって改めてダイの大冒険を読むと、不思議なことにめちゃくちゃ共感できるようになっていました!!
やはり主人公の父親という立場のせいか、バランの発言は「大人」や「父親」としてのものが多いんですよね。
幼いころは理解できなかった父親の言葉が大人になってから理解できるように、バランというのは大人になってから理解できるキャラクターと言えるでしょう。
こんなことを書くと少年たちから「俺だってバランの魅力くらい分かるよ!!」と怒られそうですが、そういう少年たちはぜひ大人になってからもう一度読んでみて貰いたいです。
もしかしたら昔は気が付かなかった、新しい発見があるかもしれません。
今回はそんな大人が共感できるバランの名言をランキング形式で紹介していきます!
原作漫画のネタバレを含みますので、ネタバレしたくないよという人はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
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- 大人になると分かる!バラン名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
- 10位…こうまで醜いものだとはな 強者が弱者をいたぶる光景というものが・・・
- 9位・・・愚か者め!人はそれを・・・地獄と呼ぶのだっ!!!!
- 8位 あれほど人を愛することはもうあるまい・・・唯一例外があるとすれば・・・
- 7位力ばかりが全てを司る今の世界に魂をもって悪を討つ!
- 6位 おまえは 私の魂をも受け継いだ・・・全く新しい超騎士なのだッ・・・!
- 5位ダイ・・・今こそおまえも太陽になるのだ!
- 4位 ・・・いまさら・・・生き方を変えられん大人とはそういうものだ・・・
- 3位 力も・・・魔力もあったが・・・心が無かった・・・おまえにはそれがある
- 2位・・・子供がどう願っても親とは常にこうしてしまうものなのだ
- 1位 ・・・相変わらず・・・寝かしつけるのが下手だな…
- 最後に
大人になると分かる!バラン名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
10位…こうまで醜いものだとはな 強者が弱者をいたぶる光景というものが・・・
…こうまで醜いものだとはな
出典:ダイの大冒険 20巻
強者が弱者をいたぶる
光景というものが・・・
他人がしているのを見てはじめて判る・・・
フェンブレンになぶり殺しにされそうになっているチウを助けた際のバランの名言です。
他人をいじめたり嫌がらせをしている人たちは、そんな自分が周囲からどう見えているのかをまず認識すべきです。
まさに「人の振り見て我が振り直せ」というやつですね。
9位・・・愚か者め!人はそれを・・・地獄と呼ぶのだっ!!!!
・・・愚か者め!
出典:ダイの大冒険 18巻
人はそれを・・・
地獄と呼ぶのだっ!!!!
バランを暗殺しにきたキルバーンに対して言ったセリフ。
「地上を消滅させ、強者のみが生き残れる世界を作る」というバーンの真の目的を語るキルバーンを、一言で切って捨てた名言です!
”力が支配する世界”を強者側であるバランが否定するあたり、バランが竜の騎士として公平な目を持っていることが伺えます。
8位 あれほど人を愛することはもうあるまい・・・唯一例外があるとすれば・・・
・・・母・・・
出典:ダイの大冒険 20巻
ソアラか…
・・・美しい娘だった
そして優しい女だった・・・
ただそこにいるだけで皆が温かい気持ちになれる・・・
そんな不思議な輝きに溢れていた…
・・・あれほど深く人を愛することは・・・
もうあるまい・・・!
(あれほど人を愛することはもうあるまい・・・唯一例外があるとすれば・・・
それはダイ・・・おそらくおまえだ)
ダイから「おれの母さんってどんな人だったの?」と聞いたときのバランの返事です。
かつては死闘を演じた親子が歩み寄ろうとしている印象的なシーンで、バランが初めてダイに本心を語った時でもあります。
これまではあくまでダイと敵対する態度を取っていたバランですが、このセリフによりダイに対して愛情を持っていることが明確になりました。
7位力ばかりが全てを司る今の世界に魂をもって悪を討つ!
この子には
出典:ダイの大冒険 24巻
普通の竜の騎士にはない力がある
いや力を越えた何かが・・・!!
ならばなぜ!
本来 一代限りの竜の騎士である私が人の子を持つことができたのですか?
これこそ即ち竜の騎士の力の限界を悟った神が与えて下さった最後の希望・・・!!
力ばかりが全てを司る今の世界に魂をもって悪を討つ!!!
そのために神はこの子を世に生み出させたのではないでしょうか!!?
・・・・・・頼む・・・母よ・・・!!
「大魔王バーンを倒すことは不可能」と言う聖母竜マザードラゴンに対して、バランは「ダイにもう一度チャンスを与えて欲しい」と懇願します。
正直に言うと、僕は初めてこのセリフを見た時には「根拠はないけどオレの子なら大丈夫ってこと?」「ただの無茶ぶりじゃん」と思ってしまいました。
しかし最終決戦間近まで話が進むとこの言葉の意味が分かります。
実はバランの魂は死後ダイの身体に宿っており、”双竜紋”という形でダイに力を与えます。
つまりダイ本来の力にバランの魂がプラスされることにより、大魔王をも倒し得る超パワーアップが可能になったのです。
無茶ぶりだなんてとんでもない!!
バランは魂となっても戦い続けたのでした。
6位 おまえは 私の魂をも受け継いだ・・・全く新しい超騎士なのだッ・・・!
・・・竜の騎士の人生は戦いの連続・・・!!
出典:ダイの大冒険 31巻
その血塗られた歩みにとらわれ
悲劇にみまわれた女性は
確かに少なくないかもしれない
おまえの母も・・・
残念ながらその一人だった・・・
だが!
過去の歴史がどうあれおまえはおまえだ!
おまえの手で過去の竜の騎士の悲しき宿命をも断ち切って見せろ!ダイ!!
はじめて
レオナを助けた時を思い出せ!!
おまえは ただの竜の騎士ではない!
私の魂をも受け継いだ・・・
全く新しい超騎士なのだッ・・・!!
起てっ!!!
起ち上がれっダイよっ!!!!
大魔宮の魔力炉の暴走に巻き込まれてしまったレオナ。
それを助ける術が思いつかないダイは、バーンから言われた「竜の騎士は代々女を不幸にする」という言葉を思い出し絶望しかけます。
そんな時にダイの身体に宿っていたバランの魂が語り掛け、ダイを励ました際の名言がこちら。
竜の騎士の不幸な宿命を認めつつも、ダイにはそれに囚われる必要なないと激を飛ばします!
この言葉によりダイは、自分の中にバランの力が宿っていることに気が付き”双竜紋”に目覚めるのでした。
5位ダイ・・・今こそおまえも太陽になるのだ!
・・・おまえの母は・・・ソアラは・・・
出典:ダイの大冒険 37巻
太陽のような女性だった
誰をも温かく包み込む力があった
ダイ・・・今こそおまえも太陽になるのだ!
仲間たちを地上を輝き照らす太陽に・・・!!
大魔王バーンとの最終決戦で、ダイの身体に宿るバランの魂が語り掛けてきた際の名言。
鬼眼の力を開放したバーンに対し、剣が無い事を嘆くダイ。
そんなダイのもとに突如として真魔剛竜剣が飛んできました。そしてその際に、太陽の光の中に母親であるソアラの幻影を見るのです。
ソアラはバランにとっての”太陽”・・・希望の象徴でした。
そして戦いの中に現れた真魔剛竜剣はまさにダイにとっての希望です。
バランはダイに希望というものを教え、そして大魔王を倒すことでダイ自身が地上に希望を与える存在になるのだと背中を押すのでした。
4位 ・・・いまさら・・・生き方を変えられん大人とはそういうものだ・・・
・・・いまさら・・・
出典:ダイの大冒険 12巻
生き方を変えられん
大人とはそういうものだ・・・
ダイたちとの戦いを通して人間への認識が変わったかのように見えたバランですが、ダイに対してはあくまで「人間を滅ぼす」と言い続けます。
ダイから「まだそんなことを言うのか」と言われた時の返事がこちらのセリフです。
正直僕が初めてこのシーンを読んだときはダイと同じような感想で「つまらない意地をはるなあ」と思ってました。
しかし自分が大人になってみると”生き方を変える事の大変さ”というものを理解できるようになりました。
子どもの時は例え失敗したとしても、反省してやり直せばそれで良いでしょう。
しかし大人になると、自然と”立場”というものが出来ていきます。
それは一朝一夕で得たものではなく、長年の積み重ねがあって作り上げたものです。
今まで多くの苦労を積み重ねてきたからこそ、それを否定することは容易ではありません。
バランはダイやポップ達との関りを通して、確かに人間への見方は変わったのでしょう。
しかし過去のわだかまりがなかった事になったわけではないし、大魔王バーンに共感し自ら協力していたことも事実です。
多少人間への見方が変わったからと言って、過去を忘れ大魔王と敵対することなど出来なかったのでしょう。
3位 力も・・・魔力もあったが・・・心が無かった・・・おまえにはそれがある
・・・泣くな・・・ダイ
出典:ダイの大冒険 22巻
私は真の竜の騎士ではない・・・
・・・・・・力も・・・魔力もあったが・・・
心が無かった・・・
おまえにはそれがある
おまえを育てた怪物というのは・・・
私などよりずっと・・・正しい・・・
人の心を持っていたのだろうな・・・
・・・私の死などで泣くことは無い・・・
おまえにとってはその方が父だ・・・
黒の核晶の威力を抑え込むために力を使い果たしたバランが、いまわの際にダイにかけた言葉。
胸を張って父親だと言えない哀しさと、最期の瞬間まで息子を気遣う愛情に溢れた名言です。
バランは自分を「人の心がないから真の竜の騎士ではない」と言っていますが、僕はバランは最初からずっと人の心を持っていたと考えています。
ソアラと暮らしていた時は勿論のこと、その後人間に絶望したのも”人の心を持っていたにも拘わらず人間に受け入れられなかった”ことが原因です。
ダイは”竜の騎士の血を引いた新しい存在”という印象が強いので、”真の竜の騎士”と呼ぶべき存在はやはりバランをおいて他に居ないでしょう。
2位・・・子供がどう願っても親とは常にこうしてしまうものなのだ
・・・子供がどう願っても
出典:ダイの大冒険 21巻
親とは常にこうしてしまうものなのだ
おまえも大人になれば
いつかきっと判る・・・
・・・ダイ・・・
とてもいい名前だ
だが 私とソアラがつけた名前も
心の片隅で憶えておいてくれ
ハドラーとの戦いでバランを庇うために致命傷を負ってしまったダイ。
そんなダイを今度はバランが庇おうとしますが、ダイは「お互いに庇い合うのではなく、ちゃんと協力しよう」と訴えかけます。
しかしあくまで自分一人で戦う事を選んだバランが、ダイに掛けた言葉がこちら。
子どもというのは「親に認められたい」「自立した人間として扱ってほしい」と願うものですが、親にとってはやはり守るべき対象なのです。
傷付いた我が子に、さらに命の危険を冒させるなんてできる訳がありません。
子どもの立場からすれば「子ども扱いされている」と理不尽に感じる事もあるでしょうが、この感情は「自分よりも大切な存在」が出来た時に初めて理解できるものだと思います。
1位 ・・・相変わらず・・・寝かしつけるのが下手だな…
・・・相変わらず・・・
出典:ダイの大冒険 21巻
寝かしつけるのが下手だな…
バランがダイをラリホーマで強引に眠らせた際に、昔を思い出して内心で呟いた言葉。
最初は強大な敵としてダイの前に現れ、その後もダイに対して一線を引いた態度を取っていたバランが父親としての顔を見せる印象的なシーンです。
このシーンの前から、ダイとバランの不器用な親子の愛情を感じさせるやりとりが続いていましたが、このセリフで涙を堪えられなくなった読者も多いのでは…。
最後に
以上、バラン名言ランキングベスト10いかがでしたでしょうか?
バランって”思春期の少年から見た父親像”をそのまま具現化したようなキャラクターだと思います。
子どもの言う事を頭ごなしに否定したり「黙って言う事を聞け」と強引に従わせようとしてきたりと理不尽に感じる事も多いですが、自分よりずっと強くていざという時には頼りになる・・・。
そして自分が大人になった時に、今更のように父親の愛情に気付かされたりします。
読者のなかにはバランに自分の父親の面影を見た人も少なくないのではないでしょうか。
ダイに決して直接「愛している」とは言わない不器用な愛情が、バランというキャラクターの魅力かもしれませんね。
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