こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
ダイの大冒険は、勇者ダイが大魔王バーンを倒したことで完結しました。
しかし作中を見返してみると、最後まで回収されなかった伏線がいくつかあります。
原作者の三条先生が完結記念コラムにて、「続編として『魔界編』を考えていた」とコメントしているため、未回収の伏線のいくつかは「魔界編への伏線だったのでは!?」とも言われています。
とはいえ2022年10月現在、肝心の魔界編は未だに発表されていません。
しかし新作アニメの評判が良かった影響で、続編を求める声が再び大きくなっています。
今後『魔界編』が発表される可能性は、決して0では無いでしょう。
今回は続編に備える意味でも、本編で未回収だった伏線を振り返ってみたいと思います。
ダイの大冒険のネタバレを含みます。気にする方はここでページを閉じるか、他の記事へどうぞ。
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続編『魔界編』へ繋がる!?本編未回収の伏線9選【ダイの大冒険】
魔界編への繋がりが確定している伏線
ダイの行方
最終話にてダイは、黒の核晶から地上を守るため空に飛び上がり、そのまま行方不明になってしまいます。
まさかの主人公不在の完結に、多くの読者がショックを受けました。
しかし三条先生によると、続編は「最終回から5年後、ポップたちがダイを探している」ところから始まるようです。
つまりダイの行方不明そのものが、魔界編へ繋がる伏線だったのです。
ダイの行方に関しては、下記記事で考察しているので、合わせてご覧ください。
石になったバーン
ダイに敗れたバーンは、最後は身体が石のようになり、太陽の中に消えました。
実はこれも魔界編への伏線だった事が、三条先生のコメントで明かされています。
魔界にはバーンとヴェルザーの他に”第三の敵”が存在し、かつてその三人で「負けたやつが石になる」という賭けをしました。
そのせいで、バーンの身体はダイに負けた瞬間石になってしまったのです。
考えてみれば、ヴェルザーもバランに負けた後封印され、現在は魔界で石になっています。
バーンとヴェルザーの石化は、魔界に残る第三の敵へと繋がる伏線だったのです。
ラーハルトの復活
三条先生は魔界編への伏線として、ラーハルトについても語っています。
元々バランが編成した竜騎衆の一人だったラーハルトですが、一度死亡したにも拘わらず、終盤奇跡の復活を遂げました。
このラーハルトの復活が、魔界編の伏線だったというのです。
実は魔界編で、ダイは新しく竜騎衆を編成する予定でした。
そして三人の竜騎衆の内、陸戦騎とするためにラーハルトを再登場させたのです。
ちなみに海戦騎にはクロコダインを、空戦騎には新キャラを考えていたとのこと。
物語終盤にクロコダインの活躍が少なかったのも、「魔界編で活躍するから」という思いがあったのかもしれません。
という訳で、ラーハルトの復活はダイが新生竜騎衆を編成する伏線だったのですね。
魔界編を匂わせる伏線
ヴェルザーの企み
バーンを倒し、大円団かと思われたその瞬間、キルバーンが現れます。
キルバーンは主人であるヴェルザーのために、地上征服の障害となるダイたちを始末しようとしたのです。
その際ポップが「魔界で石になっちまってる奴が、地上を手に入れたって意味ないじゃねえか」と聞きます。
しかしキルバーンは「知るもんか」と応えるのみで、ヴェルザーが何を企んでいるのかは明かされませんでした。
ポップの言う通り、ヴェルザーの身体は封印され、石になっています。その状態では地上征服も何も無いでしょう。
という事は、ヴェルザーは密かに石化を解除する計画を進めていたのかもしれません。
復活の算段が付いているなら、未だに地上を諦めていない事も納得できます。
おそらくヴェルザーの企みは、魔界編で語られる予定だったのでしょう。
マザードラゴンを蝕んだ『邪悪な力』
ダイが一度バーンに敗れた際、マザードラゴンがダイを迎えにきました。
その際マザードラゴンは「ある邪悪な力によって私の生命は尽きようとしている」と語っているのですが、その邪悪な力の正体が語られていません。
もしバーンの事であれば、マザードラゴンは「バーンの力によって」と言う筈です。
つまりこのセリフは、バーン以外にも天界に影響を及ぼすほどの邪悪が存在する事を示す伏線であると解釈できます。
では、バーン以外の邪悪とは何者でしょうか?
順当に考えれば、ヴェルザー、もしくは前述した第三の敵のどちらかです。
特にヴェルザーには、天界に攻撃する動機があります。
先ほど「ヴェルザーは石化を解除する計画を進めているのかも」と述べましたが、ヴェルザーが石化を解くために、天界に攻撃していたのではないでしょうか。
ヴェルザーを封印したのは天界の精霊です。ヴェルザーが天界ごと精霊を攻撃を受し、その影響でマザードラゴンも弱っていたと考えれば、辻褄が合います。
やはりマザードラゴンの言う「邪悪な力」は、続編の伏線と判断して良さそうです。
キルバーンの死に様
次は2020年版アニメで追加された伏線です。
キルバーンは最終話でマァムの閃華裂光拳を受け、死亡しました。
その際のキルバーンの死に様が、漫画とアニメで違うのです。
漫画では身体が灰の様になり崩れ去りました。しかしアニメを見ると、キルバーンの身体がどこかに瞬間移動しているように見えるのです。
もし本当に瞬間移動したのなら、キルバーンは生きている事になります。
最終話でこの改変は、意味深なものを感じずにはいられません。
ひょっとして魔界編をアニメで作る予定があり、そこにキルバーンを登場させるつもりなのでしょうか?
どちらとも取れるようにしたのかもしれませんが、わざわざ改変したという点に、続編への繋がりを感じてしまいます。
破邪の洞窟の最深部
レオナたちが地下25階まで、アバンが地下150階まで潜った破邪の洞窟ですが、それより地下の階層は本編完結後も謎のままです。
したがって、ファンの間では昔から「魔界に繋がっているのでは?」と噂されていました。
とはいえそれは非公式な考察…と思いきや、何とアニメでその考察を裏付けるセリフが追加されたのです。
第63話『聖なる継承』にて、フローラが「大昔の賢者が『最下層が魔界に繋がっているかもしれない』と書き残している」と述べました。
公式から言及があったという事は、やはり続編への伏線である可能性を考えてしまいます。
あくまで「繋がっているかもしれない」という推論ですが、破邪の洞窟の「深部ほど強力な魔物がいる」という特徴も、魔界に繋がっているなら説明が付きます。
だとしたら魔界編では、破邪の洞窟から魔界へ向かう事になるのかもしれません。
また本編に伏線があるわけではありませんが、他にも魔界の入り口があるとファンの間で噂されている箇所があるので、簡単に紹介しておきます。
〇”奇跡の泉”があるアルゴ岬付近
かつてバランは地上に侵攻しようとしていたヴェルザーと戦い、倒します。
その直後、傷付いた身体を癒すために”奇跡の泉”に向かい、そこでソアラと出会いました。
したがって、「奇跡の泉があるアルゴ岬の付近に、魔界への入り口があるのでは?」と考える読者もいるようです。
バランはルーラを使えるので、遠くから移動してきた事も考えられますが、可能性の一つではあります。
〇デルムリン島の洞窟
調べてみたところ、「デルムリン島に魔界の入り口がある」という考察もあるようです。
というのも、かつて発売されていた解説本に『南海の島に魔界への入り口がある』と記載されていたらしいのです。(解説本が手に入らなかったので未確認)
デルムリン島にはレオナが洗礼の儀式を受けた洞窟がありますし、そこが「魔界の入り口なのでは」と言われています。
〇ギュータの逢魔窟
外伝作品である『勇者アバンと獄炎の魔王』では、マトリフの故郷ギュータにある、逢魔窟という場所が魔界に繋がっている可能性が示唆されています。
逢魔窟には邪悪な瘴気が充満しており、そこで戦う事になったキギロという敵が「どこかが魔界と繋がっているのかも」と発言しているのです。
外伝作品とはいえ、魔界への繋がりを示す重要な伏線といえます。
その他の未回収の伏線
ロカの死因
アバンのかつての仲間であり、マァムの父親でもあるロカ。
本編では既に故人となっており、その死因は最後まで明かされませんでした。
とはいえ、現在過去編である『勇者アバンと獄炎の魔王』が連載中なので、今後そちらでロカの死因が明かされる可能性もあります。
3刀目のパプニカのナイフ
パプニカのナイフと言えば、レオナからダイに贈られた武器で、”太陽””海””風”の3刀存在する事がバダックから語られています。
このうち”太陽”と”風”は既に登場していましたが、”海”のナイフは行方不明になっているとのこと。
「わざわざこんな設定を説明するという事は、”海”のナイフもそのうち登場するのだろう」と思いきや、結局最後までこの伏線は回収されませんでした。
一見魔界編とは関係なさそうですが、実は続編で回収するはずの伏線だったという可能性もあります。
果たして続編は来るのか?
以上、本編未回収の伏線9選いかがでしたでしょうか?
一度は幻の続編と呼ばれた『魔界編』ですが、2020年から新作アニメが放送されたことで、再び期待が高まっています。
「アニメの最終話と共に、続編の発表があるのでは?」と期待していた人は、おそらく私だけでは無いはずです。
しかしその期待もむなしく、現在も続編の発表はありません。
やはり『魔界編』は、諦めるしかないのでしょうか?
いえ、私はまだ希望はあると考えます。
本記事でも紹介した通り、アニメでは魔界編の伏線と思われる演出が追加され、視聴者に期待を持たせようという意思が感じ取れます。
またYouTubeで放送されていたダイ好きTVでは、アニメ関係者の数名から「続編を望んでいる」という発言がありました。
このまま続編を望む声が消えなければ、いつか実現する可能性は充分にあるでしょう。
そもそも漫画の完結から26年、今になって新作アニメが作られるなんて、当初は誰も考えていなかったはずです。
それに比べたら続編の発表なんて「小さな奇跡」ではないでしょうか。
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