こんにちは！
鬼滅の刃大好きサラリーマンのヘーボンです！
嘴平伊之助は「猪突猛進」が信条の野生児です。
獣のような闘争心の持ち主で、強い相手と見れば鬼であろうと人間であろうと構わず勝負を挑もうとするほど。
悪く言えば粗暴な少年ですが、決して自分を偽らない伊之助の言葉は、時に人の心に真っ直ぐに突き刺さります。
今回はそんな伊之助の、真っ直ぐな名言を紹介します。
鬼滅の刃原作のネタバレを含みますので、気にする人はここでページを閉じるか、他の記事へどうぞ！
【おすすめマイナー漫画】マンガオタクが夢中になった隠れた名作9選
猪突猛進！嘴平伊之助の名言10選【鬼滅の刃】
名言① こいつは自分が前に出ることではなく戦いの全体の流れを見てるんだ
畜生
出典：鬼滅の刃 4巻
なんだこれ
腹が立つぜ
全部アイツの思い通りか
こうなるのが必然のようだ
まるで川の水が流れてゆくこと程
当たり前に
こいつは自分が前に出ることではなく
戦いの
全体の流れを見ているんだ
那田蜘蛛山で伊之助と炭治郎は、蜘蛛の鬼（母）が操る首なし死体と戦います。
がむしゃらに敵に突っ込む伊之助に対し、炭治郎は戦況を見極め、伊之助にも的確に指示を出しました。
首なし死体と優位に戦えているのは炭治郎のおかげだと気付いた、伊之助の心中が上記のセリフです。
山の中で一人で暮らしていた伊之助にとって、仲間と協力して戦う事は未知の経験でした。
だからこそ最初は無鉄砲に飛び出した訳ですが、炭治郎の戦い方を見ただけでその重要性を理解したのです。
一見考え無しに見える伊之助ですが、それは物を知らないだけで、実は理解力は高いのかもしれません。
名言② 考える俺なんておれじゃねぇぇぇぇ！！
アイツが戻るまで何とか……
出典：鬼滅の刃 5巻
なんじゃああ
その考え方ァ！！
ふざけんじゃねーぞォ！！
オォオ
クソがァア！！
豚太郎の菌に汚染されたぜ
危ねぇ所だったァァ
考える俺なんて
おれじゃねぇぇぇぇ！！
那田蜘蛛山の蜘蛛の鬼（父）との戦いで、伊之助は炭治郎とはぐれ、一人で戦う事になります。
蜘蛛の鬼（父）の圧倒的な力に対抗するために、伊之助は炭治郎を見習って頭を使おうとしました。
しかし友好的な策を思いつくことはなく、むしろ「炭治郎が助けにくるまで逃げ回る」などと消極的なことを考えてしまいます。
炭治郎の戦い方を認めた伊之助ですが、他人のやり方が自分にも合うとは限りません。むしろ自分の長所を殺してしまう事もあるのです。
自分の弱気な思考に気が付いた伊之助は、そんな自分に怒る事で奮起。ふたたび蜘蛛の鬼（父）に立ち向かう気概を取り戻すのでした。
名言③ わくわくが止まらねぇぞオイ！！
すげぇ
出典：鬼滅の刃 5巻
格が違う
一太刀の威力が違う
天地ほど差がある
あの硬い化け物を豆腐みたいに斬っちまった
すげぇすげぇすげぇ！！
何だコイツ！！
わくわくが止まらねぇぞオイ！！
伊之助は蜘蛛の鬼（父）相手に奮闘するも、ついには首を掴まれ、握りつぶされそうになってしまいます。
そんな時に冨岡義勇が駆け付け、蜘蛛の鬼（父）を一瞬でバラバラにしてしまいました。
その様を目撃した伊之助の心中が上記のセリフ。
自分が勝てなかった敵を、目の前で瞬殺されてしまったのです。普通ならその実力差に心が折れてしまってもおかしくありません。
しかし伊之助は強者との出会いを純粋に喜び、なんとその場で闘いを挑みました。
誰よりも強くなることを望みながら、それでいて強者には嫉妬せず素直に認める。伊之助の真っ直ぐな心根が分かる名言です。
名言④ 信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ！！
弱気なこと言ってんじゃねぇ！！
出典：鬼滅の刃 8巻
なれるかなれねぇかなんて
くだらねぇこというんじゃねぇ！！
信じると言われたなら
それに応えること以外考えんじゃねぇ！！
死んだ生き物は土に還るだけなんだよ
べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ
悔しくても泣くんじゃねえ
無限列車の戦いで、煉獄杏寿郎は炭治郎たちに鬼殺隊を託して息を引き取ります。
杏寿郎や上弦の鬼との実力差を思い知った炭治郎は「俺は煉獄さんみたいになれるのかなぁ」と弱音を吐きますが、それに対して伊之助が喝を入れたのが上記のセリフ。
実力差を思い知ったのは伊之助も同じです。それでも自分の無力を嘆く暇があるなら、託された遺志に応えることを考えるべきだと、伊之助自身も泣きながら叫びました。
どんな時でも前進を止めない伊之助らしい名言です。きっと炭治郎にも活力を与えた事でしょう。
名言⑤ 俺の身体の柔わら゛かさを゛見くびんじゃね゛え゛
俺の身体の柔わら゛かさを゛
出典：鬼滅の刃 11巻
見くびんじゃね゛え゛
内臓の壱を゛ズラすな゛んて
お茶の゛子さい゛さい゛だぜ！！
険しい山で育っだオレに゛は
毒も゛効かね゛え゛！！
上弦の陸・妓夫太郎と堕姫は、二人同時に首を落とさなければ死なないという難敵でした。
激闘の末、炭治郎が妓夫太郎の首を、善逸が堕姫の首を斬るチャンスを得ますが、あと一息というところで堕姫が反撃にでます。
そんな時に善逸を援護したのが伊之助です。
伊之助は妓夫太郎の毒の鎌に心臓を貫かれ瀕死の筈でしたが、なんと内臓の位置をずらして致命傷を避けた上、毒も効かないと言い張りました。
どこまでが本当でどこまでが強がりなのか判断に迷いますが、そんな状況で伊之助は堕姫の攻撃を相殺し、さらに自分も攻撃に移ったのです。
伊之助の底知れぬ生命力には、本当に驚かされます。
名言⑥ テメェには地獄を見せてやる！！
本当に奇跡だぜ
出典：鬼滅の刃 18巻
この巡り合わせは
俺の母親と仲間を殺した鬼が
目の前にいるなんてなァア！！
謝意を述べるぜ
思い出させてくれたこと
ただ頸を斬るだけじゃ足りねぇ！！
テメェには地獄を見せてやる！！
無限城で童磨とカナヲが戦っているところに出くわした伊之助。しのぶが童磨に殺されたと聞いて怒り心頭になりますが、童磨はしのぶだけでなく、伊之助の母親の仇でもありました。
童磨から母親の話を聞かされた伊之助は、すっと忘れていた母親の記憶を取り戻します。
伊之助はずっと母親に捨てられたと考えていましたが、実は母親は命懸けで伊之助の命を守っていたのです。
童磨は伊之助を動揺させようとしたのかもしれませんが、ショックで動けなくなるような伊之助ではありません。
そして目の前の童磨が母親の仇であると瞬時に理解し、その場で仇討ちする事を宣言します。
名言⑦ 地獄がねぇなら俺が作ってや゛る゛ァ゛ア！！
地獄がねぇなら俺が作ってや゛る゛ァ゛ア！！
出典：鬼滅の刃 19巻
ごちゃくそうるせぇんだ
テメェはァァ！！
「地獄を見せてやる」という伊之助の言葉に対し、童磨は「天国も地獄も存在しない」と言い返します。
それに対して、伊之助がさらに言い返したのが上記のセリフ。
「悪人だから死後地獄に行くなんてことはなく、だからこそ親の仇を討っても意味は無い」童磨はそう言って伊之助を馬鹿にしたのです。
しかし伊之助は構わず、「無いなら作るまで」と叫んでさらに怒りを燃やすのでした。
名言⑧ 百万回死んで償え！！
俺たちを庇って
出典：鬼滅の刃 23巻
数珠のオッサンの足と
半々羽織り腕が千切れた
あっちこっちに転がってる死体は
一緒に飯を食った仲間だ
返せよ
足も手も
命も全部返せ
それができないなら
百万回死んで償え！！
無惨との最終決戦、鬼殺隊は無惨に日光を当てるために死力を突くします。しかし無惨は日の出が近いと知ると、逃走を図ったのです。
無惨を逃がすまいとする炭治郎たちですが、無惨が放った衝撃派により全員が行動不能に陥ってしまいました。
そんな時、真っ先に立ち上がり無惨の前に立ちふさがったのが伊之助です。
伊之助は仲間が犠牲になった事に怒り、その怒りを元凶である無惨にぶつけます。
以前の伊之助なら強者に挑むことしか頭になかったでしょう。その伊之助が仲間の為に怒っているのが印象的で、だからこそ心に刺さる名言です。
名言⑨ できねえ
斬れねえ
出典：鬼滅の刃 23巻
だめだ炭治郎
できねえ
死闘の果て遂に無惨を倒した…と思ったのも束の間、今度は炭治郎が鬼にされてしまいます。
仲間の筈の鬼殺隊に襲い掛かる炭治郎。それを見た伊之助は、以前炭治郎が言っていた「俺たちの誰かが道を踏み外したらみんなで止めよう」という言葉を思い出しました。
伊之助は「炭治郎を止めるのは自分の役目だ」と考え、炭治郎の首を斬ろうとします。しかし、その刀を振り切ることが出来ませんでした。
猪突猛進を信条としていた伊之助が躊躇したことが印象的で、それだけに炭治郎への情の深さが伺えます。
名言⑩ 元の炭治郎に戻れよォオオオ！！
やめろーっ！！
出典：鬼滅の刃 23巻
ガーガー言うな
禰󠄀豆子に怪我とかさせんじゃねえ
お前そんな…
そんな奴じゃないだろ
あんなに優しかったのに…！！
元の炭治郎に戻れよォオオオ！！
鬼となった炭治郎は仲間に攻撃を始め、伊之助にも襲い掛かりました。そんな時、人間に戻った禰󠄀豆子が現れ、炭治郎に飛びついたのです。
炭治郎は禰󠄀豆子を振り解こうと暴れますが、伊之助はそんな炭治郎を殴りつけ、上記のセリフを泣きながら言いました。
伊之助は初めて会った時からずっと、炭治郎がどれだけ禰󠄀豆子を大事にしてきたかを見てきました。
そんな炭治郎が禰󠄀豆子を傷つけてしまったこと、そして人間に戻っている事に気が付けないでいることが悲しくて仕方なかったのでしょう。
本来の炭治郎に戻って欲しいという、伊之助の祈りが籠った名言です。
飾らないからこそ響く、伊之助の名言の数々
以上、嘴平伊之助の名言10選いかがでしたでしょうか。
伊之助は一見粗暴な野生児に見えますが、物語を読み進めてみると実は頭の回転は鈍くないことに気が付きます。
単に物を知らなかっただけで、炭治郎たちとの関係を通して、戦い方や人間関係など、様々なことをすぐに吸収していくのです。
他人の長所を認める素直な性格も、成長の速さの一因でしょう。
そんな伊之助の飾らない言葉は、時に物事の真理をストレートに突いてきます。だからこそ、その言葉の一つ一つが自然と心に残るのでしょう。
あなたの心に刺さった名言はどれですか？
↓「鬼滅の刃」の関連書籍レビュー
【見どころ解説】「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」内容レビュー
【前巻との比較】「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」内容レビュー
↓「鬼滅の刃」の次の名言を見る
コメント