隠し演出!?ハドラー親衛騎団の魂を象徴するシーン5選【ダイの大冒険】

ハドラー親衛騎団ネタバレ考察(ダイの大冒険)
出典:ダイの大冒険 190話
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こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!

ハドラー親衛騎団はハドラーが禁呪法により生み出したヒム・シグマ・ブロック・フェンブレン・アルビナスの5人の事です。

彼らはオリハルコンのチェスの駒から生まれた魔法生物でありながら、一人一人が確固たる意志の持ち主で、作中でも彼らの魂を感じさせるような演出が数多く存在します。

今回は、作中ではっきりと明言されていないものの、親衛騎団の魂を伺わせる隠し演出と言うべきものを紹介していこうと思います。

ダイの大冒険のネタバレを含みますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!

隠し演出!?ハドラー親衛騎団の魂を象徴するシーン5選【ダイの大冒険】

バーンが僧正の駒を持っていた意味

ハドラーが初めてバーンに目通りした際、ハドラーはバーンが老人であることに驚き、一瞬「今のオレなら勝てるのでは…」という考えが頭を過ぎります。

しかしバーンはそれを見抜いており、チェスをしながら「ためしてみるか?ハドラー」と言い、器の違いを見せつけました。

ハドラーと話しながら僧正の駒を持つバーン
出典:ダイの大冒険 159話

このシーン…実はバーンが手に持っているのが僧正ビショップの駒なのです!

「だから何だ?」と思われるかもしれません。

確かに僕も、初めて読んだときはバーンが持っていた駒なんて気にも留めていませんでしたが、物語を後々まで読み進めてから戻って来ると、なんとも意味深な演出に見えてきます。

というのも、このシーンの後ハドラーはバーンが持っていたチェスの駒を授かり、その駒から禁呪法によりハドラー親衛騎団を生み出す事になります。

そして僧正の駒から生まれるのはフェンブレンです。

フェンブレンと言えば、自分の手でバランを討つために独断で動き、ハドラーは後にそれを「自分の功名心虚栄心を受け継いだから」と分析しました。

ハドラーと話しながら僧正の駒を持つバーン
出典:ダイの大冒険 190話

これを理解した上で先ほどのシーンを見返すとどうでしょう。

ハドラーと話しながら僧正の駒を持つバーン
出典:ダイの大冒険 190話

正にハドラーが功名心や虚栄心を燃やした瞬間に、それを象徴する僧正の駒をバーンが持っていたのです!

これはバーンがハドラーの内心を見透かしている事を示す隠し演出と言えるでしょう。

読み返して初めて気付ける…非常に巧妙に隠された演出ですね。

弱者にも容赦がないシグマ

ハドラー親衛騎団の騎士ナイトシグマと言えば、どんなイメージを持っているでしょうか。

誇り高い親衛騎団の中でも特に騎士道精神に溢れ紳士的…おそらく皆さんそんな印象をお持ちなのではないでしょうか。

そんなシグマについて、個人的に驚いたシーンがあります。

それは死の大地で起こったポップ達と親衛騎団の戦いの中でのこと、シグマがゴメちゃん目掛けて槍を投げつけたのです。

弱者にも容赦がないシグマ
出典:ダイの大冒険 189話

もちろん敵なのですから攻撃する事は当然なのですが、見るからに非力なゴメちゃんを真っ先に狙う姿勢は、それまでの正々堂々とした親衛騎団のイメージに反するものでした。

「彼らが敬意を払うのは強者のみで、弱者に情けを掛けるタイプではないのだろうか?」

そうとも考えましたが、この理由は物語を読み進めシグマというキャラクターを深く知る事で理解できるようになりました。

シグマは紳士的であると同時に、相手を決して侮らない警戒心の持ち主でもあったのです。

サババでの戦いではマァム相手に有利に戦いながらも「油断できない相手」と称していましたし、大魔宮でのポップとの戦いではポップが油断させるような発言をしたにも拘わらす、警戒心を緩めようとしませんでした

弱者にも容赦がないシグマ
出典:ダイの大冒険 246話

そして「相手を侮らない」という事は、裏を返せば「弱者にも容赦しない」という事でもあります。

死の大地での戦いでも、ゴメちゃんを見た目でザコと侮らず警戒したからこそ、ためらわず攻撃したのでしょう。

あるいはゴメちゃんはその力の片鱗をフェンブレンに見せたことがあるので、その話をフェンブレンから聞いて用心していたのかもしれません。

相手がどんなに弱そうでも侮らず、容赦もしない
それがシグマという戦士なのです。

ブロックが喋れない理由

ハドラー親衛騎団と言えば、敵でありながら強い信頼で結ばれた存在ですが、お互いを完全に理解していたかというと、そうとも言い切れないようです。

特にブロックは喋ることが出来ないため、その内心は同じ親衛騎団のメンバーにも推し量れていなかったように感じます。

例えばハドラーの中に隠されていた黒の核晶が爆発したシーンで、親衛騎団のメンバーがブロックによって救われたにも拘わらず、ヒムは「まさかね…このにぶそーなのが」と言って理解しませんでした。

ブロックが喋れない理由
出典:ダイの大冒険 211話

ブロックが隠された能力を持っている伏線となるシーンですが、物語を読み進めるにつれ、このヒムのブロックへの無理解そのものに理由がある事に気が付きます。

親衛騎団のメンバーは全員ハドラーの精神の影響を受けており、その中でヒムはハドラーから「今のオレに一番似ている」と言われました。

他のメンバーであるシグマ・フェンブレン・アルビナスも、現在もしくは過去のハドラーの影響が見て取れる言動が多々あります。

しかしブロックはどうでしょう?

ブロックは我が身を顧みず仲間を守る自己犠牲心の持ち主ですが、現在を見ても過去を見ても、ハドラーから自己犠牲の精神を感じられるシーンはありません。

ハドラーから自己犠牲の精神を見られるのはハドラーの死の直前、キルトラップからダイやポップを守ろうとしたシーンです。

ブロックが喋れない理由
出典:ダイの大冒険 257話

自分を打ち負かしたダイたちが死ぬことを良しとしなかったハドラーは、とっくに体力の限界を迎えているにもかかわらず、最後の力を振り絞って二人を助けようとしました

つまりブロックが持っていた自己犠牲心は、ハドラーが親衛騎団を産み出した時点ではまだ自覚していなかった素質…いわば”未来のハドラー”と言うべきものだったのです。

ブロックが喋れなかった理由も、”現在のハドラー”の影響が強いヒムがブロックを理解していなかった理由も、ハドラー自身が自分の中の自己犠牲心をまだ自覚していないことを象徴していると考える事が出来ます。

ブロックが最後に一言喋ったのは、ハドラーがダイたちを守るためにバーンに立ち向かった事が切っ掛けだったのかもしれません。

涙を流しているかのようなアルビナス

アルビナスは死を目前としたハドラーを救おうと独断で動くことを決意しますが、最後にはマァムに敗れてしまいます。

そのアルビナスの最後のシーン…左目からアゴにかけて涙の様なヒビが入っているのです。

涙を流しているかのようなアルビナス
出典:ダイの大冒険 245話

チェスの駒から生まれた魔法生物であるアルビナスは、涙を流すことは出来ません。

しかしハドラーを救いたいという一途な願いが破れたからには、その内心では大粒の涙を流していた筈です。

涙のようなヒビは、泣きたくても泣けないアルビナスの内心を示しているのでしょう。

血を吐くヒム

ヒムとヒュンケルが素手の拳による決闘をした際、ヒュンケルによって胸を砕かれたヒムの口から血が吐き出されました

血を吐くヒム
出典:ダイの大冒険 276話

ヒムは涙を流すシーンも何度かありますが、チェスの駒から生まれた魔法生物であるヒムは本来であれば涙も血も出ない筈です。

これはヒュンケルが「ヒムは新たな生命体になった」と判断したとおり、ヒムの身体が生命活動をしている事を示していると思われます。(胸のヒビからは血が出ていないので、人間と同じ構造という訳ではなさそうですが)

余談ですが、アニメでは赤い人間の血でも青い魔族の血でもなく、オリハルコンの身体と同じ色の液体を吐き出していました。

これはヒムは人間とも魔族とも違う、新たな種族である事を示しているのかもしれません。

ダイの大冒険は隠し演出が多い!!

以上、ハドラー親衛騎団の魂を象徴するシーン5選如何でしたでしょうか。

ダイの大冒険には、一見変哲の無いシーンでも、よくよく考えてみると意味が見えてくる様な隠し演出が多い作品です。

今回はハドラー親衛騎団に拘わるシーンを紹介しましたが、他のシーンについても考察記事を書いていますので、興味があればそちらもご覧ください。

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