こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
みなさんスパイ映画好きですか?
「ミッション:インポッシブル」とか「キングスマン」とか、面白い名作が山ほどありますよね!
スパイ作品の面白さといえば、やはり身分を偽り敵地に潜入していくハラハラドキドキ感や、敵を翻弄する情報戦などでしょうか。
アクションやロマンスとも相性が良く、人が面白いと感じる要素が全て詰まっているジャンルと言えます。
中には正体を隠すために偽りの家族を作り、その家族にすら正体を秘密にしたまま生活している…という「そこまでするか」と言いたくなるほど徹底しているキャラクターも…
今回紹介するのは、そんなスパイが作り上げた偽装家族に焦点を当てた漫画作品です。
↓その漫画がこちら↓
spy×family(スパイファミリー)【遠藤達哉】
敏腕スパイである主人公が任務達成のために偽りの家族を作り上げますが、利用するつもりで選んだ妻と子どもは、実は殺し屋と超能力者だった!?
お互いの正体を知らない3人が、奇跡的な利害の一致を得て家庭を作り上げていくホームコメディ!
もちろんスパイ漫画としても面白いです!
序盤のみネタバレありで解説していきますので、全くネタバレしたくない方は、下のリンクから飛んでください。
「spy×family(スパイファミリー)」あらすじ(序盤ネタバレ)
東国(オスタリア)と西国(ウェスタリア)。
隣り合う2国は表面上は平和を保っていたが、水面下では熾烈な情報戦を繰り広げる冷戦状態でした。
そして西国側から東国に送られた凄腕のスパイが一人。
”黄昏(たそがれ)”と呼ばれるその男は、これまで百の顔を使い分け、東国の重要人物やその身内に近づき極秘情報を盗み出してきました。
そんな黄昏に、組織から東国の政治家ドノバン・デズモンドに接触するように指令が下ります。
しかしそのためには黄昏が家族を作る必要があるというのです!
なんでも用心深いデズモンドはめったに表舞台に顔を出さず、唯一現れると分かっているのが息子が通う名門学園イーデン校の懇親会のみ。
その懇親会に出席するために、黄昏も子どもを作りイーデン校に入学させろというのです。
あまりの無茶ぶりにさすがに動揺する黄昏ですが、スパイとしての使命を思い出し偽りの家庭を作り上げることを決意します。
「すべてはよりよき世界のため・・・子持ちの父だろうと演じてみせる!」
そして「今すぐ子持ちになるためには、養子を取るしかない」と考えた黄昏は、孤児院を訪れアーニャという少女と出会います。
実はアーニャは人の心が読める超能力者で、黄昏の正体も目的も一瞬で読み取ってしまいました。
黄昏は目の前でクロスワードパズルを解いてみせたアーニャを賢い子だと思い込み、すぐに養子にすることに決めます。(実際には黄昏の心を読んだから解けただけ)
こうして仮初の親子関係となった黄昏とアーニャ。
しかし、気まぐれなアーニャの言動から、黄昏はすぐにアーニャが思ったより賢くないことを察します。
かと思えば心が読めるのかと思うほど察しが良いこともあり、まるで理解不能なアーニャに戸惑いながらも、なんとか打ち解けようと努力する黄昏。
色々とトラブルはありながらも、黄昏はなんとかイーデン校の1次試験をアーニャに突破させることに成功するのでした。
しかし安心したのもつかの間、2次試験ではなんと両親そろっての出席が必須条件だというのです!
こんどは奥さんが必要になってしまった黄昏。
適任者を探してはみますが、なかなかこれはという人物が見つかりません。
そんな時、ちょっとしたキッカケからヨルという女性と知り合います。
弟に「恋人がいる」と嘘をついてしまったというヨルは、「弟を誤魔化すために、恋人のフリをしてパーティーに出てほしい」と黄昏に頼んできます。
これをチャンスとみた黄昏は、面接時に母親役をしてもらうことを交換条件に恋人役を引き受けるこちに。
しかしパーティー当日に別件の任務が入ってしまい、大遅刻してしまう黄昏。
ヨルはからかわれたのかと不安になりますが、黄昏は速攻で任務を片付けて駆け付けました。
勢いあまって恋人ではなく「夫」を名乗ってしまう黄昏。
なんとかヨルの嘘を誤魔化すことは出来ましたが、代わりにヨルが既婚者であるという誤解が広まってしまいました。
黄昏は事態をややこしくしてしまった事をヨルに謝りますが、ヨルはなんと「このまま本当の夫婦なろう」と言い出します。
実をいうとヨルの正体は殺し屋。
ヨルもまた正体を隠すための仮初の家族を必要としていたのです。
スパイ。
殺し屋。
超能力者。
お互いに正体を隠した三人が、奇跡的な利害の一致を得て不思議な家庭を築いていく物語。
「spy×family(スパイファミリー)」主な登場人物
ロイド・フォージャー【黄昏】
西国の組織WISE(ワイズ)に所属するスパイ。
本名は不明ですが、本編ではロイド・フォージャーという精神科医を名乗っています。
変装の達人で身体能力も高く、どんな状況にも対応できる敏腕スパイです。
スパイらしく冷徹な面を持ってはいますが、そもそもスパイになった理由は「昔の自分のような戦災孤児をなくすため」というものであり、根は善人であるといえるでしょう。
デズモンドに接触するために、アーニャを養子にしイーデン校に入学させようとします。
アーニャ・フォージャー【被検体007】
黄昏が養子にした、人の心が読める少女。
家族全員の正体を知る唯一の人物ですが「お互いの秘密がバレると家族が一緒に居られなくなる」と考えているため、自分の能力も含めて秘密にしています。
子どもらしく好奇心の強い性格で、黄昏やヨナの正体を知った時も、怖がるよりもむしろわくわくしていました。
頭脳も体力もあまりないですが、重要な情報をいち早く知ることが出来るので、さりげなく黄昏やヨルを誘導する場面もあります。
ヨナ・フォージャー(旧姓:ブライア)【いばら姫】
普段は市役所の事務員をしていますが、その正体は通称いばら姫と呼ばれる殺し屋。
純粋な戦闘能力で言えば黄昏を凌ぎますが、黄昏の強引な嘘を鵜呑みにしてしまうなどやや抜けているところがあります。
独身であることを同僚からからかわれた事をキッカケに「独身というだけで正体を疑われてしまう」と考えて黄昏に偽装結婚を提案しました。
「spy×family(スパイファミリー)」感想
ワケありの3人が、正体を隠したまま家族になる物語です。
3人とも全く違う立場で、(アーニャ以外は)お互いの事情を全く認識していないにも拘わらず、奇跡的に利害の一致を得て協力していくのが面白い!
嘘で塗り固められた関係なのに、ここまでくると「この家族は本当に仲がいいんじゃないか」と思えてきてしまいます。
目的であるデズモンドにいかに近づくかというスパイ漫画としての面白さもあれば、ちぐはぐな家族が織り成すホームコメディとしても面白いです!
スパイというと非現実的に感じてしまいますが、実は日本ってスパイ防止法が無いからスパイ天国と呼ぶ人も居るらしいですね。
自分の近所にスパイが潜入していたとしても全く不思議はないわけです。
あなたの家族も、実は…?
↓「spy×family(スパイファミリー)」をジャンプ+で読むならこちら↓
[1話]SPY×FAMILY – 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
↓「spy×family(スパイファミリー)」の単行本を読むならこちら↓
↓遠藤達哉先生の他の作品はこちら
↓次のおすすめ漫画を見る
コメント