こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
「ダイの大冒険」アニメ盛り上がってますね!!(2021/06/24現在)
いわゆるジャンプ黄金期と言われる時代に連載していた作品で、僕はリアルタイムで読んでいたわけではありませんが、中学生の時に初めて読んで「なんて面白い漫画なんだ!!」と度肝を抜かされました。
感動的なストーリーに熱いバトル、魅力的なキャラクターたち、しかも当時から好きだったドラゴンクエストシリーズだというのだからもう最高です!!
なかには「ドラクエシリーズって言っても、ゲームと繋がり無いんでしょ?」と言って重視しない人も居るのですが、読んでみると作者である三条先生のドラクエ愛がこれでもかと伝わってきて、ある意味「ドラクエよりドラクエらしい作品」と言えるでしょう。
ハッキリ言ってダイの大冒険を知らずにドラクエ好きは名乗れないと思ってます!(極論)
・・・とついつい前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するのはその「ダイの大冒険」のスピンオフ作品です!
↓その漫画がこちら↓
「勇者アバンと獄炎の魔王」(三条陸・芝田優作)
「ダイの大冒険」の主人公ダイの師匠にして、前勇者であるアバンが主人公のスピンオフ!
本編では断片的にしか語られなかった「アバンがアバン流刀殺法を極め、魔王ハドラーを倒すまでの物語」が明かされることになります。
スピンオフで怖いのは本編のイメージが壊れることですが、この「勇者アバンと獄炎の魔王」は本編における設定を忠実に引き継いでいて、本編のファンにとっては非常に満足度の高いものになっています。
序盤のネタバレありで内容を解説していきますので、全くネタバレしたくない人は、下のリンクから飛んでください。
「勇者アバンと獄炎の魔王」あらすじ(序盤ネタバレ)
※第一話は「ダイの大冒険」単行本13巻に収録された読み切り漫画をベースとしたものです。
魔王襲来!!
世界征服を目論む魔王ハドラーの侵略により、世界は悲鳴を上げていました。
しかし人間たちも座して滅びを待っていた訳ではありません。
屈強な騎士団を抱えるカール王国では、魔王の軍勢に対抗すべくフローラ王女を中心に一致団結しようとしていました!
しかしそんな中で、ろくに騎士としての役目を果たしていない男が一人。
その男アバンは、騎士としての仕事をサボって料理をしたりどこかに出かけたりと、まるで緊張感がありません。
友人であり騎士団長でもあるロカが見かねて注意しますが、アバンは飄々とした態度を取るばかり。
そしてある日、ついにカール王国に魔王ハドラーが襲撃を仕掛けてきます!
ロカを初めとした騎士団が対抗しますが、強大なハドラーと魔物の群れにまるで歯が立ちません。
そしてフローラ王女がハドラーの手に落ちそうになったまさにそのとき。アバンが現れ、魔王の前に立ち塞がりました!
ハドラーはアバンに魔物をけしかけますが、アバンは相手を混乱させるアイテム「毒蛾の粉」を使い、魔物軍団を無力化してしまいます。
一瞬で形成を逆転してしまったアバン。
実は大きな戦いが近い事を悟っていたアバンは、今まで実力を隠しながら戦いに備えていたのです!
アバンは隠していた実力を如何なく発揮し、ハドラーを追い詰めていきます。
しかし周囲が希望を取り戻したのもつかの間、アバンを脅威と見たハドラーもまた本領を発揮!
絶対絶命の状況の中、それでも諦めないアバンの一撃が奇跡を起こします!
奇跡の一撃により辛うじてハドラーを撃退したアバン。
しかしアバンは悟っていました。
この勝利はあくまで偶然であり、もう一度戦えば自分には勝ち目がないことを…。
そしてアバンは旅に出ることを決意します。
奇跡の一撃を完璧なものとし、今度こそ魔王ハドラーを打ち倒すために!
これはかつて世界を救った、もう一人の勇者の物語。
「勇者アバンと獄炎の魔王」主な登場人物
アバン=デ=ジニュアール三世
カール王国の騎士で魔王討伐を目指す勇者。
飄々とした態度で実力を隠していましたが、実際には剣も魔法も一流の腕前です。
学者の家系らしく非常に頭が回り、強い正義感と物事の本質を見抜く目を持っています。
カール王国でのハドラーとの戦いで偶然放った奇跡の一撃(後のアバンストラッシュ)を完成させるために武者修行の旅を決意。
本人曰く「初めて来た村では全員に話しかける主義」らしく、他にもドラクエの勇者を意識したような特徴を多数持ったキャラクターです。
「ダイの大冒険」本編では魔王ハドラーを倒した勇者として登場しており、主人公のダイを初めとしたメインメンバーの師匠となります。
ロカ
カール王国の騎士団長で、アバンの友人。
アバンがハドラーを撃退する様子を見て、アバンこそが魔王を倒す勇者であると確信し共に旅に出ます。
「一生剣に生きる」と公言する堅物ですが、実力を隠していたアバンを怒ることも無く認めたり、裏表のない気持ちの良い性格です。
カール騎士団最強(アバン除く)と呼ばれるほどの実力者で、魔法は使えないが力自慢という典型的な戦士タイプ。
「ダイの大冒険」本編では勇者の仲間の一人として語られていて、マァムの父親でもありますが、既に亡くなっておりその死因は明かにされていません。
レイラ
ネイル村出身の僧侶。
アバンとロカが武術の神と呼ばれる人物を探している際に出会い、案内役を買って出ます。
物腰の柔らかい女性ですが、戦闘においては回復呪文に加えてバキ系呪文や物理攻撃もこなす頼れる存在です。
しかし彼女にはなにやら秘密があるようで…。
「ダイの大冒険」本編では勇者の仲間の一人として語られていて、マァムの母親として登場します。
ハドラー
地上制服を企む魔王。
ドラクエⅠのラスボスであるりゅうおうに近い見た目です。
カール王国を襲撃しフローラ王女を攫おうとしますが、アバンによって撃退され、その後は再戦に向けて力を蓄えています。
「ダイの大冒険」本編の序盤では権力に固執しているハドラーが描かれますが、大魔王バーン曰く「もともとは覇気と強さのみを信じる男だった」らしく、本作ではアバンの強さを認めつつ再戦を楽しみにしている様子が描かれています。
魔王軍四幹部
魔王ハドラーに仕える四幹部。
・ガンガディア:トロル一族でありながら高い知能を持つ異端児。魔王軍の参謀的存在です。
・ギギロ:人面樹の突然変異体。「覇気も野心も無い」と自称していますが、その実出世欲は強い。
・ブラス:ハドラーの邪気により破壊衝動に目覚めたきめんどうし。ハドラーより魔王軍の増強を命じられデルムリン島へ向かいます。
「ダイの大冒険」本編ではダイの育ての親として登場しており、「昔は魔王の手下だった」と述べています。
・バルトス:魔王軍最強の剣士。ヒュンケルの育ての親でもあります。
「勇者アバンと獄炎の魔王」感想
「ダイの大冒険」本編では断片的にしか語られていなかった、アバンの勇者時代の物語。
本編完結からかなり時間が経っているにも拘わらず、本編との矛盾がほとんど見当たらずスピンオフとしては非常に完成度が高くなっています。
見どころとしては、
・アバンストラッシュや大地斬といったアバン流刀殺法がいかにして編み出されていったのか
・ブラスやヒュンケルといった本編でお馴染みだったキャラクターも多数登場
などなど、「ダイの大冒険」ファンにとっては是非ともチェックしておきたい要素が盛りだくさんの作品です!
ロカっていつ・どこで死んだか謎に包まれてるけど、今後明かされたりするのかな…?
↓「勇者アバンと獄炎の魔王」をジャンプ+で読むならこちら↓
[第1話]ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 – 三条陸/芝田優作 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
↓「勇者アバンと獄炎の魔王」を単行本で読むならこちら↓
↓三条陸先生の他作品はこちら↓
↓次のおすすめ漫画を見る
コメント