こんにちは!
漫画大好きサラリーマンのヘーボンです!
大人気漫画であるダイの大冒険はストーリーが面白いのは勿論のこと、心を打つ名言の宝庫と言える作品です!
中でも主人公である勇者ダイは「純粋」な魂を持つ勇者と言われており、偏見や固定観念に囚われないキャラクターとして描かれています。
今回はそんなダイの純粋さや価値観が伝わってくる名言をランキング形式で紹介していきたいと思います。
原作漫画のネタバレを含みますので、ネタバレしたくないよという人はここで記事を閉じるか他の記事へどうぞ!
【序盤ネタバレレビュー】「高橋さんが聞いている。」あらすじ&感想
- 勇者ダイの純粋なる名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
- 10位 おれが勇者だっていうならみんなが勇者だよ・・・!
- 9位おれには 確実にハドラーやバーンを倒していくことのほうが自分のプライドなんかよりもずっとずっと大事だっ!
- 8位おいで…ぼくの友達になってよ・・・
- 7位別にどうでもいいじゃんか 誰が勇者かなんて
- 6位おれも勇者でノヴァも勇者だ!!どっちも勇者なんだよ!
- 5位・・・人間たちが好きだっ!!!おれを育ててくれたこの地上の生物すべてが好きだっ!
- 4位おまえは「力が正義だ」って言ったけど・・・それは違う!違うんだっ!!
- 3位それが・・・それが・・・こいつだったのに・・・!!!
- 2位こうして自分の大好きなものをかばって生命をかける事が・・・!おれの使命なんだよ!
- 1位これが正義かっ!!?より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!!?
- 最後に
勇者ダイの純粋なる名言ランキングベスト10【ダイの大冒険】
10位 おれが勇者だっていうならみんなが勇者だよ・・・!
・・・王様
出典:ダイの大冒険 4巻
おれ・・・まだいいです!
・・・俺一人じゃ勝てなかった・・・
ポップ・・・マァム・・・ゴメちゃん・・・
それにお城のみんなが力を合わせたから勝てたんだ!
おれが勇者だっていうならみんなが勇者だよ・・・!
・・・だから・・・だからせめて
もう少し強くなって
みんなに迷惑かけずに戦えるようになるまで・・・
”勇者”なんて呼ばないでください・・・
・・・はずかしいや・・・
ロモスを攻めていたクロコダインを撃破し、ロモス王から「今日から”勇者ダイ”を名乗るがよい」と言われた時のダイの返事です。
幼いころからずっと勇者に憧れていたダイのことですから、てっきり大喜びするかと思いきやまさかの辞退!
確かにクロコダインに最後の一撃を入れたのはダイですが、それ以前に仲間たちの奮闘や、ダイたちがくるまで持ちこたえていた兵士たちの活躍がありました。
ダイはそのことをちゃんとわかっていたのです。
だからこそ自分一人が勇者扱いされることを良しとしませんでした。
ちなみにこの後「おまえが望まぬとも人々はおまえを勇者と呼ぶだろう」というロモス王の独白があります。
9位おれには 確実にハドラーやバーンを倒していくことのほうが自分のプライドなんかよりもずっとずっと大事だっ!
誇りだのなんだのにこだわってて
出典:ダイの大冒険 21巻
やることもやれないようなら
真の竜の騎士なんかになりたくないよ!
・・・おれには人間の・・・
母さんの血も流れてるんだからさ・・・!!
いままでの戦いだって
ただみんなのためにと思って必死でやってきただけなんだ!!
おれには 確実にハドラーやバーンを倒していくことのほうが
自分のプライドなんかよりもずっとずっと大事だっ!!!
ダイとバラン2人を相手にしようとするハドラーに対し、竜の騎士としての誇りを重んじ一人で戦おうとするバラン。そんなバランに対して「2人で戦うべきだ」と説得するダイのセリフ。
神々によって生み出された竜の騎士であるバランは誇りを重視しようとしますが、ダイの目的はあくまで地上の人々を守ること・・・そのために大魔王バーンを倒す事です。
この時点でハドラーはあくまでバーンの前座であり、ここで大きく消耗してしまっては本末転倒と言えるでしょう。
見栄やプライドに囚われるよりも、確実に目的を果たす事が大切であるという名言です。
余談ですが・・・
後日ハドラーが再選を挑んできた際には、ダイは逆に1対1の対決を受けています。
これはおそらくハドラーがダイにとってバーンの前座でなく超えるべき相手になったということだと僕は考えています。
8位おいで…ぼくの友達になってよ・・・
おいで…ぼくの友達になってよ・・・
出典:ダイの大冒険 10巻
バランによってダイの記憶が消されてしまった際、元々友達であるはずのゴメちゃんにかけた言葉。
ダイがゴメちゃんの事を忘れてしまっている事を示す言葉ですが、実はこのセリフ、一度最終回まで読んでから読み返すと印象がガラッと変わります。
実は最後の戦いの中で、ダイとゴメちゃんが初めて出会った際の話があるのですが、そのときにダイがゴメちゃんに全く同じ言葉を掛けているのです。
つまりこのセリフはダイが記憶を失っている事を示す哀しいセリフであると同時に、本質的には変わっていない事を示す希望を感じさせるセリフでもあるのです。
ダイにとっては未知の存在であるゴメちゃんに対し、偏見無く何度でも友達になろうとする、純粋なダイらしい名言です。
7位別にどうでもいいじゃんか 誰が勇者かなんて
別にどうでもいいじゃんか
出典:ダイの大冒険 18巻
誰が勇者かなんて
強い仲間なら何人いたっていいし
勇者は一人だけっていう
きまりがあるわけでもないし
2人いたって3人いたって・・・
100人いたっていいんだからさ!!
「ダイではなく自分こそが真の勇者だ」と言い放った北の勇者ノヴァ。腹を立てたポップに「おまえは腹がたたないのか?」と聞かれた時のダイの返答。
幼いころから勇者に憧れていたダイですが、あくまで勇者の生き様に憧れていたのであって、実は勇者という肩書にはそこまで執着はありません。
勇敢で優しい人を勇者と呼ぶなら、それは一人である必要はなく、何人居たって良いはずです。
ドラクエファンとしては勇者を特別視しがちですが、良い意味でドラクエらしくない名言といえます。
6位おれも勇者でノヴァも勇者だ!!どっちも勇者なんだよ!
う~ん よくわからないけで・・・・・・
出典:ダイの大冒険 29巻
ただ 力とか勇気とかが強い奴じゃない事だけはたしかだよ
みんなおれの事を”勇者”だって言ってくれるけど
ノヴァだって故郷のリンガイアじゃあ”北の勇者”ってみんなが呼んでくれてたんだろ?
・・・じゃあそれでいいじゃん!!
ノヴァの方がおれよりちょっと力が無くたって
それで救われている人がいるなら!!
おれも勇者でノヴァも勇者だ!!
どっちも勇者なんだよ!
北の勇者ノヴァから「本物の勇者とはどういう人物なんだ」と聞かれた時のダイの返答。
明確には答えられていないものの「勇者は一人じゃない」「ノヴァも勇者だ」と言い、ダイと自分の力の差に落ち込んでいたノヴァを励ましました。
このやりとりによりノヴァは「勇者とは周囲の人に勇気を与える存在だ」という結論に至ります。
5位・・・人間たちが好きだっ!!!おれを育ててくれたこの地上の生物すべてが好きだっ!
・・・人間が・・・たまにそういうひどい事をするのなんて・・・百も承知だ
出典:ダイの大冒険 32巻
おまえの言う事もうそじゃないと思う
・・・でもいいんだ!
それでもおれはみんなが・・・
・・・人間たちが好きだっ!!!
おれを育ててくれたこの地上の生物すべてが好きだっ!!!
・・・・・・もし本当におまえの言う通りなら・・・
地上の人々すべてがそれを望むのなら・・・
おれはっ・・・おれはっ・・・!
・・・おまえを倒して・・・!
この地上を去る・・・!!
大魔王バーンの「余の仲間にならんか?」という勧誘を突っぱねた際のセイフ。
「いずれ人間たちはダイを迫害するようになる」というバーンの発言を部分的に認めた上で、それでもダイは「人間が好きだ」と言い放ちました。
竜の騎士として生まれ、魔物に育てられ、人間と共に冒険してきたダイは、種族によって相手を差別するという事をしりません。だからこそ、自分に関わった地上の生物すべてを (人間を含めて) 同じように好きになる事が出来たのでしょう。
そして自分が大好きな存在を守ろうとし、それを滅ぼそうとするバーンとは決して相容れることはありませんでした。
大切な存在を守るためならば自分が地上に居られなくたっても構わないという、自己犠牲的なまでに純粋な名言です。
4位おまえは「力が正義だ」って言ったけど・・・それは違う!違うんだっ!!
・・・おまえは「力が正義だ」って言ったけど・・・それは違う!
出典:ダイの大冒険 23巻
違うんだっ!!
おれが・・・今まで教わってきた正義とっ・・・!!!
おまえは・・・・・・絶対にまちがってる!!!
大魔王バーンの「力こそがすべてを司る心理だ」という発言を否定するダイの名言。
ブラスもアバンもバランも、ダイに正義を語る時には”心”の大切さを説いていました。
バーン自身も神々の巨大な力によって魔界におしこめられたことに反発しているわけですから、「力が正義」では本当の平和は実現できないでしょう。
”正義の心”とそれを実現できる”力”、両方が必要なのです。
3位それが・・・それが・・・こいつだったのに・・・!!!
・・・たしかに人間はたまにひどいことをするよ
出典:ダイの大冒険 12巻
かってなことをしたり いじめたり
仲間はずれにしたり・・・
・・・でも中にはそうじゃない人間もいるんだ!
おくびょうだけど一生懸命頑張って
正しい事をしようと努力している・・・
それが・・・
それが・・・こいつだったのに・・・!!!
バランにより記憶を奪われたダイは、ポップの決死のメガンテをキッカケに記憶を取り戻しました。あくまで人間を悪と主張し、ダイにもそれに従うように迫るバランにダイが言い返した際のセリフ。
竜の騎士の血を引いているダイ自身、助けたはずの人間に怯えられ疎外感を感じたことがあります。
しかしその時にダイを励まし「正体がなんだろうと仲間だ」と言ってくれたのが親友のポップでした。
そんなポップが今またダイを守ろうとして死んでしまった事を嘆き悲しむ名言です。
現実でも企業の不祥事が発覚した時に、本当に悪い人じゃなくて責任感の強い人が責任を取らされるみたいなことありますよね・・・。
2位こうして自分の大好きなものをかばって生命をかける事が・・・!おれの使命なんだよ!
・・・許してくれポップ
出典:ダイの大冒険 37巻
こうする事が・・・!!
こうして自分の大好きなものをかばって生命をかける事が・・・!!!
ずっと受け継がれてきた・・・・・・
おれの使命なんだよ!!!!
地上を守るために、キルバーンが起動した”黒の結晶”を抱えて飛び出すダイとポップ。
ポップは「おまえと一緒なら悪くない」と二人で犠牲になる事を受け入れますが、ダイはそんなポップを突き飛ばし、自分一人が犠牲になる事を選びます。
その際のポップに向けたダイの独白がこちらのセリフ。
思えばダイはずっと正義のためというより「大事な誰かのため」に戦っていたように思います。
最初は「アバン先生の仇のため」だったり「レオナ姫を守るため」だったりしましたが、冒険を進める上で守るべき大切な人が増えて行きました。
勿論ポップもその一人です。
だからこそ、最後の最後でポップを守る事に迷いがなかったのでしょう。
そしてダイの両親であるバランやソアラも、かつて愛する人のために身を挺して亡くなっています。
両親と過ごした時間が短いダイですが、その心の優しさはしっかりと受け継がれていたのでした。
1位これが正義かっ!!?より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!!?
”力が正義”
出典:ダイの大冒険 37巻
常に そう言っていたな・・・・・・バーン!!
これがッ!!!これがッ!!!
これが正義かっ!!?
より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!!?
こんなものがっ…!!!
こんなものが正義であってたまるかっ!!!!
竜の紋章2つの力で竜魔人化したダイ!
大魔王バーンが常に主張していた”力が正義”という主張を、世界最強となったダイが否定するという名言です。
バーンは作中において、人間の欲深さや種族によって差別し迫害する性質を指摘し、人間を「守る価値の無い最低の存在」と呼びました。
その上で力を振るう快感を語り、「ダイもいつか自分の力に酔いしれるようになる」と語ります。
しかしダイにとっての正義とは、あくまで人を思いやる心があってこそのもの、バーンの語る”力が正義”の価値観を受け入れることはありません。
もし現実にバーンの望む世界になったとしたら、確かに種族による差別は無くなるのかもしれません。しかしそれは単に迫害される対象が変わるだけ、本当の平和が来るわけではないでしょう。
アバン先生の教えにもある様に「正義なき力」も「力なき正義」もどちらも無力なのです。
人としての心を捨てる覚悟で竜魔人となったダイは、世界最強の力を振るいながらもその「無力さ」に涙を流すのでした。
最後に
以上、勇者ダイの純粋なる名言ランキングベスト10いかがだったでしょうか。
ダイの大冒険の名言というと、ポップやバーンの名言が有名だったりしますが、当然ながら主人公であるダイも数多くの名言を残しています。
単純にカッコいいセリフは他にもあるのですが、今回はダイの性格や価値観がよく現れていると思った言葉を選ばせて貰いました。
竜の騎士の子どもとして生まれ、魔物の手で育てられ、人間と共に冒険してきたダイは、他人に対して偏見や先入観を持つことがありません。
例え敵であっても同情すべき相手には同情してしまう純粋な心を持った少年なのです。
固定観念に縛られがちな現代人ならば、ダイの名言にハッとさせられることも多いかもしれませんね。
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