こんにちは!
ダイの大冒険大好きサラリーマンのヘーボンです!
ダイの大冒険は主人公のダイたちと魔王軍との戦いを描いたお話ですが、その魔王軍と真っ先に戦っていたのは各国の兵士達です。
各国を率いる王様・女王様はダイたちに協力的な人物が多く、ダイたちは王族たちの協力を得ながら魔王軍に対抗していくのですが、中には足を引っ張ったり、「もっと頑張ってくれよ」と言いたくなる王族も存在します。
今回はダイの大冒険に登場する7人の王族を無能順にランキング付けしてみました。
※この記事にはダイの大冒険のネタバレ、登場キャラに対する批判的なコメントがありますので、気にする方はここでページを閉じるか他の記事へどうぞ!
国を背負う資格なし!?無能王族ランキングベスト7【ダイの大冒険】
7位 レオナ(パプニカ王国王女)
無能ランキング最下位、つまり一番有能な王族はレオナです。
口の悪い王女として登場しましたが、王族としての責任感は非常に強く、父親であるパプニカ王が死亡してからは幼いながらも実質的な指導者として強いカリスマ性を発揮し、動揺する兵士たちを纏めていました。
さらに国や父親の仇とも言えるヒュンケルを許し、仲間に引き入れる度量の深さを見せています。
元々パプニカにはバロンやテムジンといった悪人や、マトリフを追い出した王の側近の存在など権力者の腐敗があったはずですが、(一度滅びたときに死んだか逃げ出したのか)レオナが国を再興してからは見当たらず、三賢者やバダックといった善人が重用されていることからも、レオナの有能性が伺えます。
ダイたちのパーティーの一員として戦闘に参加することもあり、攻撃力特化のダイのパーティーにおいては貴重な回復要員となりました。
さらに世界中の国々が協力して魔王軍に対抗する必要があると考えて世界会議を開催し、世界中が纏まる切っ掛けとなります。
まさにダイの仲間としても王族としても存分に活躍した人物です。
6位 クルテマッカⅦ世(ベンガーナ王国国王)
鬼岩城相手に無謀な戦いを仕掛けたベンガーナ王ですが、実はダイたちの戦いに対してかなり貢献度の高い王族です。
魔王軍の本拠地である死の大地へ攻め込むためにサババに造船基地を作った際は、ベンガーナ王が資金を全額出費し、さらに軍隊を送って人手や戦力面でも貢献していました。
あいにくサババの基地はハドラー親衛騎団に潰されてしまいますが、おそらくその後の戦いでも人間軍の資金源はベンガーナ王だったと思われますし、そもそも人間軍の大半がベンガーナ兵で構成されていることを考えれば、まさに国を挙げて協力していることが分かります。
鬼岩城との戦いで無謀な戦いを仕掛けたのも、「魔王軍という強大な敵と戦うのに、12歳の少年に頼らず軍隊を使う」というのはよくよく考えれば当然の判断ですし、その後語られた「一度勝てると信じたら最後まで勝利を疑わない」というベンガーナ王の信念から出た行動であったと言えるでしょう。
軍事面・資金面で国を挙げて貢献したベンガーナ王が、無能ランキングワースト2位となりました。
5位 シナナ(ロモス王国国王)
無能ランキング5位はロモス王。
このあたりから少しずつ無能感が出てきます。
お人好しの王様で、偽勇者に国宝である覇者の冠を渡しそうになったり、ザムザを魔族のスパイと見抜けずに重用したりと、とにかく騙されやすいのが欠点です。
一番の失態は覇者の剣という強力な剣を所持しておきながら、まんまと魔王軍に奪われてしまった事でしょう。
おかげで覇者の剣はハドラーの手に渡り、ダイは苦戦を強いられることになりました。
国の軍事力についても、クロコダインから「強いものは1人もいない」と言われてしまっており、人材にも恵まれていない事が分かります。
ただダイが偽勇者と戦った時は、突然現れたダイの正当性を見抜きましたし、覇者の冠や覇者の剣といった国宝を惜しみなく人に与えようとするなど、王としての度量は大きいようです。
特にダイの剣の素材となった覇者の冠をダイに与えているのは大きな貢献であると言えるでしょう。
武術大会を開いたのも魔王軍に対抗するための戦力を集めるためだったようですし、軍事力が弱いなりに出来ることをやろうとしている姿勢は立派であると言えます。
4位 フローラ(カール王国女王)
無能ランキング4位はフローラです。
レオナを5人目のアバンの使徒に選び、大破邪呪文の存在を伝え、人間軍の実質的な総大将として魔王軍との最終決戦の指揮をとりました。
重要な役割を担ってはいるのですが、実際の活躍シーンはと言うと、そこまで多くありません。
レオナに大破邪呪文を習得させるために破邪の洞窟に同行しますが、やったことと言えばスライムを追い払った事と最後にリレミトを唱えた事くらい…
なによりも大破邪呪文ありきの計画を立てているにも拘わらず、それに必要なアバンのしるしが光るかどうかをなぜ事前に確認しようとしなかったのでしょうか。
魔王軍に捕まっていたヒュンケルは仕方ないにしろ、他のメンバーで確認したのはレオナとマァムのみ。結果としてポップのしるしが光らずに、人間軍は窮地に立たされることになります。
ポップは後に「自分から相談すべきだった」と反省しますが、そもそもフローラはポップにアバンのしるしの事を教えてすらいません。(ポップは盗み聞きしたので知っていましたが)
「ポップを信じていたから」と好意的に考えることは出来ますが、一緒に冒険してきたダイやマァムならまだしも、殆ど接点の無かったフローラが「ポップを信じている」と考えるのは違和感がありますし、どちらかというと「アバンが選んだ人だから」というアバンへの信頼が強すぎて盲目的になっていたと考えた方がしっくりきます。
人間軍のリーダーとして象徴的な意味での貢献はあったように思いますが、現実的な活躍は少なく、ポップへのケアが足りなかったフローラが4位となりました。
3位 ソアラ(アルキード王国王女)
バランが唯一心を許した女性で、ダイの母親。
バランに人間の心の温かさを教え、国へ迎え入れたことは国家への貢献と言えますが、最終的に国を捨てているので王族としての評価はどうしても低くなってしまいます。
また結果論ではありますが、彼女がバランを庇って死んだことが国の滅亡を招いてしまっており、バランが人間を憎悪するきっかけとなってしまいました。
ソアラ本人が望んだこととは全く逆になってしまった事がなんとも皮肉です。
2位 フォルケン(テラン王国国王)
作中で唯一明確に国政に失敗している王様です。
典型的な平和主義で、国民に武器や道具の生産を禁止しましたが、多くの国民がそれに反発し国を出て行ってしまい、国力の衰退を招きました。
現在は村と呼んでも差し支えないくらいの規模しかなく、「侵略価値がない」という理由で魔王軍の侵攻を免れているので、ある意味ではテラン王の目論見は当たっていたとも言えます。
しかし国民の大半が出て行ってしまったのでは国を守れているとは言えないですし、バーンの目的は地上の消滅なので、テランの滅亡も時間の問題だったでしょう。
テラン王も自分の失政は自覚しているらしく反省しているような言動はあるものの、方針の転換は考えていないようで、このまま国が滅びてしまうのも仕方ないと考えている節があります。
一応ダイたちに城を貸してくれたり、古代の伝承を伝えてくれたりするのですが、世界の滅亡を前にした一国の協力としては物足りないと言わざるを得ません。
まさにアバンの言う「力なき正義」を体現したかのような人物で、善人ではあるのですが指導者としては頼りない王様です。
1位 アルキード王
ベスト・オブ・無能王はアルキード王です。
ソアラが連れてきたバランを一度は受け入れたものの、側近の言葉に惑わされてバランを魔物と疑い追放してしまいます。
それだけならば側近に騙されただけと考えることも出来ますが、その後バランを庇って死んだソアラを「恥知らず」呼ばわりしたのはいただけません。
娘に対する愛情が一切感じられない上に、案の定バランの怒りを買ってアルキード国の滅亡を招いてしまいました。
それがバランが人間を憎む切っ掛けとなり、ひいてはカールやリンガイアといった強国の滅亡にまでつながったのですから、彼の罪の深さは計り知れません。
そもそもバランという最強の騎士としっかり信頼関係を築けていればアルキード国は今頃世界一の強国になっていてもおかしくありませんし、魔王軍が攻めてきたとしても、バーン自身が出てこない限り地上は安泰だったでしょう。
絶好のチャンスを活かせず、国の滅亡を招いてしまったアルキード王が、晴れて無能ランキング1位に輝きました。
ダイの大冒険に登場する王様・女王・王女たち
以上、無能王族ランキングベスト7如何でしたでしょうか。
ダイの大冒険に登場する王族はアルキード王以外善人ばかりなので、普通に紹介しても面白くないかな…と考えて敢えて無能ランキングとさせて頂きました。
例え善人であっても、国民を守る能力が無ければ王族としては失格です。
アバン先生の言葉に「正義なき力も、力なき正義も無力」というものがありますが、王族こそ力と正義、両方を併せ持つ必要があると言えます。
そんな理想を求められる重責は、我々小市民には想像も及ばぬほどでしょうが、そんな重責に負けない者が名君と呼ばれる王になるのでしょう。
あなたはどの王族が治める国に住みたいですか?
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コメント
ベンガーナ王最初に読んでた時は調子にのった嫌な王様で改心して良い人なったと思ってたけど大きくなって改めて読むとわが軍をどうやって使って魔王軍と戦うって発言侮ってたとはいえ魔王軍相手に自国の国力を惜しまず最前線で戦うつもりだったわけだし調子に乗ってたけど最初から他者の為に尽力を惜しまない立派な王様だったんだよね